令和3年、今年も終わります。
今年も沢山の方々にお世話になりました。新しい出会いもありました。私に関わってくださった沢山の方々に感謝いたします。ありがとうございました。
イノセントのワン達は老犬が3匹+1匹です。
15歳近いの老犬の中に、老衰の症状がいちじるしく現れている子がいます。ただ・・たたずんでいるだけ、まわりのことが分からなくなってきています。でも食欲は旺盛でウ〇チもキレイです。仙人のようなその姿に、愛おしさが倍増しています。来年、令和4年を持ちこたえてくれたら嬉しいと思います。
大みそかのブログなので今年度の挨拶で終わるはずでしたが。私の中では大きなビックリする現状と遭遇しましたので書かせていただきます。他のブリさんが述べていないような・・今までも、他の方とは違ったことをお伝えしてきた管理人ですから。
それはジータちゃんをお送りした、飛行場・貨物ターミナルでのこと。
私はお送りする立場なので、前日に匂いを付けた新品の毛布&飼育等の説明書&ワクチン証明書・領収書&食べているフードなどを新品のキャリーと一緒にお送りしています。お見送りの車中のようすも楽しんで更新しています。
同じ時間、貨物カウンターではよく見かける、他の空港から届いている動物が入ったキャリーやバリケンです。 ジータちゃんの写真を撮っていたので、ついでに撮ったような写真。
あらっ!クレートが4個ありました。ふつうの個数です。ワンちゃんかな。よく来たね、ご苦労様です。引き取り主がまだ来ていないようでした。
そうして私の手続きが終わるまで10分ほど経ってから・・・
あらあら・・キャリーの数がどんどん増えていく。空港のスタッフが中から現れて、ものものしい感じになりました。
次から次に奥から出てきて・・空港スタッフの人数も増えて搬入を手伝っています。
私は~どんだけ出てくるの~とビックリして、ジータちゃんを撮りながら、この異様なようすを撮りました。
どうやって運びましょうか?と相談していました。
あまりの数の多さにスタッフも手で持ち運ぶことができません。荷台に乗せ始めました。
最後の一つまで載せて、無事にお迎えの車まで運んでいました。総勢30個はありました。小型犬だけでなく中型犬のバリケンもありました。
お迎えに来ていたのはペットショップの業者で、たった一人で来ていました。しかも車はワゴン車のような余裕の大きさではなく普通の乗用車でした。私の車の横に止めていました。
仔犬が入れられていたキャリーには⇒苫小牧・岩見沢・旭川 と行き先であろう地域が書かれていました。どの場所も、千歳空港から数時間かかるところにあります。
あなた達~小さな身体で北海道まで来るのに大変だったのにこれからまた車の中にぎゅうぎゅう詰めにされて、身体に大きな負担がかかって辛いね。
キャリーの中は、新聞紙をシュレッダーで切り刻んだ紙屑だけでした。ウンチやオシッコまみれでした。見慣れた光景ではあっても、苦しくなりました。これがペット業界の裏では普通であることを改めて思い知りました。
子犬ちゃんは産まれる環境を選ぶことができません。これは人間も同じです。赤ちゃんは親を選ぶことができません。
私は自分の行動範囲が広く、犬界のうしろも沢山見てきました。ネットで見たのではなく自分で体験してきました。一人で全部やってきたのでこの状況に遭遇したのです。改めてこの貴重な画像を撮ることができたことに感謝です。読んでくださっている方々に発信できて良かったです。私の今日のブログを見て、何かを感じ取ってくだされば幸いです。
私はペットショップを否定しません。きちんとしたお仕事です。ワンやネコを好きな人たちの憧れの場所であり、見ているだけで癒しをくれます。ショッピングモール内の華やかな売り場には引き寄せられます。夢があります。
しかしスタッフのお給料はお安いです。トリマーさんも看護師さんもお安い給料で頑張っています。
うちにご予約をくださった方の中にも、ペットショップで買いましたのでキャンセルします~という方もいらっしゃいます。実際に子犬を見て抱っこさせてもらい、お子さんが気に入って買われることはあります。それでいいのです。運命の出会いと思って買うのでしょうから。
私は今回の30個のキャリーに入れられていたワンコ達を見て~心底から幸せになってほしい~ と思いました。こんなに品物扱いされた生い立ちです(失礼ですが)これからの15年の犬生を幸せになってねと
心から願いました。
何十年も見慣れた光景ではありましたが、今回は年末年始のペットショップの繁盛記の裏を見た感じで・・子犬たちの鳴き声が、今でも脳裏から離れません。
最後に一つ言いたいこと。
それはブリさんが子犬をペットショップに売る場合、仔犬代金をもらった時点で契約は終わりです。ブリの責任は回避されます。(だから売るのです)それ以降はお客様からの苦情はペットショップが受けます。
ブリさんには子犬に先天性の病気や虫がいても知らせられず、何も責任は問われません。ショップはお客様からの苦情は受けないような契約書を交わします。ですからショップで購入された場合は、のちに病気が出た場合は自分で治してあげる覚悟で購入してください。どこに責任を向けてもむなしいです
もちろん大半の子犬は健康体であると思います。血統書は届いていますか。血統書は大切な戸籍謄本です。両親犬や祖先の犬たちの家系図です。血統書がなければ、ブリがどんなに良いことを言っても、CH直子と言っても何の証明もできません。血統書がなければ金銭の授受も本来はNG!です。もらった血統書はJKCですか。それ以外の団体は怪しいです。
あなたが選んで購入された子、もしくは里親探しで迎えた子。あなたとご縁があり気に入って迎えた子です。その後何かあっても、誰のせいでもないです。病気が現れてもそのままのその子を愛し、一緒に幸せになれるように過ごしてください。