あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

青少年ネット規制法

2008年06月12日 20時15分34秒 | 政治(国内・その他)
【問題点】

 問題点は1点のみ。

>特定サーバー管理者は、その管理する特定サーバーを利用
>して他人により青少年有害情報の発信が行われたことを知
>ったとき又は自ら青少年有害情報の発信を行おうとすると
>きは、当該青少年有害情報について、インターネットを利
>用して青少年による閲覧ができないようにするための措置
>(以下「青少年閲覧防止措置」という。)をとるよう努め
>なければならない。
(青少年ネット規制法より引用)

 つまり、国内サーバにて、有害情報があった場合は削除されるということ。
 「未成年者に有害情報を見せない」というのはタテマエで、削除されちゃうんだから、成年だって有害情報が見れなくなる。ここの解釈が大問題。
※俺は、有害サイトの年齢認証フィルタリングはいいと思っている。


【積極的に成立に貢献した政治家は誰か】

 自民党:高市早苗(青少年特別委員)
 民主党:松本剛明、高井美穂(違法・有害サイト対策プロジェクトチーム)

 高市早苗は、満州事変以降の日本の戦争を、堂々と「自衛の為に必要な戦争だった」と言いきって、田原総一郎に「あなたのような下品で無知な人にバッジつけて靖国のことを語ってもらいたくない」と言われた女。
 安倍閣僚時代、唯一靖国に参拝したフェミニスト(フェミニスト運動急先鋒の、パット・シュローダー米下院議員の個人事務所フェローだし、この法案への熱の入れようといい、多分)という珍妙なお方である。

 男女差別的発言かもしれないけれど。俺はどうも女性議員にはロクなのがおらんと思う…。安倍時代、高市早苗はまだマシな方だと思っていたが…。政治に女性が登場するようになって日が浅いから、まだ成熟していないのかな。
 ちなみに、高市早苗にせよ、高井美穂にせよ、この件に対するインタビューを全文読んでみても、「有害情報の検閲削除」についてはカケラも出てこない。円より子みたいな、「美少女ゲームをしている人は人格が破綻している」とか、判りやすい事を言わないので、より厄介といえる。
 実質「有害情報は検閲削除するぜ」という法案なのにな。円より子がアホーなだけか。

 蛇足だが、俺は近い将来「フェミニスト」は差別用語になると思っている。


【廃案の可能性】

 ない。
 それどころか、現在の状態では実効性がないと思われるので、恐らく3年毎により強化されると思われる。
 ちなみに、有害指定を行うのは任意に指定される民間業者であり、恐らくそこは天下り先になるであろうと言われている。

 …だから、現時点で、キッズGoo等の民間が既にフィルタリングを導入しているが、そこに引っかかるようなサイトは、検閲削除の憂き目にあう可能性を秘めていると考えていいと思う。
 民間業者が閲覧非推奨としている、例えば「悪徳商法マニアックス」等の所謂「Google八分」なサイトとか、キッズGooのフィルタにはじかれる政治ブログの草分けである「アジアの真実」さんとか。

 民間業者っつーのはクレームにとても弱い。


【誰が得をするのか】

 検閲できるようにするとっかかりなので、キッズGoo等の民間が閲覧不可にしている所を潰したい勢力が得をするようになる。
 つまり、情報を遮断したい人達。別名:個人情報保護法だけでは飽き足らない人

 政治家本人と、宗教団体と、大企業。
 規制賛成のフェミおばさま達。


【誰が損をするのか】

 ・ネットリテラシーの高い人々
 ・大部分の成年男性

 ちなみに、エロが規制される事になるから、エロゲ批判とかをブログで書くのもダメなのかな…。
 とか、この「ダメなのかなぁ」と考える事自体、抑止効果になっている。
 今や世界有数のブログ情報発信量を誇る(2007年度第4四半期・日本語ブログがブログ全体に占める割合は37%でトップ(Technorati調査))日本だけど、コンテンツの急速な減退が考えられる。