釧路も、ようやく桜がポツポツと咲き始めた。
みごとな桜から始まる物語。
そして、どらやきがハンセン病の隔離政策の
非人間的なものを静かに告発している。
監督は、「殯の森」(もがりのもり)の河瀬
直美監督、樹木希林の演技もすごい。
先月の4月25日、最高裁が元患者に謝罪した。
ハンセン病の「特別法廷」について。
「人格と尊厳を傷つけるものであったことを
深く反省し、おわびする」
しかし、憲法違反の明言は避けた。
元患者団体は、意見を認めず納得できないと
批判している。
ハンセン病への無理解、社会からの隔離政策
は、どれほど多くの人を傷つけたか。
映画は、静かに告発する。