FCI 国際畜犬連盟 をご存じですか。 FCIには世界中から87カ国の国が加盟しています。日本も加盟しています。加盟していない主な国はアメリカ・イギリスくらいです。FCIは設立されてから100年以上の歴史があります。日本はFCIに加盟したのが1979年ですから、35年前になります。FCIでは、イタリアングレーハウンドは10グループ・サイトハウンドになっています。加盟していないアメリカ・イギリスでは9グループ・トイグル-プになっています。日本はFCIに加盟しているから、FCIインターナショネル・ドッグショーが行われているのです。
ドッグショー。純血腫の品評会。それは犬の善し悪し・美しさを競うのではなく、その犬種の基本的・犬種基準・スタンダードに最も近いかを競うこと。と書かれています。(実際は犬の美しさも競われていると思います)その定義は、自然交配が増えるうちに、段々と本来の犬種らしさが消滅することを防ぐ。個々の犬種の基本を保存し守るため。と書かれています。ショーにおいて良い評価をいただくことは、その犬種のスタンダードに近い、と評価されることでもあるので、繁殖しているわたくしにとっては、この上もなく嬉しい事です。
わたし、どうかしら?お母さんは、私のことが大好きで、ヨーロッパの顔ね~外人(犬)ですわ~来てくれてありがとう!っていじりまくりよ。私のブラックマスクを⇒ぴったり!似合ってるわ!綺麗になったね~て喜んでるの。
大人の顔してます。濃いレッド・はっきちとした顔立ち。好きです。
FCIは、加盟国で行われた品評会とコンテストの結果報告を受け、各加盟国に連絡する役割があります。
日本のショーで良い成績をいただきカードを4枚獲得したらJKC・cHを完成となります。4枚のカードのうち一枚は連合展もしくはインター展でいただけるM・Cカードが必要です。JKC・CHの手続きはJKCが行ってくれます。 そして~JKC・CHのさらに上のランクに、FCIインターナショナルビューティCHがあります。それを完成するには、FCIインターナショナルショー(1000~2000匹規模)において、さらに4枚のカードを獲らなくてはいけません。異なる4人の審査員が発行したカードです。FCIインタークラスの大きなショーは月に一度ほどのペースでしか行われていません。出陳されているのは当然JKCチャンピオンが多いです。FCIインターCHを目指している子達ですから。しかも~九州インター・四国インター・中国インターと南の地域から、東北インター・北海道インターまでと全国的な地域で行われています。関東に住んでいるなら車で移動できますが、地方のオーナーが日本国中を回るのは、一部の方々をのぞいては難しいことで・・プロハンに預けるオーナーが多いでしょう。
私はお母さんと一緒に出るから楽しいのよ。よその人とはショーに出たくないわ。そうよね~分かってるわ。お母さんも、あなたをプロハンに預けることは考えてないわ。北海道に住んでいるんだもん。チャンスがあるときにチャレンジすればいいよね。そのような無欲の中・・・何とルクレッツアはラッキーガール イノセントに幸運が舞いおりてきました。FCIの本部はヨーロッパのベルギーにあります。カードは本部ベルギーの審査を通ってから送られてきます。
本部のベルギーから・・・忘れたころに2月末です、キャシブ本証が送られてきたのです。去年の7月・北海道インターでBOBになった時にいただいていたキャシブが有効だったのです。
ルックちゃん、すごいよ。。。北海道インターはしばらく中止になっていて、去年は5年ぶりの再開でした。 今までもレイラやモナリザが本州に遠征したとき何度かキャシブを頂きましたが、有効になるにはいくつかの条件があり、満たされていなかったのでいつも無効でした。ルックちゃん、初めて出たインターでキャシブが有効になるなんて、あなたは本当にラッキーガールですね。草間ハンドラーさんから、このキャシブは有効よ、と聞いていたのですが、なかなか送られてこなかったので忘れていました。忘れたころに・・・。
そのときの走りです。今振り返っても、あのときの走りは良かったね。
お立ち台写真も撮っていたね。でも立たせ方が下手だから表に出していなかった。お祝いだから、出すね。
ルックちゃん、イノセントに新しい風~花を咲かせてくれたね。ありがとうね。北海道に住んでいて、オナハンでFCIのキャシブを獲ることができたなんて、夢のようで嬉しいです。この先、FCIインターCHを目指そうなんて思っていないから、このキャシブは私の宝物として大切にしまっておくよ。
ショーを始めた頃は、パピークラスだけでいいと思っていました。CHへのカードがからむようになると、勝ち負けばかりにこだわる人もいて、見たくない・・知りたくなかったことも経験しました。陰で悪口を言う人もいます。お金がかかっていますから、モメごともあるでしょう。 犬は言葉を話さない。いやだ!とか言わないですから。人間に従うだけ。犬の意思は関係なく人間が仕切っている世界です。 自分で引くことは出来ないと思っていたのに・・・何年かやっていくうちに、こんな可愛い我が子、けなげな我が子をプロハンに預けようとは思わなくなりました。北海道から何度も本州に遠征するよりも、プロハンに預けたほうが経費はかかりませんでした(エニオの時、そうでした。早く完成しました)でも私は、いつも無欲で臨んでいます。結果を求めるよりもブリハンだから、自分の犬は自分でアピールして完成させてあげたいと思います。ヨーロッパの犬を知ってほしいです。
うちの子はショーを試合とは思っていません。私と一緒に参加するレクレーションだと思っています。私がリードを手に持つと、すでに引退した子達が⇒ 私も練習する!と騒ぎだし、ニコニコして触診台の上に乗ります。その姿をみて私は、○○ちゃん、もうショーには出なくていいよ。と話しかけます。昔とった杵柄ということばがありますが・・このように条件反射をする子を見るとつらいような気持ちにもなります。
犬とわたし、つながったリード一本での引き具合・ゆるめ具合で歩き方を変えていきます。その日の結果が良くても悪くても~上手ね。よく歩いたね。と褒めます。
犬は自分がリーダーと見なした人の指示に従い、それができた時に褒められることに至福の喜びを感じます。その・・犬の習性を上手に生かしてあげることが、人と犬との絆が深まり良い結果に繋がると思います。ショーのみならず、アジリティ・やドッグダンス、すべての競技においても同じではないでしょうか。ショーを通して、今まで一緒に出てくれたわんこたちに沢山教わりました。自分が教えていたつもりが、反対に教わってきました。人間の子供と同じですね。
今年はアジアで一番大きなショー アジア・パシフィックセレクションが 東京ビックサイトにて3月29日と30日に開催されます。イタリアングレーハウンドの審査は29日・土曜日です。時間割はまだ届いていません。届き次第紹介させていただきます。JKCのH・Pにも更新されます。イノセントからはルクレッツアが参加させていただきます。雌のチャンピオンクラスでの出陳です。お時間が取れる方はどうぞ、遊びにいらしてくださいね。
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