経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

客が観るということ

2011年01月03日 | Weblog
合理化が進み、また獲物を追い続けていると、
企業内の人たちの心は荒み、組織力は低下する。

加えて、
「うちは人使いの荒い会社でしてね」、
「次々仲間が機械に取って替えられているんだ」

と従業員が、他の人に言いふらす。
それは昔の井戸端会議、今のツイッターと
ツール本質的にはなんら変わっていない。


私は、仕事柄、加えて脳力開発の勉強のために、
急成長しているとかメディアが褒めそやす企業や経営者
ITなどで検索して、ある間隔でその後を追跡する、
といったことをやっている。

そうした企業の中で、
悪口サイトを開かれたり、悪口を書かれたりしている、
そのソースはあくまで憶測だが、内部からでている、と
いってよい。

もちろんそれ以外もあろうが、
そうしたものは短期的に鎮火している。


しかし根も葉もあろうが、なかろうが、
悪い風に書かれた影響は変わらない。
酔い風に書かれた影響も変わらない。

ましてその情報源が内部ということが推測されたら、
勢いその発言は大きなエネルギーを産む。

念押しするが、内容が悪口でも善行、良いことでも、
このことは変わらない。

変わらないが人は良いこと、善行より、悪いことを
さらにアナウンスし、拡げることを好む。

だから、講演などで経営者には、
何か心当たりが自分の心をよぎるときだけでもいい。
自分の名前、自社名を入れて、検索して下さい、
と申し上げているのである。

こうした自社検索をやることで、その書かれていること、
言われていることが事実か、そうでないかといったことより、
自分、自分の企業が、外から見られている、ということを、
体感、実感することが極めて重要なことと、私は思