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続いている学術会員任命拒否問題

2022-01-14 07:11:03 | 日記

岸田首相、学術会議の「任命拒否」変えず
(13日、共同通信)
というニュース報道があった。

コメント欄にネトウヨ的な書き込みがすごい量だ。
・拒否した菅は正しい
・防衛装備庁からの大学の安全保障技術研究へ反対した
・防衛や安全保障とかにも重大な影響
・反日発言をする連中
菅・岸田礼賛だ。

そもそも「何が問題なのか」がまったく明らかにせず、菅・岸田礼賛だ。任命拒否の問題を安全保障や兼中などごちゃごちゃにしている。

しんぶん赤旗は「任命拒否」問題をスクープした時から、民主主義の問題としていっかんして追求してきた。

日曜版の元旦号に山極寿一前日本学術会議会長が「科学と政治」について語っている。

科学者の意見を聞かない
任命拒否理由も言わない
それは独裁、専制政治です。

昨年のノーベル物理学賞の真鍋淑郎さんは受賞後のイン
タビューで、日本は科学者と政府の間の対話がないことをはなしていた。「それは僕も日本学術会議会長の時に感じてきたこと」。

「6人が任命されないと分かったとき、僕は官邸に『推薦
理由を説明に行きたい』と言ったんです。官邸は『来る必要はない』という答えで、任命拒否の理由も一切言わない。そんなバカな話はあるかと」

「これは民主主義ではありません。『理由を言う必要はない、忖度(そんたく)しろ』と言っているわけです。理由などなくても思い通りにできるのだと、権力を誇示している。独裁政
治、専制政治です。」

やはり、安倍・菅、岸田政権の「異常さ」をあらわしている。

自然や社会、今回の感染症の拡大など、人類が積み上げてきた科学的知見に対して、まったく謙虚ではない。

権力をとれば国民は俺に従えという姿勢がはっきりしている。
「忖度」人間を大量に生みだしているのではないか。

日本の民主主義が危機的状況だ。