相変わらず忙しくて、ブログの更新が滞ってしまいました。どうかしたのかな~?と心配してくださっている方もいらっしゃるかもしれません。
最近は、良くないことばかりが起こりまして~ 私は占いなどは詳しくないし、あまり興味は持ってはいないのですが(若い頃は好きでしたよ)よく耳にする 大殺界 という時期があるのでしたら、イノセントはまさにその時期と言えるでしょう。
まずは4月の下旬から続けてやってきている女の子達のヒートが・・まだ終わっていません。定期的に訪れて、健康なので良い事なのですが。ここ数年で男の子が増えたイノセントです。今までになかったような大騒ぎ 男性陣はハウスに入れていても、気に入らない男子を相手に威嚇して吠えますウルサクて→ キチガイのようです。
私はブリーダーを始めたとき、家が新築で新しく、オス犬はマーキングをするので部屋の中が汚れるのがイヤだから・・という単純な理由から、最初の5年間は男の子を飼いませんでした。女の子達はみんな、シーツの上で用を足してくれ、部屋を汚すこともなくキレイでした。しかし~1999年にイタグレを飼ってから、考えが変わりました惚れた犬種の子犬を創るのに、好きでもない(よくもない)種オスに交配料を払うことがイヤになりました。
惚れたイタリアングレーハウンドの・・私の好きなタイプを・・私だけが創りたい と強く思い、初めての男の子・ロナルドをヨーロッパから迎えました。ロナが来た時、私は2週間ほど、夜中に何度も起きてトイレを教えました。教えなければ、どこにでもマーキングをしていたと思います。教えた成果があり、ロナはきちんとトイレでオシッコをするようになりました。3歳になっていても、言葉が分からなくても、真剣に向き合えば必ず通じるのだと感動したものです。
あれから17年経ったのかなぁ~ あの時の感動は、もろくも崩れ去っています 今では、男の子も女の子も、どこでもチーチーチです きちんとトイレでもしていますし、お庭でも沢山しています。それなのに・・部屋の中のいたるとことにも マーキングだらけです。私が見ている前では決してしません。女の子達の発情で、男の子も女の子も、おかしい精神状態が続いています。自分はしたくなくても、誰かがするとまねしてチーです。
犬の本能です。私が怒ったからとやめるものではありません。私はというと・・ひたすら一日中、部屋の中の排泄物を掃除しています。膝が掃除タコで硬くなっています。膝をついて、ずっと拭き掃除の一日です。私だけではないはずです。ブリさんはみんな同じようにお掃除おばさん(おじさん)ですよ。それと、汚れたワンたちの敷物の洗濯です。ブリーダーなんて、若い人がする仕事としてはきびしいですよ。ある程度人生を送った人で、地味な労働を、休みもなくできる人ですね。
一日中拭き掃除をしたからと、消える匂いではありません。今よりもひどくならないように、抑えることしかできません。
イノセントで良くないことが起こったのは、お掃除が大変!ではないです。これは今始まったことではありませんから。毎日の日課です。よくないことは、老犬たちがケガなどで通院や入院していることです。 下の写真は 2匹目の輸入犬・エニオ君です。
若いエニオ君。来日する前にブリーダーさんから送られてきた写真です。
日本に来てからは、プロハンさんに頼んでショーに出ました。美しい立ち姿で、プロハンからは、立っているだけで芸術だよ!と褒めていただきました。
北海道での夏のショーが終わり、本州の有名ハンドラーの元へ。
そして、まもなくJKC・CH完成しました。
その後、私と何度かのショーを楽しんでからショーは引退しました。
その後・・良い stud dog となりパパになっています。
こんなに若くて美しかったエニオも、今年12歳です。お顔も白くなり、すっかりジイジになりました。若い時は庭を勢いよく駆け回り、ソファの上を跳び箱のように渡り歩いていました。でも最近は、ソファに登ることさえ、ままならぬ様子でした。何度も・・よいしょ!と身構えて、3度目くらいに登れる感じでした。
そして悪夢が起こりました。ソファから降りる際にバランスを崩して、あごを強打してしまいました。大声はあげなかったのですが、ひぇ~ん と悲しい声が そして顔を振って痛そうな顔。口は開いたままです。とっさに私はケガをしている。ただの打撲ではなく大きなケガに違いないと思いました。
他のワンも分かるのでしょう。その瞬間、大騒ぎで吠えましたから。そして口を確認すると、だら~んと下がったままで閉じません。わぁ~あごが外れたのか骨折してる!と思いました。血液の混ざった唾液も出ていて、痛そうにもがきました
急いで病院へ走りました。レントゲンの結果、やはり下あごの骨折でした。骨折と言うと・・イタグレは足を骨折したとはよく耳にしますが・・・まさか・・あごを骨折するとは 驚きと可哀想な気持ちが入り混じり・・・そして歳をとったエニオの白いお顔を見ながら、12歳でこんなに大きなケガをするなんて。私がもっとよく注意してあげればよかったのに。エニオのせいじゃないよ。ごめんね。エニオは、私が思っていた以上に歳をとっていたのね・・と申し訳なくて涙がこぼれました。
病院で痛み止めを打ってもらったら、深い眠りについていきました。その姿が、意識もうろうとしているように見えて、エン君、このまま死んでしまうのでは?と考えたりして益々涙が止まらなくなりました
あごの骨折も手術が一番よいのですが、12歳という年齢ですので、健康状態を見ながら慎重にしましょう!との説明でした。血液検査・身体のほうぼうのレントゲンを撮り、尿検査をしました。身体は、肝臓の数値が高かったですが、特に癌などの発生もなく問題はないとのこと。しかし骨折あとに、エニオはショック状態の数値が高くなっていました。それで、麻酔に耐えられる身体に回復するまで、入院治療を行ったほうが安全ですとのことで、私は迷わずに入院をお願いしました。
とにかく体を回復させて、元気になってほしいから。犬は、あごの形が変形しても、ベロで呑み込むので食事はできるそうです。食べれないときは、カロリーメイトの液状のものや点滴での栄養など、色々と栄養補給はできるそうです。病院で最新の治療をしていただくことがベストだと考えて、エン君は良くなるまで入院しています。
エニオとは別に12歳のリカも時々苦難がやってきます。先週末はドッグショーでした。北海道での今シーズンの開幕戦でした。
その日、家でワンの世話のために留守番をしていた主人は、ご飯をあげて庭で遊ばせた後に、それぞれのハウスに入れて、やっと2階でくつろいでいたそうです。しばらくすると、1階でワンたちがけたたましく吠えるので・・何かあるに違いない と2階から降りたそうです。そしたらリカが激しく痙攣をおこして体中を震わせて、目の瞳孔は開き苦しんでいたそうです。それでワンたちが2階のお父さんに→リカが大変!来てよ~ と教えててくれたのか。。。主人は仕事柄、緊急の応急処置は知っています。痙攣の時は、心臓をマッサージしながら首回りを冷やします。目がぐるぐる回っているので、瞼を閉じてあげます。リカは30分ほどかかって正常に戻ったそうです。
リカは10歳を過ぎた頃から、年に2~3回くらい痙攣をおこします。病院へも行き、お薬ももらっています。痙攣中は、もう死ぬかもしれないってくらい心配で、ずっとマッサージをしています。でも、おさまるとケロッとして普通に戻るのです。治ると即、おやつを食べます。病院へ向かう車の中で痙攣が終わったこともあります。最初は10分くらいで治っていた痙攣は、今年に入ってからは長くなってきました。年齢も関係あるかもしれません。こちらも上手につきあっていくしかありません。
私は毎日面会に行っています。いつもの病院ではなく、片道45分の場所にあり、いつも混みこみです。半日がかりです。家でのワンコのお世話と病院通いとで、相変わらず忙しい管理人です。メールをくださった方々、ありがとうございます。嬉しく読ませていただきました。返信が遅くてすみません。
若い頃のヨーロッピアンなエニオです。
早く元気になっておうちに戻りたいね。何も贅沢はしてあげられないし、ウルサイ家だけど、でもやっぱり自分の家が一番落ち着くよね。
今日もご覧下さり、ありがとうございました。いつもイタグレの文字をクリックしてくださり、ありがとうございます。
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