先月㈱西村コンクリート工業の方を取材させていただきました。
この会社は真面目を絵に描いたような真面目で、誠実で、堅実な会社という印象を得ました。
西村コンクリート工業さんは「西コン」という愛称で呼ばれ、地元今宿に貢献する企業のひとつです。
取材しているときにこの壁画の話が出てきました。 現在お隣にクリニックが建ってしまったのでので、壁画の5分の2くらいが隠れてしまい、壁画の塗り替えも隣の建物との間隔が狭すぎて全体の塗り替えができないことから、そのままになっているとのこと。
壁画にはゴリラの母子が抱き合う姿が中心にあり、その後ろが森になっているが、よく見ると、その木1本1本がゴリラの姿になっているのだ。
つまり。ゴリラの木の森の絵なのだ。
これは、ドイツの動物園で女の子がゴリラの囲いに落ちたとき、女の子を襲うことも無く、囲いから抱えて助け出すのを手伝ったというニュースを見た会長西村富雄さんが、このゴリラの優しさに感動し、地元の画家に壁画を描く事を依頼されたのだそうだ。
あわせて環境の保護や、子供たちのいじめや、自殺に胸をいためていたことも合わせて、この壁画には多くの想いが込められている。
こういう大人たちの想いがこの今宿を守っているのだ。できるならこの想いが子供たちに伝わることを願っている。
散歩の途中にこの壁画を撮ったので。