昨日の6日は、広島への原爆投下から73年
目の日だ。
広島市主催の平和記念式典は、5万人が参
列し、広島市長が「平和宣言」を読み上げ
た。
宣言では「核兵器禁止条約」にふれたが、
安倍首相のあいさつでは一言もふれていな
い。さらに、首相は被ばく者との懇談会で
「不参加」を断言した。
唯一の被爆国として、いったいどこの国の
首相なのか、と問いたい。
それどころか、アメリカに新しい核兵器の
開発・配備さえ要求するという「あ然」と
した。(日本が米に新型核兵器の要請 → )
安倍首相のいう核兵器の廃絶は、まさに
「言葉」だけであり、実態は核兵器廃絶へ
の妨害者だ。
昨年の国連での「核兵器禁止条約」は、122
か国が賛成し、署名60、批准14となってい
る。批准が50を超えると条約が発効する。
核兵器のひとつでも都市で炸裂すれば、数百
万人が一瞬にして命を失い、都市が消滅する。
それが何万発も保有されている。
人類にとって「狂気」の時代だ。
それでも「核抑止力論」「MAD理論」が大手
をふるっている。
人類の歴史からみれば、非常におろかな社会
だと未来の人々は思うだろう。
しかし、毒ガス兵器の禁止条約が結ばれたよ
うに、必ずや「核兵器禁止条約」が結ばれる。
「核抑止力」を克服し、まずは「廃絶」する
という国家の「意志」が必要だ。
そのために、政府任せではまったく進まない。
国民の大きな意志、運動が必要だ。
今、被爆者署名が大きく進んでいる。
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