久しぶりに子犬が誕生しました~ イノセントでは去年の10月以来7ヶ月ぶりです。とても親バカで笑われるかもしれないけど・・・うちの子本当に綺麗 産まれた時から綺麗です。
今回は男の子2匹・女の子1匹の誕生でした。汚れのない純粋無垢な・イノセントな天使ちゃんたちです。
母子ともに健康で安産だったのですが、今回は何年かぶりに緊張するアクシデントがありました。 ママ犬は産む直前までお庭に出て遊んでいました。さくらんぼの根っこをホリホリして、なにやら食べていました。その後・・お部屋に戻った途端に急に産気づいたようで、ハアハア言いながら、私に⇒おかあさ~ん、もうすぐ産まれるよ~とまとわりついてきました。わたしは即座に、他のわんこたちをハウスに入れてママ犬と二人きりになり、さあ~がんばろうねいよいよ来たね~と励まし続けました。
産気づいてから30分後にはいきみがくるようになり、その後すぐに一つ目の膜が出てきて破水しました。破水は産道をなめらかにして、赤ちゃんが出やすくなる役目をします。その15分後には胎児が入った膜が降りてきて、陰部から見え隠れするようになりました。膜の中には可愛らしい肉球が見えました。あら~逆子ですね。逆子はよくあることです。犬の場合は羊膜に包まれて産まれてくるので、逆子でも膜ごとすんなりと産まれて来るのが普通です。
早い早い順調すぎるけど・・そのとき困ったことが このママ犬ちゃんは、少ししか出ていない膜を口で破ろうとするのです。ダメよ!まだ早いよ!せめて胴体が出てくるまでガマンしてよ!そう私が言って静止させようとしても、ママ犬は必死です。とうとう膜を食い破ってしまいました。ひやぁ~大変 もし、胎児の身体が大きくてなかなか降りてこずに、このまま、また体内に戻ってしまったら、膜がなくなった赤ちゃんは呼吸ができなくて死んでしまいます。陰部には片足が5mmほど出た状態の胎児が停滞しています。小さい可愛い足先でした。絶対に助けてあげるからね。
この子は大きいらしく、ママ犬が何度もいきむのですが、足から上の部分は出てきません。私は胎児が体内に戻らないように、片足を持っていました。そして、いきみに合わせて、片足から⇒両足をつかみ⇒さらにおしりの部分からお腹の部分まで、陰部に指を入れながら、胎児を傷つけないように、そおっとつかみながら引っ張っていきました。このときは雑念が入らないように、集中できるように目を閉じます。そして暗闇の状態で自分の指の感覚だけを頼りに、いきみに合わせて、焦らずに落ち着いて行動しました。あせってしまって足だけを引っ張ったらいけません。知人で・・何とか早く出してあげようと足だけを引っ張っていたら・・足がもげてしまったそうです(>_
もし、正常分娩で頭から出てきたときも同じです。分娩が長引き、膜が破れてしまったら、胎児の頭を中に入らないように手で持っています。子犬のお口につまっている羊水を、人が吸い取って呼吸できるようにしてあげます。そして~いきみに合わせて、あせらずにゆっくりと肩まで指を入れて・・そぉっと引っ張ります。あせって引っ張ると、首が折れてしまい⇒亡くなってしまいます。経験の浅い素人さんには難しい作業です。お産で困った時は、病院に行ったほうが賢明でしょう。
ママ犬は、私が引っ張っているとき苦しかったでしょう。でも悲鳴ひとつあげずに、私の言葉~そうそう、いきんで!~上手だねぇ~もうすぐ赤ちゃんが出てくるよ~の声に合わせて一生懸命にいきんでくれました。母犬がいきまないことには赤ちゃんは生まれません。ママ犬ががんばっていきんでくれたお陰で、足が見え隠れし始めてから約20分後に、私は、ここまでくれば0K~と胎児の胴体を持ってゆっくりと引っ張りました。最後に一番大きな頭が出てきて、無事に元気な男の子が産まれました。200gの比較的大きな子でした。ピーと元気なうぶごえをあげてくれたときはとても嬉しかった 何年ぶりかの(10年くらい?)緊張のお産でした。 久しぶりに仕事をしたよという気持ちになりました。
その第一子はこの子です。 この世に生を受けてからすぐに、自分でお乳をさがして飲み始めました。その後寝ています。
ボクちゃん、ちょっと時間がかかったけど、大きくて元気に産まれたね。白のまったくない完全ソリッドです。
その後はズムーズに産まれました。第二子、男の子180gです。首にY時の細い白いマークがあります。おとなしそうな子です。
第三子、女の子です。200gで大きめです。この子の飲みっぷりを見て口を大きく開き、乳首が喉の奥まで入っていてしっかりと飲んでいます。頼もしいね。
今回のママ犬はすこぶる健康で元気で、妊娠中からすごく食欲がありました。でも母犬が太りすぎると陣痛が弱く、いきむことができなくなるので、食べることは、ほどよく控えさせていました。お産中も子犬を一匹産み終えるたびに、ご飯を食べドリンクをゴクゴク飲みました。頼もしくて、何の心配もしなくてよい母犬です当たり前のことですが、お産や子育てをしてくれる母犬はこうでなくちゃいけません。産んだあとはたくさん食べてもいいからね。
子犬のこれからですが~すでにたくさんの方々からご予約をいただいております。まだ生まれてくるまえから、H・Pやブログにある、歴代の子犬たちや成長したイノセントのわんこたちを見て、いずれはイノセントの子犬を迎えたいと決めてくださった方々、ありがとうございます とても嬉しく光栄に思います。そして、私の人柄や犬に対する情熱を信用してくださったことに感謝いたします。かかわってくださったすべての方々にお礼を申しあげます。ありがとうございます。
今回は3匹の出産でしたので、ご縁を持てない方もいらっしゃいます。もしお待ちいただけるのであれば、年内に生まれる可能性もありますので、どうかよろしくお願いします。また、イノセントから2匹目の子を迎えたい~と言ってくださるリピーターさんの声もたくさんいただいております。その方々のご希望も、わたしの頭の中には入れておりますので、いずれご縁があれば嬉しく思います。
私は、女の子に発情がきたからと・・やみくもには交配いたしません。出産してもらう女の子は選ばれた子です。スタンダードにほど近い、大きすぎず・・小さすぎず・・骨量のあるしっかりとした骨格。我が家のママ犬たちは、4・3kg~4・8kgです。みんなしっかりとした骨太です。 イタグレの美しさを引き立てるローズイヤー。(立ち耳は生まれたことがありません) そして、性格が明るく健康な身体であることです。それらを兼ね備えた両親犬からのみの繁殖をしています。
私は今の時期はシヨーもなく、比較的暇でございま~す 子犬の更新もしてゆきたいと思います。新しい飼い主様達も、楽しみにしていますよ~と言ってくださいますので、とても励みになっています。
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