久しぶりの更新です。ブログが滞っているときは、忙しい時です。忙しくても、ブログの更新をする方もいらっしゃいます。私はストレスになりますので、マイペースで失礼します。
仔犬たちは順調に成長し、天使から⇒ギャングへと変身してきました。フリータイムには、子犬達から目を離すことができません。とにかくよく走る イタグレの子犬はじっとしていません。子犬同士や成犬たちともじゃれ合って激しくバトルしています。ヒヤヒヤで目が離せません。これも、忙しくなった理由のひとつです。ゆっくりとコーヒーも飲めなくなりました。
犬同士で沢山触れ合い、犬社会のルールを勉強することは大切です。今はまさに、学びの時期です。
そして年齢と共に固くなった、私の頭の中で勉強していること。輸出するにあたって、ルール通りに行っている事柄があります。
約2週間前のボク。
とても良い子です。性格が上品で可愛いの。ハウスから出すと、まずは私に、抱っこ抱っこ!と飛びついてくるので、しばらくはヨシヨシとなぜなぜします。
その後、成犬たちに鍛えられています。ソフィ・ラミア・ミラン・などがガウガウと絡みながら鍛えています。私は成犬たちに、しつこいよ~!やめなさいよ~と叱咤しますが。本犬はけっこうイヤじやないようで、自分から向かったりしています。
こちらは数日前です。3か月を過ぎました。出窓にもひょ~いと上がります。ソファの昇り降りもお手のものです。
3か月過ぎて、身体付きもイタリアングレーハウンドになりました。
すごくよく食べます。ボク、イノセントの仲間になった・・と思っているよ。
そうよね~みんなと一緒に、出窓でお昼寝です。
でもね~新しいオーナー様が楽しみに待ってくださっています。特にそのお家の長女さんが(中学生)新生児のJOKERの写真に一目ぼれ~ 寝ても覚めても、あの子が欲しい~自分のお小遣いも全部ささげる~と病気のようになったそうです。もちろん、ご家族様も同じ気持ちです。私はそのような情にもろいです。
出会いの日に向けて私は、成田の動物検疫所のH・Pを何度も何度も熟読しました。重要箇所は印刷しました。輸出への手続きはすべて理解しているつもりです。だって日本人ですから、書いてあることも分るし、疑問があれば電話をして聞けば解決できました。簡単でした。
初めてロナルドを輸入した時は、現在のように動検のH・Pには詳しく書かれていませんでした。電話をしても、職員の方自体が輸出入のことを分かっていなくて、しどろもどろの応対でした。しかし時代は変わりました。現在は、NACCS/ナックスという登録システムがあるので、そこから利用者の登録を済ませて、自分で申請することができます。
日本ですること、マイクロチップの装着・3か月すぎてから一回目の狂犬病の注射・その後30日をあけて二回目の狂犬病の注射。その後、狂犬病の抗体検査をします。獣医さんによって採血された血液を、自分で神奈川の施設まで送ります。冷蔵です。2週間後にその結果・証明書が私の元へ送られてきます。
でも肝心なのは、これらの業務をしてきたことの証明書を添付して、成田の検疫所の申請書をダウンロードして、輸出許可の申請書を出すことです。口頭で行ったと言っても、何の証拠にもなりません。
動検は、申請書の書類を調べます。不備があれば、すぐに連絡をくださいます。輸出入の動きを無駄にしないように親切ですよ。たとえば、抗体検査の数値が満たされてない場合・狂犬病の間隔が30日を過ぎていない場合などです。その場合は、すぐにやり直しをすれば大丈夫です。書類も作り変えます。それで合格となります。これは自分の経験です。狂犬病のワクチンの間隔が30日に満たなくて、やり直したことがあります。犬が来日する前に動検がやり直しを勧めてくれたので、無事に来日し入国できた経験があります。
合格となれば、やっと、輸出入の許可書が発行されます。この許可書が出れば、ほぼ90%は成功です。残りの10%は、犬が病気で来れなくなったり、飛行機が飛ばなかったり、お相手の人間が怠慢して送らなかった場合です。
それとは別に、子犬の血統書を申請します。現在出来上がって私の元にあります。それはJKC発行の日本の血統書です。犬を海外に輸出するには、輸出用のEXPORTペリグリーに作り替えなくてはいけません。それを申請するには、出国する日・飛行機の航空会社・便名・時間を書く必要があります。血統書の名義も(住所も)新オーナー様に書き換えないと無効です。コロナがこの先どうなっていくのか分からない現状では、まだ申請できません。
日本での規則に従ってやるべきことは十分に把握しました。
しかし未知数なのは、相手国の規則。新オーナー様が、その国の機関のH・Pを送ってくれました。そのファイルを何度も読みました。英語で書かれているモノを和訳して読んでいます。
今回痛切に感じたのは、輸出する国で行う作業よりも、輸入されてくる国が出している法律というか・・決まりごとのほうが➡ ずっと大変で厳しいということです。ネックは狂犬病です。その国で狂犬病が発生したら、世界中に悪いニュースとして発信されます。どの国も、そんな汚点をつけたくない!
私が送る国のルールは日本から送るルールよりも、もっと厳しいモノでした。日本で行わなければいけないルールに加えて、さらに何点もことをのクリアする必要があります。その中の一つは、虫下し・ノミ&ダニの駆虫を行い、問題がなかったことを、獣医さんの病院の社判を押した証明書を、出国の7日以内に発行すること。わたし・・北海道ですけど・・成田に行く日の7日前までに病院に行くのね。しかも、その国のH・Pからダウンロードした証明書で出なければ➡✖ 英語で記載することなど。
それ以外にもいくつかの不安点がありますが。輸出の仲介の業者がたくさんいます。そこに頼めばスムースにやってくれるでしょう。しかし二けたの金額がかかります。そのお金は新オーナー様の負担になります。オーナー様が犬の仕事をしているプロの方なら、なんてことないかもしれません。しかし新オーナー様は、普通のご家族でペットちやんとして可愛がってくださる方です。負担をかけることはさけました。
日本で行う作業は分かりました。順調に進んでいます。しかしお相手国のことは、まだまだ厳しい道のりがあります。でも、犬の神様がせっかく与えてくれた勉強だと思って、進んでいきます。もしかしたら、出来ないかもしれないけど、やってみないことには何事も始まりませんから。
今日も、ありがとうございました。
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