老犬ホームになっているイノセントです・・・といつも書いています。老犬たちはパピーちゃんに戻ったようで可愛いです。それも元気なパピーではないですよ。ただ本能のままにお乳を吸うか~眠るだけの子犬のようになります。
精かんだった若い頃に比べると、ウソみたいに 衰えていきます。仏様のようになっていきます。抱いてもおとなしくて、されるがママです。抱いて話しかけると、じっと聞いています。私が言っていることが分かっているのですね。
お年寄りは可愛いのですが、一つだけ大変というか頭が痛いことはオシッコです。目が見えなくて、あちこちにぶつかりながら歩いているのと、多分痴呆症が出ているのとで、トイレまで行ってチーをすることが出来ない子がいます。もしくはトイレまでは行くのですが~戻ってきて違う場所にチーをしたりします。ですから私は一日中チーのお掃除です。老犬がトイレ以外でチーをすると、若い子もそこにしてもよいのかも と判断して上からチーをするので益々悪循環です さすがに参ってしまいます(T_T) ここ1~2年で、廊下のあちこちがチーでふやかり⇒ボロボロにはげてきました。当然⇒くちゃいです フローリングをリフォームしたい気持ちがあるのですが、主人が⇒犬が居るうちはそんなのとをしてもムダだ と申しまして相手にしてくれません。
私は夜は犬たちと同じお布団で寝ています。ワン達のトイレ掃除のために夜中に2回起きています。ウ○チの匂いがくさくて目が覚めますから。その際リビングにはいつも大量のチーがありました。さすがに私もストレスとなりました。
それで悩みまして、夜中と・・昼間に私が留守にする時は、粗相をするボケ老犬に紙おむつをすることにしました。(老犬のみ終日フリーです)これでだいぶラクになりました。
先月は老犬のひとりミユウに奇跡が起こりました。 ↓
こちらは2010年 6年前に撮ったミユリとエリーの写真です。この時は、8歳と10歳です。まだまだ若いね。
ミュウはいつもこのように上を向いて寝ていました。気持ち良さそうね。この姿が可愛くて⇒キャー可愛いいね!と話しかけたりちゃかしたりしていました。
この写真から6年の年月が経ち~最近は後ろ足が悪くなり出窓に登る事も出来なくなりました。でもご飯もよく食べて元気が良かったのです。
しかし、先月のことでした。朝、私が起きるとワン達はお布団から出てきてストーブの前に集まるのです。そして、すぐ隣で食事をしている主人のおこぼれを狙っています。パン食なので、パンの耳とかフルーツ狙いです。その日はミユリが起きてこないので、ミュウどうしたの?と布団をめくると⇒ 何かをおう吐していて・・身体は動けない様子。舌は口からはみ出してダラーンと動かなくなっていました。あきらかに昏睡状態(T_T) かすかに意識があるだけの状態でした。
そのとき私は1年半前のシルちゃんのことが頭をよぎりました。前日の夜まで元気でピンピンしていたのに・・・朝起きたら、同じお布団の中で、すでに亡くなっていました。苦しんだ様子やおう吐したあともなく、眠るようにきれいな姿のままでした。狐につままれたような死に際でした。私を悲しませないで逝ってくれました。
でもミュウはかすかにキュン!と鳴き声を出しました。私に~お母さん早く気づいてよ!と言っていました。ミュウちゃん と抱き上げると、ミュウは全身がけいれんしていて、舌もお口の中には収まらずにダラーンと外にたれていました。息も絶え絶えで絶命の寸前のように見えました。かろうじて意識がありましたが、目も開けられない状態でした。。
今まで20数年の間に何頭かのわんこの絶命の瞬間~あの世へ旅立ちの時を見守ってきた管理人です。シルビィ以外は全員、私の腕の中から~心臓が止まる瞬間まで抱きしめてあの世へ逝きました。そのような経験から、この状態からの生還は難しいでしょう と察知しました。ミュウは病気にかかったこともなく長く生きてくれた そろそろ順番が来たね!と神様がお迎えに来られたのでしょう。と考えました。
そして他の子をハウスに入れました。ミユリと二人きりになりたくて。私はミュウを最後は抱いて見送ってあげようと二人きりになって話しかけました。3時間ほど抱いたまま一緒に目を閉じていました。ミュウミュウ、今まで長生きしてくれてありがとうね。ママのジュリちゃんが天国で待っているよ 妹のノエルちゃんも待っているよ。あの世に逝っても寂しくないよ。もうがんばらなくていいのよ~と話しかけながらも、お別れが近いと感じて涙を流す私でした ミュウの身体、主に心臓をさすっていました。私の涙がミュウの全身に流れ落ちました 心臓を刺激することで復活できるなら!と一途の望みも捨てませんでした。昨日まで元気だったミユリちゃん。亡くなるとしたら老衰でしょう。悔いはなかったです。だってミュウはいつも楽しそうにしていましたから。
そしたら奇跡が起きました。虫の息で・・・いつ心臓が止まってもおかしくなかったミュウが⇒ パチッと目を見開いて⇒お母さん何言ってるの 私・・死なないわよ ってわたしの顔を見上げたのです。その姿にはびっくり!です。
ミュウと目があってから、私は新たな感覚を感じました。この子はもっと生きることが出来ると それまで自分では立つことができないほど衰弱していたミユリでした。それで私は~ミュウちゃんを抱っこから外しで立たせました。最初はヨタヨタしていました。 すこ~しだけ⇒一歩くだけで足元がヨタヨタで倒れてしまい~ ガーンと顔面をぶつけてしました。この状態で骨折しては大変 なので歩かせるのはやめました。それからは介護ですよ。
その後~ミュウちゃん食べれるの~?と言いながら・・・体調が良いときに注射器で栄養価のある流動食を食べさせるようにしました。最初は食べるのを嫌がりました。そうですよ。舌が口からはみ出してひん死の状態だったのです。人間でも同じですが、舌は食べ物を動かす重要な存在です、舌が麻痺ていては自力で食べることができません。ですから、数日間は注射器で~私が喉の奥まで栄養価の高い流動物を注入しました。舌が反応していないのでベロベロと出しました。
でもミュウミュウの生命力はすごかったのです。流動食を最初はイヤイヤ食べていたのですが、体調が良くなってからは、喜んで食べるようになりました。それからの回復はすごかったです。すぐに普通のご飯をおかゆ状にして食べるようになりました。
そして数日前のミユリです。 とても元気にしています。
気持ちいいわぁ~(^^)身体は痩せてゴツゴツしています。若い頃よりも二回りほど小さくなったね。でも元気です。出窓に乗りたいよ~と目で合図するので、私が乗せました。
オペラがいつも寄り添っているのです。ミュウが産んだ子で死産だった子がいます。もしかしたら、そのときの子の生まれ変わりですか。長くブリーダーをしていると色々なことがありました。私は子犬を産ませるだけではないです。犬たちを終始大切にしています。特に老犬が可愛いです
この写真を見ると、オペラが大きく見えますが・・・
こちら、そんなでもないですね。ミュウは老犬になっても、他の成犬と同じように食べます。食欲旺盛よ。
うちで産まれたミュウちゃん。貴方は小柄で若い頃は食も細かった。管理人は、あなたが産まれたとき、額のブレーズが気に入って美しくて、産まれた途端にうちに残そうと決めました。あれから14年~ 長生きしてくれたね。ありがとうね。老犬になった姿もうつくしいよ。若いころの写真を探せればよかったけれど、DVDにコピーしているから取り出せなかった。
ミュウちゃんが昔も今も、いつも楽しそうにしているので、管理人は嬉しいです。最近ヒートが始まって・・・同じくヒート中のわんに乗っている姿に、管理人は、よくぞここまで回復してくれた!と感動を覚えたり~お笑いをもらっています。エニオがすごく反応してミュウに乗るのですよ。おばあちゃんのフェロモンは強烈らしい・・・(^^;)
そして、決して見られないと思っていたあなたの一番くつろいでいる姿に⇒ 万歳 です。
ミユウちゃん。若い頃と同じように、いつものお得意の姿で寝ていました。太陽の光を受けて無防備で安心しきった姿です。よくここまで元気になってくれました。
ミュウちゃん、ありがとう。これからも長生き出来るよね。
今日も見てくださり、ありがとうございました。
※4月2日 ジャパンインターの時間割が届きました。
イタリアングレーハウンドの審査時間は4月2日 午前9:30 分くらいからです。出陳数は 22頭です。多いです。楽しみです。私はオペラと共にメスのヤングアダルトクラスで参加させていただきます。詳しくはまた後ほど書かせていただきます。
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