釧路駅前で(11日午後6時)
東日本大震災が10年をむかえた。同時に原発事故の10年でもある。
釧路駅前で「原発ゼロ」集会が、約70人の参加で開かれた。
釧路の4野党が一堂に会した。
爆発した原発からの汚染水は、毎日150トン増えているといわれ止まらない。デブリには手がつけられない状況だ。
帰還困難区域を除き、避難指示が解除された地域に人は3割しか戻っていない。浪江町では事故前に1700人いた児童生徒が、今は31人とのこと。
ふるさとの喪失
この故郷の喪失・変容に対して、仙台高裁では国と東電の損害賠償を認めた。
にもかかわらず、国と東電は最高裁に上告した。血も涙もないとはこのことではないか。
事故から10年。最大の教訓は、災害列島の日本から原発をなくすことだ。
原発を稼働させれば必ず増える放射性廃棄物。高レベル廃棄物の処分場も、過疎地の北海道に「札束」で押しつけられようとしている。札束といっても税金だ。
国会では野党の提出した「原発ゼロ基本法案」が、たなざらし状態だ。与党が審議に応じないためだ。かといって与党は廃案にできない。
やっぱり政権交代しかない。