世の中のウソには三つある。
ウソ、大ウソ、そして統計だ!
これを広めたのが、トムソーヤの冒険で有
名なマーク・トウェイン氏だ。
国会で志位委員長の質問「生活保護基準の
5%削減」の異常さ、矛盾をついた質問は
圧巻であった。2月5日質問→こちら→
安倍首相は、アベノミクスで貧困率が下が
ったと声高に述べた。
この貧困率という統計が曲者である。
貧困ラインとは、
国民の可処分所得の中央値の半分をいう。
この場合、平均値は使えない。なぜなら高
額所得者は人数が少ない割に金額が途方も
なく大きいため、平均値が国民の生活を反
映できないから。
貧困率とは、
貧困ライン以下の人数 ÷ 全国民
確かに、分子が少なくなれば貧困率は小さ
くなり、メデタシとなる。
ところが、貧困ラインが下がっても、分子
は小さくなる。
アベノミクスによって、大幅に下がってい
るのだ!
原因は格差と貧困の広がりである。
貧困が広がっているにも関わらず、貧困率
という数字が小さくなる場合もある。今の
日本の実態を表さなくなっている。
まさに、統計で嘘をつく、ことになる。
統計の数値は、母集団の一面を表している
にすぎないことを常に自覚をしなければ。
とりわけ学力における「平均値」こそ、
一番の曲者だ。
追記 2019年2月
「統計でウソをつく」ということは、統計
の手法やグラフなどの表現で行われていた
が、統計の数値そのものの偽造を政府がす
るとは驚きだ。
国の政策そのものの土台を壊す深刻な事態
だ。
内閣総辞職に匹敵する重大事態だ!