社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

ナナフシと ごはん論法

2018-05-29 14:38:58 | 日記

小学校に上がる前の小さい子どものとき、
森で遊んでいると枯れ枝があり、触ると動
いたことにびっくりしたことがある。

ナナフシという昆虫であった。当時は名前
すら知らず、驚いて逃げた記憶がある。

ナナフシの卵が鳥に食べられた後、排泄の
跡に孵化することを神戸大学で突き止めた
というニュースが流れた。

昆虫のなまけものとも言われるナナフシの
繁殖の方法なのだろう。昆虫の世界は不思
議がいっぱいだ。

このナナフシ、擬態でも有名な昆虫だ。

擬態、ごまかし、本当の姿を見えなくし、
敵に捕食されないようにする。

この擬態が政治の世界にまん延している。

話題になっている「ごはん論法」もごま
かしのテクニックだ。

私なりに解釈するとパン食を食べた人に、
「朝ごはんを食べたか」と質問すると「食
べていない」と答える。

「詳しく聞く、白いご飯をたべたのか」
「食べていない」

要は、「朝食」の朝ごはんを「米のごは
ん」と意図的にすり替えることだ。
だから(米の)ご飯は食べていないと答
弁できる。

さらに執拗に聞き出すと「朝ごはんは健
康維持に必要だ」と一般論、関係ない議
論を延々と続ける。
さらに具体的に問いただすと「個々に何
を食べたかはコメントを差し控える」と
なる。

これと同じ論法が国会議論で多用される。

朝ごはん論法、ストローマン、詭弁、パ
ラドックス、チェリーピッキング、すり
替え、隠ぺい、偽造、
・・・

あらゆる論法のオンパレードだ。
だから国会討論を聞いていても、はっき
りした答弁がなく、まともに答えない。
結局、聞いていても嫌になってしまう。
安倍首相や官僚の思うつぼだ。

本体、事実、真実を隠す「擬態」があま
りにも多い。
国会での議論が議論でなくなっている。
よく聞くと議論になっていない。
いわゆる「政治の劣化」だ。

森友・加計疑惑は、いっそう深まるばか
りだ。

安倍政権を終わりにしなければ、モラル、
道徳が底なしに壊れていく。