経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

天から関西弁

2011年01月05日 | Weblog
唯我独尊という言葉は、私は好きな言葉の1つです。
正確には「天下天上唯我独尊」 。

すごいですね。
天の上にも下にも尊ぶべきものは、この我しかいないのじゃ」
というのですから。

なんで、こんなことをこともあろうに、
仏さんがいいはったやろ。
何や間違いか、反面教師の意味でっか、と、

もう関西弁でなければ云えないことを言う人がいます。
彼らは「わがまま、身勝手」という意味に解釈している。

いや、私もそう。
私など、幼少のみぎりから、
「おまえみたいな 唯我独尊では、世は渡れないぞ」
と親から、今は妻から今日まで言われ続けてきました。

ですが、私が読んだ何冊かの仏書には、
「唯我独尊でなくてはいけないよ」とむしろ推奨している。

だから、それらを鵜呑みして、ということではなく、
人は唯我独尊であることが是である。
これが私の結論、確信です。


その思いを私なりに記すと、
この自分は世に一人。
これまでも、これからもこの今しか存在しない。
よってかけがえにない存在として我が身を活かし身を慈しみつつ・・・、

まあ、こんなことです。
さらに私なりに私の都合に良い解を、砕けた物言いをすると、
自分という存在を自分で認めない。

畢竟自分の価値、この世における役割をわかっていない。

だから、
人の言動にふらり、ふらり振り回されている。

天から、声が。
で、自分が人に迎合、合わそうとしているから、
おまえさんの周囲の人たちも、おまえさんに合わせようと、
うろうろと、迷うのじゃん。
おまえさんが、お前さんに留まり、この指止まれと、とし
自分が定まらなければ、相手はあなたの指にとまれないじゃん。

まず自分の考えや立場をはっきりしてご覧なさいな。
そしたら人様の喜びも悲しみも、もっと見えるはずだ。
その相手の悲喜こもごもがわかれば、
自分の存在、役割も明確に確認できるのじゃ。

天のどこからかの、大きな声は続く。
そしてじぁ。このことをいちばん忘れがちだが、
人様もまた一人一人、おまえさんと同じかけがえのない存在である、
ということを忘れてはあきまへんで。
なんでかいうと、畢竟自分を粗末にすること何じゃけん。


客が観るということ

2011年01月03日 | Weblog
合理化が進み、また獲物を追い続けていると、
企業内の人たちの心は荒み、組織力は低下する。

加えて、
「うちは人使いの荒い会社でしてね」、
「次々仲間が機械に取って替えられているんだ」

と従業員が、他の人に言いふらす。
それは昔の井戸端会議、今のツイッターと
ツール本質的にはなんら変わっていない。


私は、仕事柄、加えて脳力開発の勉強のために、
急成長しているとかメディアが褒めそやす企業や経営者
ITなどで検索して、ある間隔でその後を追跡する、
といったことをやっている。

そうした企業の中で、
悪口サイトを開かれたり、悪口を書かれたりしている、
そのソースはあくまで憶測だが、内部からでている、と
いってよい。

もちろんそれ以外もあろうが、
そうしたものは短期的に鎮火している。


しかし根も葉もあろうが、なかろうが、
悪い風に書かれた影響は変わらない。
酔い風に書かれた影響も変わらない。

ましてその情報源が内部ということが推測されたら、
勢いその発言は大きなエネルギーを産む。

念押しするが、内容が悪口でも善行、良いことでも、
このことは変わらない。

変わらないが人は良いこと、善行より、悪いことを
さらにアナウンスし、拡げることを好む。

だから、講演などで経営者には、
何か心当たりが自分の心をよぎるときだけでもいい。
自分の名前、自社名を入れて、検索して下さい、
と申し上げているのである。

こうした自社検索をやることで、その書かれていること、
言われていることが事実か、そうでないかといったことより、
自分、自分の企業が、外から見られている、ということを、
体感、実感することが極めて重要なことと、私は思

年頭所感&誓い

2011年01月01日 | Weblog

開けまして、おめでとうございます。

念頭の所感と誓いを申し上げます。



昨年の暮れ、

「倉本長治著作選集」を全巻読み直し、また
古い商業界エジュパックの講演テープを聞いておりました。


 倉本先生、新保先生、岡田先生にあこがれ、

とりわけ岡田 徹先生の最後の講演(S32.2.18箱根ゼミ)に、
全身を打たれ、ニチイ(マイカル)を退社し、この道に入ったのです。

その時の、初心を改めて、確認することができました。


今、商人の道を語り、説く経営コンサルタントが希有。
もっとも求められている商人道を語る人がほとんどいない。

もとより微力、浅学で、こうした偉大な先達に、
遠く遠く、及ぶはずはありませんが、
自分の志と役割を、脱サラ時のここに戻さなければならない。
そのことを、改めて反省、痛感しました。

これから30年、ここ。この一筋で参ります。


どうか今後もご指導、叱咤激励、よろしくお願い申し上げます。

これをもって、「年頭所感」といたします。

 
所感はこれだけですが、
この今から、それを実践することを誓います。

      
        中小企業診断士  田上 康朗 (タノウエ ヤスロウ)