根室市に続いて釧路市も新型コロナ
ウィルスの感染者が発生した。
北海道では、26人にひろがった。
これはどう見ても「市中感染」の段
階にはいっているといえるのではな
いか。
「市中感染」とは感染経路が追えな
いことを意味する。
「正しく恐れる」という言葉がある。
うわさなど、流言飛語が過去にどれ
だけ悲惨な事件を起こしたか、私た
ちは自覚しなければならない。
とりわけ、SNSによる拡散という新
しい環境がある。ミャンマーのロヒ
ンギャ事件の記憶も新しい。
それにしても安倍政権は機能不全状
態に陥っているのではないか。
今の時期は政治家にとって新年会な
どの行事が多い。
環境大臣がコロナ対策会議を欠席し
て、新年会に参加したことが典型的
な自民党の政治家の姿だ。
地方議会では、議会で真剣に、時間
をかけて議会活動に取り組むより、
後援会活動を行っている議員の方が
再選されるという風潮がある。
しかし国会議員は違う!
緊急事態には真摯に取り組むことが
求められている。
安倍首相は、対策会議の頭出しの写
真撮り、わずか3分の出席で、その
後食事会に何時間もかけているとい
うニュースが流れている。
真剣さがまったく感じられない。
政治家が抽象的な言葉で「取り組ん
でいる」「指示した」「がんばる」
などは、何も言っていないことと同
義語だ。
釧路もドラッグストアなど、マスク
や消毒液がまったくない。
市民の不安は高まるばかりだ。とり
わけ高齢者や疾患、免疫抑制剤など
の方々の不安はいかばかりか。
だからこそ「正しく恐れる」ことを、
具体的な対策として、正確な情報提
供が、情報共有が求められる。