佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

私の思い出、釣りカルタ「ニザダイ」

2010-06-22 18:03:53 | 釣り
「ニ」・・ニザザイ

似た者の二の字、四の字わかるかな 私は三の字、本名ニザダイ

ニザダイのことを通称「三の字(サンノジ)」という。この魚、尾のつけ根に4つの突起があり、この4つ目の分が判りにくいため、「三の字ハゲ」とも呼ばれるゆえんだろう。

この魚、磯のグレ釣りをする者にとっては避けることができない。どちらかといえば嫌われ者の魚である。大変な馬力があり、釣り味としては悪くないのであるが食べて美味しくないことが先にあり、気の毒な魚でもある。特に夏場は持って帰る人は皆目ないが、料理の仕方次第で食べてもサンノジと分からない時もある。

とある初夏の牟岐大島の民宿で、磯から上がってきたときビールのあてにサシミが出された。氷の上に盛られた一見マダイの様な身であるために、仲間たちは「えらいサービスやなぁ」と言いつつ、「これはマダイと違うなぁ」と何の魚か思案しつつ食べた。  

誰もこの時期にまさか三の字がサシミで出てくるとは思ってもいなかったが、その内の一人が台所を覗くと、何と三の字の頭がそこにあった。

料理の仕方次第で磯師もだまされたと言うことだが、この魚は内臓を傷つけずに頭の部分をグルリと一周する感じで刃先を入れ、頭を引きちぎる様にして内臓も一緒に取り出すのがミソである。 

そして切り身をすぐに氷水につけると言うのがこの魚の臭みをとるコツとのこと。
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