６ｍの伝搬 ブーブーCW

11日の午後４時前後のことです。
　9M0Lの６ｍを探しておりました。なんとかCWでみ
つけてQSO出来ました。
　そのころから聞こえてくる9M0Lや強く入感する
VKの局のCWがブーブーという音で聞こえ始めました。
　あれっ受信部がおかしくなったのかと一瞬思いま
した。いくら同調を試みてもピーというCWが再生
できません。
　あまり経験したことがないのですが、６ｍ独特の
夏場に現れる現象のようです。
　伝搬する途中で位相にずれが生じるのでしょうか
この時に交信したVK6DU,VK6RZ,VK6JJ,3W2BBいずれ
の局もブーブー音でした。
　これもミラクルバンド６ｍの現象なのか、また
調べてみようと思います。

　昨日博多に行く車中で文春の5月号を読んでおり
ましたら、評論家の立花　隆の太陽の謎という文
章がありました。国立天文台の常田佐久教授の講演
「新しい太陽像」を聞いての感想文です。

　JAXAの太陽観測衛星「ひので」の活躍で飛び始
めから新しい発見の連続で、世界で最も成果を上
げ続ける衛星だそうです。
　太陽の黒点が何であるかが分かったとのこと。
太陽内部から外部に突き出た巨大な磁力線の柱の
断面のようなものであって、磁力線そのものは見
えないから、断面が黒く見えていただけだと。
　そこは非常に磁場が強く、１０００～４０００
ガウスあり地球の磁場（東京付近で0.5ガウス）
数千倍以上。その黒点の増減の周期が伸びて、
おかしい以上におかしいのが、磁極反転の狂い。
　従来１１年周期で、太陽の磁極がキチンと反
転していたのに、北極と南極で、反転のタイミ
ングがズレはじめた。このまま行くと、太陽は
磁力線が南のプラス極から出て北のマイナス極
に入る二重極構造から、プラス極が北極にも
南極にもあり、マイナス極が南北の中緯度地帯
できる４重極構造になるだろうという。
　何か太陽に変化が起きているらしい。
　地球温暖化が叫ばれているが、どうも太陽活
動が変化して、地球寒冷化の危機も予想される
らしい。
　詳しいことは
　今月の文春を立ち読みしてみてください。

　新しいことが発見されても、こと太陽ばかり
は我々ではどうしようもない。