石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

苗床の苗 

2019年04月09日 | 畑から
苗床の踏み込みをやり直ししたため、例年よりも1週間くらい遅くなってしまった苗作りです。今のところ順調、ウリ科の野菜の種が早く芽を出します。1番はキュウリ、次はかぼちゃ、その次はスイカ・・・。日曜日は苗床のビニールを朝開けて、外気温が上がるにつれビニールを調整。その2時間くらいの間に芽が出ていないポットからニョキニョキと!その生命力に感動です。今日も朝から「出ないなー」と心配になってきたトマト。しかしお昼過ぎから発芽して、1センチくらいの小さな芽がでました。何とも細く繊細な芽です。

明日は冬の寒さに戻るそうです。サツマイモの苗を作るために苗床にさつま芋を伏せ込みましたが、大丈夫でしょうか。苗床の暖かさと籾殻のカバーで、発芽してくれることを願うばかり。3月中旬に植えたじゃがいもは雨がなかなか降らず乾燥気味だったのでまだ発芽せず。でも、明日の寒さを土の中でやり過ごせるのなら危険回避できてよかったです。天候気候に左右されるのは仕方がないですが、「異常」な低温・大雨・高温・・・20年近い農業生活を経験してきて変化はものすごく実感します。

桜が咲いて、新芽が芽吹いて、山々の緑が濃くなり、鳥がさえずる。当たり前の春が来ることがとても嬉しいです。

今年のお米つくり講座の申し込みが始まります。(詳細は3月15日のブログをご覧ください)
農業が天候に左右されること、田んぼが大雨の時の治水効果をすること、水田や畑には様々な生き物がいること、お米つくりは「米」の文字をバラバラにして「はちじゅうはち・八十八」の作業があると言われていること。野菜を作るよりも手間暇がかかる作物です。
お米作りを通じて、農業や自然、環境問題など興味を持っていただけたらと思います。
お申し込みお待ちしております。
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