30年前に書かれた本ですが、今は亡き「釣りサンデーの小西和人氏」が
まとめられていた「紀伊半島の名磯」本棚に埋もれていたのを見つけました。
当時の釣り人の間ではこの方を知らない人はなかったことでしょう
新聞記者から磯釣り、そして投げ釣りのサーフの会長から釣りサンデーの社長へと
一生を釣りに関しておられた方でした。
私もこの方がなくなられて、吉田さんが主催された、偲ぶ会のお世話もさせてもらいました。
名磯と言われる磯は各地にありますが30年たった今もそんなに変わるものではないように
思います、ただその付近に堤防ができたりすると潮の流れが変わるので違ってくることはあるでしょう
釣り人は(わたくしも含めて)割合に好きな磯というものがあってその磯にどうしても通うようになる
例えばイシダイ釣りに関して言うと5月のシーズンにはいると、まずは口和深の沖の三ツ石に上がりたい
とか、潮岬のコメツブに上がりたいと思うのです。
この本に書かれた磯も釣りサンデーが1984年4月から1987年4月までの3年間にわたって掲載されたものを
まとめられた本です。
このような本はもう出てこないでしょう、30年たった今これらの磯はどのようになっているのでしょう
この時に小西さんが書かれておられます、礒取り合戦、礒荒れ、ゴミの問題、今はどうでしょうか?
最近は磯釣り人口が少し減って以前ほど礒取りは少なくなっているし、ゴミにしても皆さんが持って帰るように
なって少しはきれいになっているようです。
この本に書かれている名磯の中から少しずつ取り出していきたいものと思っています。