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【COGHCC聖書通読】 2017/05/02

2017-05-02 08:00:13 | 一日一章・聖書通読日記
エステル記 1:1-4
「アハシュエロスすなわちインドからエチオピヤまで百二十七州を治めたアハシュエロスの世、 アハシュエロス王が首都スサで、その国の位に座していたころ、 その治世の第三年に、彼はその大臣および侍臣たちのために酒宴を設けた。ペルシャとメデアの将軍および貴族ならびに諸州の大臣たちがその前にいた。 その時、王はその盛んな国の富と、その王威の輝きと、はなやかさを示して多くの日を重ね、百八十日に及んだ。」

今日からエステル記の通読に入ります。エステル記が著された時期は、先に読んだエズラ記の中頃、すなわちイスラエル人たちがバビロン捕囚から解放され、一部の人がエルサレムに帰還し始めた頃でした。しかし捕囚から解放されたといっても南ユダ王国滅亡から70年も経ち、人々はバビロンの地に定住して安定した生活を送っていましたから、多くのイスラエル人はバビロンの地に寄留したままでした。そしてエステル記の主題は、異教の地にあっても神様に信頼する者は必ず守られる、ということです。

バビロンを倒し、インドから北アフリカに至る広大な領地を統治していた当時のペルシャ王アハシュエロスは、その国威を示すために、国の重臣や127もの州の大臣たちを招いて、半年にもわたる盛大な祝賀会を開きました。これは圧倒的な豊かさと華やかさを目の当たりに見せつけて王の権威を確かなものとし、反抗する気を失せさせる狙いがありました。これはまさに物質主義の象徴、現代社会の風潮にも通じるものです。世の人々は豊かさと華やな生活を慕い求め、それを得ようと一心になりますが、まことの祝福は一時の栄華にではなく、永遠に続くいのちの輝きにあります。神の摂理と真理を知る私たちは、この世の繁栄に目を奪われることなく、やがて天で受ける栄光を見上げて、御言葉に聞き従う日々を邁進するものでありたいと願います。

http://bible.com/81/est.1.1-4.ja1955

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エステル記 1:5-8
「これらの日が終った時、王は王の宮殿の園の庭で、首都スサにいる大小のすべての民のために七日の間、酒宴を設けた。 そこには白綿布の垂幕と青色のとばりとがあって、紫色の細布のひもで銀の輪および大理石の柱につながれていた。また長いすは金銀で作られ、石膏と大理石と真珠貝および宝石の切りはめ細工の床の上に置かれていた。 酒は金の杯で賜わり、その杯はそれぞれ違ったもので、王の大きな度量にふさわしく、王の用いる酒を惜しみなく賜わった。 その飲むことは法にかない、だれもしいられることはなかった。これは王が人々におのおの自分の好むようにさせよと宮廷のすべての役人に命じておいたからである。」

アハシュエロス王が設けた盛大な宴会の様子は、かつてエルサレムで最高の栄華を誇ったソロモンの時代に勝るとも劣らない、極めて華やかなものでした。そこでは人々の望むだけ酒が振る舞われましたが、ここに人の愚かさと堕落への入口が潜んでいます。いくら王の命令によるもの、合法的なもの、誰からも強いられることもない理性的に見える誘いであっても、誘惑に陥る者は必ず失敗します。誘惑に打ち勝つ方法はただ一つ、御言葉に聞き従い、戒めを守ること、そのためには強い自制心と信仰が必要です。私たちは誘惑に弱いことを素直に認めて祈り求め、聖霊様の助けをいただきつつ誘惑に打ち勝つ者でありたいと願います。

http://bible.com/81/est.1.5-8.ja1955

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エステル記 1:9-12
「王妃ワシテもまたアハシュエロス王に属する王宮の内で女たちのために酒宴を設けた。 七日目にアハシュエロス王は酒のために心が楽しくなり、王の前に仕える七人の侍従メホマン、ビズタ、ハルボナ、ビグタ、アバグタ、ゼタルおよびカルカスに命じて、 王妃ワシテに王妃の冠をかぶらせて王の前にこさせよと言った。これは彼女が美しかったので、その美しさを民らと大臣たちに見せるためであった。 ところが、王妃ワシテは侍従が伝えた王の命令に従って来ることを拒んだので、王は大いに憤り、その怒りが彼の内に燃えた。」

人類最高の権威と栄華を誇る王であっても、欠けのある人間であることには変わりありません。酒に酔いしれたアハシュエロス王は、王妃ワシテの美しさを見せびらかしたい衝動に駆られ、別席で女性たちの宴席を開いていた王妃ワシテを無理矢理、泥酔した男だらけの中に連れてこさせようとしました。これは女性の心と尊厳を著しく傷つける愚かな行為で、王妃ワシテはアハシュエロス王の命令を断りました。すると面目をつぶされた王は大いに憤り、心が怒りに支配されてしまいました。

「あなたがたが放縦や、泥酔や、世の煩いのために心が鈍っているうちに、思いがけないとき、その日がわなのようにあなたがたを捕えることがないように、よく注意していなさい。」(ルカによる福音書 21:34)とあるように、この世の楽しみに心を奪われ、罪に陥ることのないように、私たちは常に気をつけなければなりません。

http://bible.com/81/est.1.9-12.ja1955

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エステル記 1:13, 15-16, 19-21
『そこで王は時を知っている知者に言った、-王はすべて法律と審判に通じている者に相談するのを常とした。

「王妃ワシテは、アハシュエロス王が侍従をもって伝えた命令を行わないゆえ、法律に従って彼女にどうしたらよかろうか」。 メムカンは王と大臣たちの前で言った、「王妃ワシテはただ王にむかって悪い事をしたばかりでなく、すべての大臣およびアハシュエロス王の各州のすべての民にむかってもしたのです。

もし王がよしとされるならば、ワシテはこの後、再びアハシュエロス王の前にきてはならないという王の命令を下し、これをペルシャとメデアの法律の中に書きいれて変ることのないようにし、そして王妃の位を彼女にまさる他の者に与えなさい。 王の下される詔がこの大きな国にあまねく告げ示されるとき、妻たる者はことごとく、その夫を高下の別なく共に敬うようになるでしょう」。 王と大臣たちはこの言葉をよしとしたので、王はメムカンの言葉のとおりに行った。』

ペルシャ帝国は極めて法律の効力が強い法治国家で、一度定めた法律は王でさえも取り消すことのできないものでした。怒りに燃えたアハシュエロス王は、王妃ワシテから受けた屈辱を晴らすために、法律によってワシテの人権を失墜させ、ペルシャ中の女性に見せしめとしてしまいました。

私たちはマイナスの感情に心を支配されてしまうと、取り返しのつかない過ちを犯してしまいます。罪を犯さないようにするためには、この世の快楽を避けて身を慎み、常に祈り、聖霊様の助けをいただいて心を守ること、それ以外にサタンの付け入る隙を与えない方法はありません。

http://bible.com/81/est.1.13,15-16,19-21.ja1955
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【今日の聖句】 2017/05/02

2017-05-02 06:55:36 | 今日の聖句
箴言 22:4
「謙遜と主を恐れることとの報いは、富と誉と命とである。」

主なる神を畏れ、遜って仕えることは、天性の才能や家庭環境によらず、心掛け次第で誰にでもできることです。富も誉も命もすべて造り主なる神様の賜る恵みと心得、それらを受けるに相応しい品性を磨くことに注力する私たちでありますように。

http://bible.com/81/pro.22.4.ja1955
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