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「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

1.17

2005-01-17 14:27:46 | ファイヤー
16日は、雪の中での出初式。そして17日朝は、またしても除雪に追われる。積雪も膝下近く、近年の遠野では、結構積雪がある方かもしれない。

そんな中、1月17日朝を迎える。私はまだ暗い中から除雪作業に追われていたが、今から10年前、あの惨劇をテレビのニュースで知る事になる。
当初は大地震が発生、しかし時間が経つにつれ、映像では神戸市内各地で燃え盛る火災の映像、我々消防に携わる者にとっては、一番危惧する火災、何よりも私、というより地震での火災の経験がない全国の消防関係者には、どうやって消火活動をしているのか、救助は、救急は、頭が混乱するほどの大災害が徐々に明らかにされていく中で、ますます頭の中が混乱する記憶がありました。
時折の検証番組、メディアでの消防サイドへの批判、何故ヘリを使って消火しないのか、専門家が入れ替わり立ち替わり、いろんな放送局に登場して、持論を展開しておりました。能書きはいいから、行って指示して来い、これが素直な感想でもある。
昨年、はじめて神戸を訪ねました。震災記念会館だったかな、映像であの時の凄まじさを知りましたが、この阪神淡路大震災が与えた教訓、6千名にも及ぶ犠牲を以ってしても形として見えてくるのは行政主体の上からの催し物各種、例えば防災訓練等・・地域住民を巻き込んだといっても、参加者は高が知れている、根底までこの教訓は生かされていないし、またすべてに行き渡るのは不可能でもあろう・・・。
せめて1.17、さらに近年の大災害を風化させず、繰り返し訴えていく、警笛を鳴らし続ける、これしかないのかな・・なんて思うものである。
コメント (2)
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