ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.2.28 15/28(28分の15)!

2013-02-28 20:33:10 | 日記
 突然意味のわからない数字・・・これが本日の表題である。
 種明かしをすると、今月から再開したヨガスタジオ通いの日数である。2月は28日しかないから、28日中15日。殆ど一日おきに通った勘定になる。しかも週1回の休業日を除けば15/24。行かなかった日の方が少ないではないか。

 今月の通院日は、フェソロデックス注射とゾメタ点滴をした14日の1日だけ。それ以外1日も休まずにフルタイムで出勤することが出来たから、出勤日は18日。
 そんな中で土、日、祝日はほぼ毎回通い、さらに仕事が終わってからの夜のクラスにも、息子や夫が塾や宴会で遅い日には迷わず通いつめた結果だ。

 自分でもびっくりする。
 2006年11月、初発からもうすぐ2年という時のこと。体を労わらなければ、無理は禁物と、色々なことにちょっぴり消極的になっていた。でも、そろそろ少しずつ新しいことを始めてもいいかな、とも思っていた。新しがり屋の血が騒ぎ、スタジオのオープンとともに通い始めた。最初は、土、日のどちらか週1回通うのも腰が重かった。マンスリー会員(オープン当初は週1の休業日もなく、一日1レッスンまでという制限もなく、何回でも通い放題のプラン)で入会したものの、とてもとてもモトが取れない感じだった。すっかり運動不足で体が鈍り切っていたし、ただでさえ体が硬い私だ。最初のうちは高温高湿の環境にも慣れず、汗もなかなかかけず、レッスンの後半では年中リタイアしてのびていた。

 途中から、少し低めの温度湿度の環境で寝たまま行うピラティスやフラダンス等ヴァリエーションが出てきて、お気に入りのクラスも増え、ヨガよりもこちらに参加する回数が増えて、少しずつ通うリズムが掴め始めていた。
 が、2006年の暮れ、検診でホルモン剤ノルバデックス服用の副作用である卵巣のう腫が見つかった。何とか開腹手術を免れたかったが、止むなく2007年4月にお腹を開ければ子宮筋腫もおまけに見つかり、繁忙期、年度初めにトホホの1カ月病欠。帝王切開に続き、またも腹筋が切られてしまったので、休会を余儀なくされた。

 それが治ってようやく職場復帰、ヨガも再開出来れば・・・というタイミングの5月、今度は胸部周辺が痛み出す。初発から3年経たないうちに多発骨転移等が確定したのがその年の暮れ。2008年が明けてまもなく再発治療が始まり、また休みがちになった。
 11月からのタキソテール開始に伴う休職でこれまた休会。2009年5月の職場復帰前に、少しでも体力をつけなければ、と4月から再開してみたが、浮腫が酷く体力はすっかり落ちていて、午前中に通うと午後は横になる有り様。毎日が日曜日の身分とはいえ、とてもではないけれど毎日は通えなかった。

 職場復帰して有給休暇がない状態で治療も毎週となれば、日々を回していくのに精一杯。土、日も副作用があれば通えずじまい。月1~2回ということも少なからず、だった。
 参加すれば、たっぷり汗がかけて体が芯から温まってすっかりリフレッシュする。それが判っていても、なかなかスケジュールに組み込めなかった。当然、仕事が終わってからは疲れてしまって夜のクラスに通うという体力もなかった。

 そんな調子だったが、脱会には踏み切れず、ナベルビン治療中でも体調と相談しながら細々と続けていた。そして、ナベルビン中止した後、ECを開始する前の3カ月は、ハーセプチンとホルモン剤・フェアストンの内服治療で、殆ど副作用もないし、夏だったから夜でも寒くないし風邪も心配することがない、と初めて仕事が終わった後の夜のクラスに参加し始めていた。
 それなのに、昨年9月には、EC治療の初回で打ちのめされ、退院後にやむなく3度目の休会手続き。

 今回は、最初からあまり飛ばさず、せいぜい土日だけのスタートかな、と思ったものの、思いのほか体力がついてきて、最初の週末に土日月火と4連ちゃんで通ってしまった。すっかり自信がついて、気持ち良さも蘇って、調子よく月末を迎えた。

 運動が全く得意ではない私がなぜか続いているホットヨガ。冬でも汗をかけるのが爽快だし、何より冷え症も、肩こりも腰痛も緩和。平熱が高くなり、ガチガチだった体は、心とともに少しずつほぐれて行く感じだ。これからも細く長く(太く長く?)今のペースで通えればいいな、と思う。

 2月最終日。今日は予報通り久しぶりのポカポカ陽気になった。明日は雨が降るけれど、もっと暖かくなるという。
 振り返れば本当に寒い2月だった。最後の日だけはちょっと春の兆し。そして、明日からいよいよ3月、である。

 さて、とりたてて書くほどのことではないし、いつものことなので、痛みについては特に触れないできた。が、昨日あたりから傷跡周辺から胸骨辺りが痛む。鈍痛、圧痛ではなく、突き刺すような痛みが断続的に続く。眠れないほどではなかったけれど、起きているときは痛む。息苦しくなるので深呼吸で気を紛らわし、何とかやり過ごしている。我慢しないでロキソニンを飲まなくては、という状況だ。
 さらには、ここのところずっと両腋の腋窩リンパ節に違和感がある。油断して無意識に重いものを持ったりしているだろうか。骨の溶解が進行する痛みとリンパ節転移の増悪でないと良いのだけれど・・・。次の通院日まではあと2週間、である。
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3 コメント

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Unknown (オリーブ)
2013-02-28 21:08:51
痛みが気になります。
ロッキングチェアさんは依然としてゾメタのようですが、今ほとんどの病院でランマークになっています。
私の通院先ではいち早く取り入れました。

ゾメタが、骨にセメントをコーティングするイメージに対し、ランマークは骨そのものを強化するようです。(詳しくは調べてみて下さいね)
それから、骨転移などからくる神経的な痛みには「リリカ」が効果あるようなので主治医に相談してみて下さい。
痛みは脳に覚えさせない方が良いようで、早め早めに痛み止めなどを飲み、我慢しないことが肝要です。
どうかお大事にされてください。
Unknown (ベルママ)
2013-03-01 18:49:26
先日は ロッキングチェアーさんの常套句「細く長く」をついつい言ってしまいましたが とんでもない・・・
専業主婦の私よりも ずっと太い 充実された アクティブな生活を送っておられます
そのことを申し上げようと思いながら コメントできないままでした
ロッキングチェアーさんの方から 「太く長く」と先を越されてしまいました
本当にその通りです ごめんなさいね
これからも 何事にも立ち向かい 太く長い生活を続けて行ってくださいね
Unknown (ロッキングチェア)
2013-03-01 22:17:10
オリーブさん、こんばんは。

ご心配おかけしております。痛みは相変わらずですが、ロキソニンを飲んで何とか凌いでいます。
ランマークについては主治医に何度か相談しています。私の場合ゾメタが効かなくなっているというわけではないので(画像上骨転移が増悪していないし、これまでは痛みも慢性化しており、酷くなっているわけではなかった。)、病状の進行がないタイミングでの薬の変更はあまり意味がないと考えているようでした。出来れば効いている武器は長く大事に使いたい、ということなのでしょうね。

今はフェソロデックスなので4週に1度のランマークと同時に治療出来ますが、今後、ハーセプチンを再開することになると3週に1度になり、ランマークとの点滴とのタイミングがずれて通院日が増え、仕事と治療の調整が難しくなるのでは、と心配してくださっているのです。
その点、ゾメタなら3~4週間に1度でよいので調整しやすい、と。
また、ランマークでは低カルシウム血症が出る恐れがあり、その対策でまた薬が増えるともおっしゃっていました。

ランマークはただ骨を強くするだけのゾメタと違って分子標的薬なので、より良いのではないかとは思っているのですが。
リリカの件、お教え頂き、どうもありがとうございます。次の診察でまだ痛みが続くようであれば相談したいと思います。
我慢しないでうまくコントロールしていきたいですね。


ベルママさん、こんばんは。

いえいえ、とんでもないです。私はどうも貧乏性でいけません。
それほど体力があるわけでもないし、無理は禁物、なのですが。
細く長くしぶとく・・・がやはり身の程にあっているのだと思います。
これからも飛ばしすぎずにやっていきます。
ありがとうございます。

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