私の思い出、釣りカルタ

「な」    ナポレオン

  ナポレオン生まれしところは

                    　　フランスか

 

カンダイの色違いのように頭にコブをもっているこの魚、色は暗い感じの緑色をしていて、大きさも１ｍ近くにもなる。中途半端な頭がフランス軍の帽子に似ている事からその様な名前を貰ったのかな。

 

本名の「メガネモチノウオ」と呼ばれずに「ナポレオン」と呼ばれている。

 磯釣り仲間では有名な魚であるのに、あまり釣れたとは聞かない。私は「気楽会」に所属している時に、奄美大島での釣行会で釣った事がある。

 

その時、私は船釣りの仲間と別れて、今は亡き京都の石井氏と２人で磯に行くことした。

 その磯で私の竿にこのナポレオンが掛かった。

 

釣り上げた瞬間は、青黒い魚で何が釣れたのかなと思ったが、なんとよく見ると珍しい魚。初見参の「ナポレオンフイッシュ」なので魚拓をと思ったが数の少ない魚なので逃がしてやることにした。

 

そして２０分もしないうちに又きた。先ほどと同じ６０センチ位なのでまさか同じ魚とは思えないので逃がしてやったが、こんなに続くなんて考えられないなーと、一緒に上がった石井氏と話したのを覚えている。

 

今ならデジカメというカメラがあるが、その時はカメラも持って行ってなかったのが残念です。

 

この当時の「気楽会」は関西の錚々たるメンバーが揃っておられました。私はその末席に加えてもらっていましたが、今は皆さん次の世に旅立たれていますので寂しい事です。