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あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

人として問題のある人々

2010年12月07日 22時50分50秒 | 政治(国内・その他)
【痛いニュース】「漫画好きは人生行き止まり感じてる人が多い。現実の生きてる女を口説け」…猪瀬・東京都副知事
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1573915.html

 先日から、東京都で成立しそうなアニメ・漫画の規制法案について。様々な人が都知事やら、この副都知事を叩いている。
 まあ漫画家さん達の言いたいことはよくわかるし、石原都知事の「そんな事ぐらいで描けなくなるとか作家じゃねぇよバーカ。卑しい職業の奴ら…」とか、ストレートで最低な言い草だと思う。

 実際、一部の少女漫画とか少年漫画でかなり行き過ぎの表現はあるんだけど、結局漫画家さん達の恐れている事は、法の恣意的解釈での言論弾圧なんだよな。なーんかそれを可能にできそうな、曖昧な表現で作られてる法律だしね…。
 後、AVとかは何故放置なの?ってのもあるのだろうし。

 まあ、その辺りの話については、今後どう影響してくるか。注視はしていこうと考えているのだが。きっとじわじわと、真綿で首を締めるように、日本の漫画市場が縮小したりしていくんだろうなぁとか、思うわけだ。
 ヤング紙の新刊が続々出版され、少年誌から暴力表現の激しいのとかが次々と撤退していくとか。

 それは置いておいて、俺が今回気になったのは、この猪瀬氏の言い草だ。石原氏と違い、その物言いはストレートじゃないけれど。

マンガの関係が好きな人のなかには人生が行き止まりと感じている人が多いという印象を受けます。生きている女を口説きなさない。瞬間、瞬間、言うことが予想外に変わるから、そのほうがおもしろくて未知で愛おしいよ。


 つまり、これはこの人が、こう考えていると思って間違いない。

「漫画読むような奴は、人生に行き詰まり、コミュニケーション能力低いから女に声もかけられない可能性が高い」

 俺の勤める会社で、俺が些細な事務的連絡ミスをした時、小さな会社なので、直々に社長から一度、注意された事があるんだが、その連絡係をしていた人が女性で、

「君、まさか彼女が女性だからと侮ってそんな事をしているんじゃあるまいな」

 と言われた事がある。
 俺はこれに、かなりカチンときた。「滅相もない。単に私の不注意です。」と言ったものだが、こんな台詞はこう思ってなければ出てこないと思うのだ。

「自分を含め、普通の男は女を侮っている。…が自分はそうではない」

 例えば俺の部下が、なんらかの連絡ミスをしたとしても、「女だからといって侮っているだろう?」みたいな言い方は絶対しない。
 要するに、そんな発想が出てくる事事態、問題があるのだ。病んでると言い換えてもいいと、俺は思う。

 副都知事もその類だ。漫画を読む奴はこんな奴だという偏見があり、その思考において病んでいるのである。

 ちなみに俺は、結婚するまではナンパに明け暮れる毎日で、ナンパは俺のコミュニケーション能力を豊かにしてくれたと思ってはいるが、父が漫画家で、全ての少年誌が発売前に自宅に見本本として届く環境で、誰より漫画に詳しい超オタクであった。
 今もジャンプ、サンデー、マガジン、チャンピオン、BJ、SJ、ヤンマガ、ヤンジャン、ヤングアニマル、ヤングチャンピオン、スピリッツ、モーニング、月マガは確実に読んでいる。
 実家時代は妹がLALAとりぼんとマーガレットを購入していた事もあり、赤石路代とか篠原千絵とか作者デフォ買いの少女漫画も多数あるし、アワーズやビーム、ガンガン等もコミックスで購入しているものも多数ある。全然関係ないが、あと数日で発売する川原礫の「ソードアートオンライン」がムチャクチャ楽しみであり、今は茅田砂胡の「祝もものき事務所」を読んでいる。

 猪瀬よ。俺はあんたの言うかなりレベルの高い(=痛いぐらいの)漫画&アニメ&ゲーム&ラノベ好きだが、女にもてたことはないと思うがナンパしまくってたし、俺の友人連中を見渡してもそこそこ人生を楽しみつつ、責任持って仕事してる部類に入るぞ。まだ30代で結婚し、一軒家建てて、既に住宅ローンも完済してるし、子供2人の学資保険もやってるし。

 漫画読んでる奴はリア充になれねぇとか、そんな発想出てくる段階でカスなんだよ。俺の周辺で漫画好きの人生どん詰りなんて一人もおらんわ!
 小学校とかで、漫画やゲームの共通の話題がない奴の方が、俺はむしろ人生が豊かではないと思うね。なんでもやり過ぎはあかんと思うだけだ。
 オタク上等。俺はむしろ、宗教とか性の縛りがない、日本のオタク文化が大好きだ。未だに同級生3とかふぁみ探3とか待ってるぜイエー!!今やってるドラクエモンスターバトルロードビクトリー終わったらPC版シュタゲ買うぜ!XBOXは死んでも買わねー!

 …個人的に。
 俺は最近、法案提出者の意図として、本当に日本のソフトパワー抑制を目論んでいたとしても、法の恣意的解釈で創作作品を取り締まるのは困難だと考えている。やはり恐ろしいのは自主規制なのだ。
 なんというか、創作活動をしている人に、「がんばってくれ」としか言いようがないよな…。

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ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット (電撃文庫)



続・俺は自民党を崇拝なんぞしていねぇ(どこの続編か謎)

2010年12月07日 22時39分32秒 | 政治(国内・その他)
【正論】東洋学園大学准教授・櫻田淳 安保での失点は安保で取り戻せ
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101207/plc1012070240001-n1.htm

 俺は、自分の立ち位置がかなりリベラル寄りである事をいつも主張している。
 で、有名所の論客で、誰に一番近いかと言えば、多分この桜田淳氏だと思う。産経新聞にいつも寄稿してる、正論にコラム書いてる人だから、普通に保守っぽい立ち位置なんだが、この人はリベラルだ…と思う。

「俺はリベラルなんだけど、日本のリベラルはリベラルではない」

 とまあ彼はこんなスタンスである。
 今回の彼のコラムは、そんな彼らしいなぁと思ったので、紹介する。たまに、ウチの読者に「あんたなんでリベラルとか言いながら自民党を崇拝してんの信じられな~い」と言われるので、参考になるかなぁと。

 まあ、詳しくは上記コラムを読んでもらえば判るんだが、今回の彼の主張は次のとおりである。

「菅内閣の一番の問題点は、安保の問題。その失点を取り戻すには憲法9条改正が起死回生。菅は自身のアイデンティティを否定する事になるが、これをするなら自民党にも成し得なかった事で、政権交代の意味があり、生き残る策となるし、自民党も乗ってくるだろう。」

 いやあ、まあ、これができるなら、まさに起死回生だな。超正論。
 無論、団塊の世代の亡霊共である菅や仙谷は、こんな事決断できないだろう。

 もしこれをやれるなら、多分この件だけの与野党共闘が実現し、共同のプロジェクトチームが発足する。小澤や鳩山は、元々憲法改正論者だし、表立って反対はできまい。

 しかしこれは、菅や仙谷の元々の出身である日本社会党のアイデンティティを真っ向から否定している。民主党の中には、これだけは絶対賛成できないという勢力も存在するであろう。社民党との連立維持もおそらくはできまい。最悪、民主党は真っ二つである。

 櫻田氏は、無論民主党内の軋轢はわかった上、「今は活動家ではなく国政を握る与党のドンなんだから」と、上記提案をしている。
 確かに、これで強いリーダーシップをとって見せれば、おそらくは支持率は回復するであろうが、民主党内の決して少なくないメンバーは強い不満で渦巻くだろう。それを平定するのもリーダーシップと言ってしまえばそれまでなんだが。

 政治というものは調整の産物だから、現行体制でのこの策は不可能ではないかと思う。
 これを行う即ち、民主党内の旧社会党勢力との決別を意味し、同時に自民党はじめ保守勢力との連携を模索する「大連立」が、多分彼の最終的な解答なのだと思う。俺も、多分それしか「菅内閣」が今後生き残る道はないと思う。
 しかし、民・自の大連立は、自民党総理を要求される事態が想定できる為、それを口に出せないのではないかと思われる。だって民主党が旧社会党勢力と決別しちゃうと、菅は総理に留まって生き残るしか道がなく、自民党との連立を模索すると自分が総理ではなくなる。彼にとってまったく意味がないのだ。

 要するに既に八方塞がりであり、現実的には現行維持でジリ貧しか、彼には道がないのであった。
 後は地道に泥臭く、使えるものは野党でも使うというハラで、実績を積み上げていくしかない。とりあえずは民間所有の尖閣諸島は国が買い上げ、自衛隊を駐留させるべきだろう。一歩一歩、最低限の安保案件ぐらいは積んでいけと言いたい。

 まあでも、憲法9条改正に着手したからって言っても、多分支持率低下を完全に止める事は難しいだろうけどね。
 外国人参政権や、朝鮮学校の授業料無償化、皇室典範改正、人権擁護法案、公務員改革法案、尖閣ビデオの隠蔽、普天間の混乱、八ッ場ダム問題、レアアース関連を中国と共同研究、CO2の25%削減と子ども手当の為の増税…。
 このへんの、禍根残りまくり案件の整理ができないとな。マイナス政策のやり過ぎなんだよ。

 ところで、俺は彼のコラムで初めて「画餅(がべい)」という言葉を知った。字面から、つまりは「絵に描いた餅」という意味なんだろうけどな。

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