石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

今年も、ありがとうございました。

2020年12月31日 | 生活
今年は多くの方が、いつもとは違う年になったと思います。

農業体験農園は小さなお子さんのいるご家庭や高齢の方にとっては、密にならず安心して外出できる場所として喜んでいただけました。「感染を心配して部屋にこもり切り・・・」というニュースや話を聞くと、畑に来る方は野菜を収穫したり手入れをしたりと適度に体を動かし太陽の日を浴びて。「畑を借りていてよかったよ。」という声を多く聞きました。一時は商品の買い占めや営業時間が制限されたり、自分が食べるものは自給することへの興味も持った方が増えたそうです。

農園のイベントは毎年好評の「お米つくり講座」の中止を決定しました。
でも、外出の機会が減った子どもたちの自然体験の場を提供したいと思いじゃがいも堀りやさつま芋堀りなど収穫体験は行いました。やはり、畑での活動は大人も子どもも元気になる力があります。自然・大地・太陽・生命力の感じる野菜畑。動くとお腹がすくし、美味しく食べて、ちゃんと眠れる。子どもも大人もそうあるべきです。

6月からは畑の作業は東京都農林水産振興財団の「東京都広域援農ボランティア」を通して数名お手伝いをお願いするようになりました。多くの方に助けていただき、暑い日も寒い日も一緒に作業を担っていただき本当に感謝です。農家ってこんな仕事です!とばかりに毎回色々な事をお手伝いいただきますが、我が家を通して「農業」「農家」を知っていただければと思います。農家と言っても様々ですのでボランティアさんたちも色々な農家に出向いて楽しんでいるという印象です。農家と消費者の方々の架け橋的なこのシステム、ぜひ登録をお願いいたします。

10月からは地元の農協の直売所「みなみの恵み」でゴマとハチミツの販売を始めました。出荷する農家デビューです。でも店頭に並ぶ商品を見て、お客さんには見えるだろうか。「この作物が育つ背景や物語を伝えたい・・・」と農業体験にこだわるだけにもどかしさを感じます。ゴマの販売を通して 興味を持った方が『ゴマの栽培体験オーナー』につなげるきっかけになればと思います。

畑の活動や作物の育つ様子、身体を動かして広い畑での達成感を感じられる作業。「外に出る機会の一つ」としてある団体の受け入れを始めました。まだ未知数ですが、動く➡お腹がすく➡野菜のお土産➡(調理する)食べる➡疲れ➡よく眠れる というサイクル。大きく変わらなくても、外の活動が気持ちが良い・心地よいと思ってもらえると嬉しいです。

来年は庭先販売も新設。野菜栽培も充実させたいです。都会の田舎の農園を来年もどうぞ応援よろしくお願いいたします。

※1月に落ち葉掃きイベントを計画中。只今裏山は落ち葉のじゅうたん、一面に落ち葉を敷き詰めたみたいできれいです。



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