口は災いの元・・と言います。ひとつの言葉が、相手を深く傷つけてしまうことはよくあると思います。また、一度発したひどい言葉は、投げかけられた者からすれば、消えることはありません。政治家の方々が公の場で発言された失言が問題となり、それが原因で辞任する方が後を絶ちませんね。それくらい、言葉とは大切なこと。言葉は、選んで話さなくてはいけないと思います。
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パピーちゃんのヒソヒソ話よ。(文とは関係ないです)
3年ほど前でした。私としては、心に残る大きな出来事がありました。その出来事は、札幌市のお役所・動物管理センターの方々が数人、大きなワゴン車に乗っていきなり我が家に来ました。
そして~職員の方は、【近隣の匿名の住民と名乗る方から、お宅の犬がウルサイ 虐待の可能性もあるから偵察してくれ
】と電話が入ったというのです。私はビックリしました。というのも、両隣りさんとも、裏の方々とも仲良くお付き合いしています。挨拶はもちろん、お互いにいただきものなどをお裾分けしてコミニュケーションもとっていました。どちらからの通報ですか~
ととっさに聞きましたが、いえっ!それは匿名なので言えませんと。内心、文句があるなら本当に近隣の人であるなら、匿名を使わずに直接言ってくださいよ
と思いました。
しかし私はあわてませんでした。犬の数は多いですが、普通の愛犬家さんと同じように可愛がっています。虐待なんて、とんでもない
私は玄関のドアを開け⇒さあ~どうぞお入りください。私の飼い方を見てください。私・・入ってもらって・・何も困りませんから。と言いました。そしたら、職員さんたちの態度が変わりました。いえいえ~奥さん(なぜか奥さんと呼ばれました) 玄関に入っただけでわかりました。我々は、これが仕事でして、何十・いえ何百件と動物の現場を見てきましたから。お宅の部屋の中まで入って偵察しなくてもわかります。間違いでした。これで失礼させていただきます・・・と部屋に入りもしないでいそいそと帰って行かれました。
その際に、匿名の通報はデタラメでしたね。我々は通報があれば現場に行くことが仕事なのですよ。お宅は全く問題ないのに・・お手間を取らせて申し訳ない。と言われて謝りながら帰って行かれました。ワゴン車で3人も見えていて、何か問題があればレスキューの予定だったのかしら
と私も首をひねりたくなる出来事でした。
しかし、通報した人がいたことは間違いないのです。この辺りは住宅地です。犬の鳴き声が外に漏れることはいけません。うちの子は通常は吠えません。静かです。しかし~ご飯を作り始めると、もうすぐ食べられるっ
と喜びがあふれて興奮して吠えます。犬のご飯作りは、老犬がいるのでフードをふやかすので少し時間がかかります。作っている間に吠える子がいます。ですから、その件以来、窓は全部閉めるようにしました。誰が通報したかを探すことはしません。私はそのような犯人捜しは嫌いです。それよりも前を向いていきます。うちの犬が吠えてウルサイ
と思う人がいれば、それは私がワルイのです。この先このようなことがないように、益々気をつけて犬を吠えさせないようにしよう
と決めました。
それでも、とても気分が悪くイヤな思いをしたことは事実です。これまで20年間・・一度も近所の方々から犬のことで何かクレームを言われたことはありませんでした。犬を庭に出すときも~周りを確認しています。お庭の手入れをされていたり、家族でバーベキューをされているときなどは出しません。ずっとご近所に気を遣い迷惑をかけないように過ごしています。それなのに・・20年以上たった今さら・・どうして?でした。いいのです。これも人生の勉強です。自分がされてイヤだったこと・・傷ついたことは、決して他の人にはしてはいけない。そう考えます。通報した人は、どんな気持ちで見ていたのかな。私はなんでもプラスにして歩んでいきますから、その人を恨むことなく、むしろ・少しですが⇒ありがとう!の気持ちです。
犬界にも、他のブリーダーのアラを探して悪口を言う人がいます。本人は悪気はないのでしょう。相手を少しでもおとしめることで、自分を優位に立たせたいのでしょうか。私にはよくわかりません。しかし~狭い世界です。〇さんが〇さんの悪口を言ってるよ。〇さんと〇さんは、もめてしまって離れたよ。とか・・〇さんの持ってる犬はどうだ~こうだ。などなど、もっと具体的な話も耳に入ります。しかし悪口を言うと、いつの間にかそれがつつぬけになって、みんなが知ることになっています。
そもそも、悪口を言って何の得になるでしょうか。悪く言った言葉は、いつかはその人の身に振り返ってくると思います。他の人のことは、その人に任せればいいでしょう。本当に悪い行いをしているブリーダーがいれば、犬の神様は許さないでしょう。いつかは犬神様からの天罰が下るはずです。口は災いの元。本当に気をつけなくてはいけませんね。
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そうね~ないしょ話ね。
私が尊敬している大物ジャッジである大先生〇氏はおっしゃっています。ショーで活躍している犬種が、一つの犬舎の独占ショーではよくないよ。ジャッジも、そこしか選ばなくなるからね。それぞれの犬舎が、自分が良い!と考える犬を創り~競い合うこと。そしてお互いに切磋琢磨していくこと。それが、その犬種のレベルを上げるんだよ。そうすることにより 審査員から高い評価を得るようになり、犬種が発展するのだよと。私は、大先生の熱弁に~さすが~大物さんは違うなぁ~と感銘しました。
先生は時々北海道へいらっしゃいます。と言っても3年に一度くらいです。その時の審査は、有名犬舎も、新米のオナハンでも分け隔てなく見てくださっていました。先生には長生きしてほしいです。10グループ・・私のワンを審査していただくことは、この先はおそらくないでしょう。あったとすれば奇跡ですね。審査していただく機会はなくても、ショー会場でもよいので、またお会いしたいです。
イタグレの専門ブリーダーは少ないです。すぐに辞めていく人もいます。数少ないブリーダー同士、お互いを認め・・お相手の犬の、ショーでの功績をたたえ・・イタリアングレーハウンドの存在がショーから消えることのないように、それぞれに頑張っていくことが良いことだと思います。
今日もご覧くださり、ありがとうございました。イタグレの文字を クリックしていただけると嬉しいです。
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