今日、こんなコラムを読んだ。某所で絶賛されていたので。
岸博幸のクリエイティブ国富論
http://diamond.jp/articles/-/47985
ちなみにこの要約については陳胡痒氏のサイトより引用。実に的を射た要約である。
【陳胡痒】本日のネタオチ
http://chinkokayuirv.blogspot.jp/2014/01/blog-post_7160.html
岸氏は、とりあえず現在の恐慌の要因はデフレであるとは考えていない事がわかる。
つまり、何らかの恐慌要因があって、デフレになっていると主張している人なのだ。
で、原因はグローバル化にあると考えていて。それが格差拡大の要因となっている、一般層の賃金低下の要因としている。(俺も同意見)
これを解消する為には、雇用の流動性を持たせるべきだと言っているわけだ。すなわち、バカな従業員や経営者をクビにできれば、優秀な社員にだけ給与を払う事ができ、給与は改善すると。
典型的な、小泉流構造改革論者の言い分である。
いつも思うのだが…。彼らはなぜ、解雇された人がすぐさま新しい職にありつけると考える事ができるのだろうか。そこが彼ら最大の矛盾だと思うのだが。彼らの論理を成立させるには、解雇した労働者が、即座に自分にふさわしい職を発見でき、その職に正社員として徴用される必要があるはずだ。
SEやってる俺が断言するが。日本のビジネス環境で、最強の人は「消費者」であって「需要創設者」である。日本はまさにお客様天国。お客様は神様である。
日本は既に供給者としては世界的に究極の位置にあると思っていいと思う。
よく、「日本人は効率がよくない。ヨーロッパはあれだけの余暇を取りながら、日本人より高給で効率よく仕事をしている」なんて言うが、絶対そんな事はない。俺はドイツ人やフランス人と一緒に仕事をした事があるが、奴らはものすごい怠惰である。
仏労働者は「1日3時間しか働かない」、米企業CEO
http://www.afpbb.com/articles/-/2930103?pid=10322749
彼らの給与がよい理由は俺も知らん。資産運用とかの利鞘が日本より大きいとか、破格の外国人の奴隷労働力で利鞘を稼いでいるのか…。
で、そーゆー怠惰さが、彼らを需要者・消費者としての面で金を国に落としてて、経済を回しているのである。
日本に圧倒的に足らないのはこっち。需要者なのである。
日本はこれ以上効率化するならば、確実に需要者は減っていく。需要者の給与が減るんだからな。明らかに「デフレで今困っている事が増幅していくと想像できる政策」を、自分の論のデメリットを完全に無視して話ができる彼らの気持ちが全然理解できない。
彼らの弁だと「雇用を奪い、低賃金労働が増加している」問題を「従業員や経営者を簡単に解雇できる仕組み」という政策で解決できるとしているのだ。
「風が吹けば桶屋が儲かる」並に意味不明だろう?この「解決」にたどり着く為には、複雑なプロセスを踏む必要があって、かつ上記で述べたとおり懸念されるデメリットが山ほどある。
正直、正気か?と思った。これでこの人、よく「有名な識者」とかやってるな…。
と思って写真探すと。
おお。テレビほとんど見てない俺でも何回も見たことがあるわ。よく政治系番組とかのひな壇に座ってる人だわ。
で、職歴も経産省官僚→総務大臣秘書官→慶應義塾大学院教授とか、まさにサラブレットやん。
俺は、今の日本の不況の大半の原因がデフレに起因すると思っているのだけど…。
こんな、「デフレは不景気にあらず!不景気だからデフレ化するのだ」って人が絶賛されるようじゃねぇ…。
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岸博幸のクリエイティブ国富論
http://diamond.jp/articles/-/47985
賃金が増えないのは本当にデフレだけが原因?いやいや、グローバル化が進めば工場が新興国に移転し、そしてデジタル化が進めばロボットが工場に、コンピューターやIT武装した機械がオフィスやお店などあらゆる仕事の場に進出するので、それが中間層の雇用を奪い、低賃金の肉体労働系の雇用ばかりを増やしているので、全体として賃金が下落する一方で、一部の富裕層に富が集中し、格差が拡大しているとなります。ですから、賃金を増やすためには、もっと従業員を簡単にクビにできるようにしたり、ダメ経営者をクビにする仕組み(独立取締役の設置の義務化など)を充実させたりといった構造改革の推進が必要なのです。そうすれば、雇用も賃金も増えるでしょう・・・・
ちなみにこの要約については陳胡痒氏のサイトより引用。実に的を射た要約である。
【陳胡痒】本日のネタオチ
http://chinkokayuirv.blogspot.jp/2014/01/blog-post_7160.html
岸氏は、とりあえず現在の恐慌の要因はデフレであるとは考えていない事がわかる。
つまり、何らかの恐慌要因があって、デフレになっていると主張している人なのだ。
で、原因はグローバル化にあると考えていて。それが格差拡大の要因となっている、一般層の賃金低下の要因としている。(俺も同意見)
これを解消する為には、雇用の流動性を持たせるべきだと言っているわけだ。すなわち、バカな従業員や経営者をクビにできれば、優秀な社員にだけ給与を払う事ができ、給与は改善すると。
典型的な、小泉流構造改革論者の言い分である。
いつも思うのだが…。彼らはなぜ、解雇された人がすぐさま新しい職にありつけると考える事ができるのだろうか。そこが彼ら最大の矛盾だと思うのだが。彼らの論理を成立させるには、解雇した労働者が、即座に自分にふさわしい職を発見でき、その職に正社員として徴用される必要があるはずだ。
SEやってる俺が断言するが。日本のビジネス環境で、最強の人は「消費者」であって「需要創設者」である。日本はまさにお客様天国。お客様は神様である。
日本は既に供給者としては世界的に究極の位置にあると思っていいと思う。
よく、「日本人は効率がよくない。ヨーロッパはあれだけの余暇を取りながら、日本人より高給で効率よく仕事をしている」なんて言うが、絶対そんな事はない。俺はドイツ人やフランス人と一緒に仕事をした事があるが、奴らはものすごい怠惰である。
仏労働者は「1日3時間しか働かない」、米企業CEO
http://www.afpbb.com/articles/-/2930103?pid=10322749
【2月22日 AFP】米タイヤ製造大手タイタン・インターナショナル(Titan International)の最高経営責任者(CEO)が、経営難に陥ったフランスの工場を買収してほしいとの仏政府からの要請に対し、フランスの労働者は「1日に3時間しか働かない」ため、工場の買収は「ばかげている」と返答していたことが分かった。
彼らの給与がよい理由は俺も知らん。資産運用とかの利鞘が日本より大きいとか、破格の外国人の奴隷労働力で利鞘を稼いでいるのか…。
で、そーゆー怠惰さが、彼らを需要者・消費者としての面で金を国に落としてて、経済を回しているのである。
日本に圧倒的に足らないのはこっち。需要者なのである。
日本はこれ以上効率化するならば、確実に需要者は減っていく。需要者の給与が減るんだからな。明らかに「デフレで今困っている事が増幅していくと想像できる政策」を、自分の論のデメリットを完全に無視して話ができる彼らの気持ちが全然理解できない。
彼らの弁だと「雇用を奪い、低賃金労働が増加している」問題を「従業員や経営者を簡単に解雇できる仕組み」という政策で解決できるとしているのだ。
「風が吹けば桶屋が儲かる」並に意味不明だろう?この「解決」にたどり着く為には、複雑なプロセスを踏む必要があって、かつ上記で述べたとおり懸念されるデメリットが山ほどある。
正直、正気か?と思った。これでこの人、よく「有名な識者」とかやってるな…。
と思って写真探すと。
おお。テレビほとんど見てない俺でも何回も見たことがあるわ。よく政治系番組とかのひな壇に座ってる人だわ。
で、職歴も経産省官僚→総務大臣秘書官→慶應義塾大学院教授とか、まさにサラブレットやん。
俺は、今の日本の不況の大半の原因がデフレに起因すると思っているのだけど…。
こんな、「デフレは不景気にあらず!不景気だからデフレ化するのだ」って人が絶賛されるようじゃねぇ…。
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