ブログの更新ができないときは、忙しい時です。メールをくださっている方への返信も遅くなっています。すみません。
数日前に手術をした子がいまして、事前の診察や~年齢が9歳なので、手術前の検査等で通院していました。身体の調子が悪ければ、手術はできませんが、支障はなく無事に手術を終えました。
それはわたしよ~ ↓
ルクレッツアです。手術を終え、退院した翌日に少し落ち着いてきたところです。昨日のようすです。乳腺にできた腫瘍を取り除く手術でした。傷口をなめたりしないので、エリカラをしなくても大丈夫です。
乳腺の腫瘍は、小さいモノから大きくなったモノまであります。一つだけの場合もあれば、あずきのようなサイズがたくさんできる場合もあります。
ルクレチアは、一年ほど前に小さな浮腫が見つかりました。女の子にはけっこうあることなので、しばらくは様子を見ていました。良性のおできのようなものが多いので、あわてませんでした。
しかし、そのおできが3~4か所に広まってきたので、早く取ってあげなくてはと思っていました。去年の後半は、輸出のワンのことや仔犬のお世話で忙しくしており、ルックの手術はあとまわしになっていました。
そして~今年・令和3年になり、相変わらずパピーちゃんのお世話などで忙しくしていた中、ルックのお腹を確認すると⇒ わぁあ=大変 腫瘍が5倍くらいに膨らんでいてサクランボのように大きくなっていました。それも3~4ヵ所も。きゃ^ ルックちゃん、ごめんね。早く手術してあげなくちゃ!!!
過去にも2匹の女の子が同じ症状で手術をしています。その後は、元気に過ごしています。今回は、急に大きくなっていました。急いで手術を行いました。
ここで他の人とは違う、管理人が行うワンの経歴の紹介です。イノセントのブログを最近になって見てくださっている方も多いようなので、折りに触れて私のワンの紹介をします。
ルクレチアは2011年生まれです。お迎えするまで少し時間がかかりました。そして~2013年にヨーロッパから我が家に来ました。3匹目の輸入犬です。1匹目・2匹目ともに男の子でしたので、女の子が来たのは初めてでした。
濃いレッドのカラーで身体も大きくて、今まで来てくれた男の子とはタイプが違っていました。私のオナハンでショーに出ました。
ビビリさんですが、私のことは大好きなのでリンクではきちんと歩きました。
人見知りの子は最初は大変ですが、その人を好きになるとストーカーになります。褒めてもらいたくて頑張ります。
イタリアングレーハウンドの単犬種展にも参加させていただきました。ルックはこの当時、日本に来たばかりで何をしているのかワケが分からず、ぎこちないポーズでした。
この時はエニオとルックの2匹を連れていきました。都心を運転する自信がなくて、空港からの高速リムジンバスに乗り、会場近くの有名ホテルに泊まりました。ワンコ達はホテル所属のペットホテル(高い!)でした。今振り返るとよい思い出です。
1頭目・2頭目の輸入犬はともにフレンドリーで人が大好きだったから、触診もしっぽをフリフリでOK~! それゆえに、ルックのビビリには大変な苦労をしました。この子はCHを完成することは・・できないのではないか と真剣に思っていました。けんそんではなくて、本心でそう思いました。
しかし~ワンの神様が味方してくださいました。ラッキーだったのですよ。ルックはCHを完成することができました。
ルックちゃん、よかったね。
それから私は、念願のヨーロッパ同士の両親犬からの繁殖を夢見て妄想していました。最初の男の子を輸入してから10年近く経っていました。本心は、初代ロナルドとの子供が欲しかったのですが、その頃ロナ君はおじいちゃんになり、引退していました。
若き日のエニオ(左)とルクレチアです。美しいね。この二匹のペアリングで行こう~ スタンダードを守るためには、お互いの欠点を補える組み合わせが必要です。この2匹なら良い子が産まれると思いました。
ヨーロツパのIGが、わたくしの元・北海道のイノセントで生まれる!そう願って繁殖を試みました。
しかし~その夢はガタガタ と崩れ去りました。
ルックが妊娠することはありませんでした。5~6年ほど前にさかのぼります。赤ちゃんができないので、繁殖を専門としている獣医さんを紹介していただきました。そこへ訪れる方は、同じように外国から輸入し、その貴重な血液を守りその子供を待ち望んでいるオーナーさんです。
結果として、ルックは排卵が非常に乏しく、自然では妊娠しない身体だと分かりました。もし、医学の力で妊娠できたとしても(大学病院の治療により奇跡的に)それはその産まれてきた子供にも遺伝するので、子孫たちも同じことの繰り返しなのです。自然に逆らうことはできません。
私は、子供はできなくてもよかったのです。ルックが私の元へ来てくれて一緒にショーに出て楽しかったこと。外産のキレイなレッドの子を迎えられたこと。従順な性格で可愛い子。立派な身体付きで、健康であること。
私の元へ、来てくれてありがとうです。
そこで、元の話しに戻ります。今まで病気どころか下痢さえもしなかった健康体でしたが・・乳腺の腫瘍は仕方ないですね。 昨日の写真に戻ります。 ↓
わたしね~左の乳腺を全部切除したの。サクランボの大きさと枝豆の大きさが4つもあったの。だから今後転移しないようにと全摘出よ。左の乳房のところを何十針も縫って、メジャーで計ったら24cmもあったのよ。大手術だったの。
24cmってすごい長さです。人間にたとえると、おっぱいから恥骨までの長さです。そんなにがメス入っていたら、人ならすぐに起き上がることもできません。動物はすごい生命力ですルックは普通に歩き回っています。
傷口は刺激が強すぎて、見せられないわ。隠した写真です。
手術の当日、お母さんが入院中のご飯とオヤツとミルクを持参して渡そうとすると~先生も看護師さんも、術後は身体もダメ―ジを受けているし食欲もなくて食べませんよ。食べても気持ち悪くなって吐きますよ。と言ったの。でもお母さんは、処分してもいいからと、ご飯を置いていったの。
そしたらわたし~手術のあと➡ペロッ と食べたのよ。先生も看護師さんもビックリ!退院の時は、お母さんが置いていった食べものは、空っぽになってたのよ。
そんな感じで、食べる子は強いのよ。でもさすがに、麻酔は切れていて痛いわぁ~ 明日も診察に行くの。傷口の下のほうにお水が溜まりやすいので、お水を抜くこともあるそうよ。ワタシは~たまってないけど、全体的に赤く腫れているよ。お母さんが何度も消毒したり、お薬を塗ったりしてるわ。
痛いから寝るわ~おやすみ。
にほんブログ村
今日もありがとうございました。