ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.3.22-23エンハーツ26クール目、さらに減量22回目投与後6-7日目のこと 体力温存後は気合で乗り切る

2022-03-23 22:32:07 | 日記

 火曜日。
 東京では桜が開花したというのに、なんと今日は雪が降るという予報だ。
 いまだ全然本調子ではないけれど、やるべきことは山積。もう着ないで済むかしらと思った最強ダウンコートを引っ張り出して、ブーツも再登場、厚地タイツの完全防備で出勤する。
 腹痛はあったが、今クールも酸化マグネシウムのお世話にならずになんとか排便があってほっとする。

 来週の引継ぎ日程も決まり、今日の学位記授与式の準備等々で大わらわ。必死に仕事をしながらふと窓の外を見ると、ボタン雪がとんでもない勢いで降っている。これは積もるかも・・・明日は式典なのに、と思う。
 出勤してないとやれないことを午前中で頑張って終えて、午後は体力温存のために在宅勤務として引継ぎ書類等の作成にあてることにした。帰路も雪は止む気配がなかった。

 帰宅後、遅いレンチンランチを摂る。ようやく空腹を感じるようになってきたが、相変わらずナウゼリンを飲んでから出ないと食べ物は喉を通らない。
 予定通りに仕事を終える。いつのまにか雪は雨に変わった。上手く溶けてくれると良いけれど、明日の朝は路面凍結に注意とのこと。

 夫は帰りに美容院でカットを予約していて食事も要らないというので、一人でレンチンの夕食。自分一人のために食事を作る元気はとてもないが、食欲が出てきている。間違いなく復調の兆しだ。
 母にDuo通話をしたら、明日はこの悪天候で転倒したら大変なので、Wさんサロンのマッサージをキャンセルしてデイサービスに振り替えることにしたとのこと。

 夫が帰宅する。お願いしていた荷物もピックアップしてきてくれた。食事はしたのに、なんだかまだ口さみしい気がして、レンチンの餃子をお腹に入れたら満足した。夫から桜餅を買ってきたからお茶しようと言われていたけれど、気づけばまたリビングで3時間近く眠ってしまった。まもなく日付が変わる時間。入浴して寝るだけの時間になっている。
 夫曰く、「気づけば寝ているね」だそう。この1週間近く、まさしくそうである。悪態を付く元気すらないし、言われるがまま。

 水曜日。
 投与後1週間。学位記授与式いわゆる卒業式・修了式の日である。
 青天ではないけれど、とにかく雨も雪も降っていない。袴姿の女子学生には本当に良かったと思う。一日ズレていたらどんなに大変だったろう。

 朝、ナウゼリンを飲んでから、ベーグルに夫謹製の清見とりんごのジャムをそれぞれ塗って頂く。美味しい。スムージーも復活。青汁だけまだパスだけれど、食後はぶどうを3粒、とちおとめを1粒、清見を3房、りんごを1切れと普段のペースで果物が頂ける。青いヨーグルトもお腹に入れられた。
 食後の遅発性制吐剤カイトリル、臭くて辛い疲労止めエルカルチンもあと2日を残すのみだ。

 今日は朝からやること満載である。まだ本調子でないとは言っていられない。気合で乗り切るべし、である。
 出勤後は引継書を更新したりあれこれ片付けてから、先日予約したフラワーショップまでお花を受け取りに出かけた。リクエスト通りの素敵な花束が10人分用意されている。無事受取り、そのまま駅ナカでちょっと早めにサンドイッチとカフェラテのランチ。食後は再び職場に戻って式典会場へ向かう。

 この3年はコロナの影響でごくこじんまりした式になってしまったけれど、それでも大分慣れてきてアットホームで温かい良い式典になった。写真撮影も済ませ、片付けを終えて解散する。いつもは黒子に徹している私だけれど、一緒に卒業ということで写真に入らせて頂く。若い人と一緒の写真・・・おばさんはちょっと辛いのだけれど、マスク様々である。

 部屋に戻って再び大車輪であれやこれやと片づけて、ほっと一息。
 例年、修了生と教員だけで行っている簡単な謝恩会に初めてお招き頂いた。御礼の機会が頂けて有難かった。何より、学部の頃からの院生が10年を経て無事博士の学位を取得したのは感無量である。
 思いもかけず、教員からも院生からも花束や記念品を沢山頂戴し、なんだか頂きにいったような感じになってしまい、恐縮しきりであった。
 一人一人の修了生からの御礼の言葉、教員からの激励の言葉にしんみりしながら、幸せな時間を過ごさせて頂いた。

 私の好きな紫を基調とした花束と、淡いクリームとオレンジのビタミンカラーの花束は、花言葉が感謝だとのこと。こちらこそ働かせて頂けて感謝、なのだ。若い人たちと日々一緒にいられたことで、無事に在学期間満了という節目を迎えられたのだから。

 沢山の頂き物を抱えて事務室に戻り、再び仕事を片付けて帰宅の途についた。

 帰宅すると生協のお届け物が届いており、それを取り入れているうちに今度は上の階の奥様がお菓子を持って見える。もう玄関がてんやわんや。夫が帰宅してもまだ食事の支度に着手するどころではなかった。
 とりあえず頂いたお花をしおれされてはならじ、と急ぎ水切りをして2つの花瓶に活けてからミールキットを駆使して夕食の支度をした。
 夫には大分待たせてしまったけれど、約10日ぶりの料理である。昼がとても軽かったので、欠食おばさんタームに入った私もかなりの空腹。ナウゼリンを飲んでも美味しく夕食が頂ける幸せに感謝である。

 そんなわけで今日は終日フル回転。復調途上の身体にはちょっときつかったけれど、なんとか今回も底を脱せたのだと思う。
 残り数日、明日からまた頑張ろう。



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