昨日、志位委員長の代表質問が行われた。
対する菅首相の答弁は、新型コロナの感染拡大、
医療崩壊が起きている現実を見ようとしていな
いし、見えていない。
安倍前首相と同じだ。自分の非や遅れは認めな
い。
共産党として、はじめてオリ・パラの中止を提
言した。
その理由は、
1、ワクチンによる今年中の集団免疫が間に合わない。
2、感染状況などで国による格差がありフェアな大会にならない。
3、医療従事者が暑さ対策だけでも5000人必要、コロナ対策を含めればその2~3倍が必要に。
この3つの点に、何も答えない。
根拠なき楽観論をふりまくだけであった。
大会が開かれると信じてきたアスリートの心情
を思うと断腸の思いであろう。
しかし、世界と日本の感染拡大の状況をみれば、
スポーツマンシップからみて、世界最高の、そ
してフェアな競技にはならない。
その上で、ゼロベースの協議を始めるべきだと
提言している。
それにしても二階氏の菅首相への「礼賛」と、
批判する人たちへの「ケチをつけるな」はいた
だけないし、傲慢さがにじみ出ている。
国民の声が届かない、そして上目線の自公政権
の姿がよくわかる代表質問であった。
新型コロナの感染爆発。自宅療養者が3万人を
超えている。医療従事者のボーナスカットの病
院が40%、看護師や准看護士が15%の病院で離
職している。病院に入院できずに、自宅で亡く
なることなどあってはならない。
菅政権の危機感があまりにも薄い。