ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.10.30 各々に与えられたアーサナをクラスに組み立てる~ハタフローヨガ・インテンシヴコース4日目

2017-10-30 21:52:13 | ヨガ
 久しぶりに抜けるような青空が広がった。台風一過、10月の最終月曜日である。あっという間に10月も明日でおしまい。2か月続きのカレンダーは最後の1枚になった。ハタフローヨガ・インテンシヴコースも折り返しを超え、後半戦4日目を迎えた。

 今回は、“目に見えないものを見てそれを書き留める”という宿題であった。常に気になりながら、あれやこれやと忙しさに紛れ、その都度その都度書き留めることも出来ないまま、今朝を迎えてしまった。

 夫は大事を取って休暇、明日下宿に戻る息子もいる中で、一人の時間は簡単には捻出出来ず。朝の8分ヨガと軽いウオーミングアップだけ済ませて洗濯を干し、3人揃って朝食を終える。2週連続泊まりで出かけていたわけだから、掃除も3週間ぶりという体たらく。宿題を何とか書くために、息子を半ば追い出すように観たかったという絵画展に送り出した。(平日だというのにチケットを購入してから入場するのに60分待ちという盛況だったそうだ。)

 これまでの気づきを色々思い出しながら、とにかくブレストの形でメモだけ終えるので精一杯。昼食時間にもメモが出来るようにゆとりを持って家を出る予定が結構ギリギリに。
 いいお天気だが、風の強いこと。日差しが強そうだったので日傘を携えたが、強風で差すことが出来なかった。木枯らし一号だったと聞いてびっくり。10月も末、季節はどんどん冬へと加速している。前回1か月前は、スタジオへ向かう坂道を上ると汗ばむほどだったというのに。ランチを済ませ、開始20分ほど前にスタジオに到着。今日もM先生がお出迎え。

 今日は自分のマットは自分で好きな場所に置いて準備するスタイル。お1人遅れてくるとのことで、定刻には前列10名、後列10名と20名が揃った。私はガネーシャ像正面の後列をキープ。
 まずは一人一人名前を呼ばれて、前回の宿題のレポートが返される。添削入りだ。なるほど、と有難いメッセージを拝読。それに対する再提出も受付けます、とのこと。
 そして静かな心で胡坐を組み、合掌をしてチャンティング(マントラの詠唱)からスタート。M先生にリードされて20名が声を揃えてパタンジャリの祈りを唱える。皆の声の振動が伝わってとても落ち着いた優しい気持ちになり、さあ、ヨガの練習だと背筋が伸びる感じ。

 前回の宿題“見えないものを見る”のシェアから。色々あるだろうけれど、削ぎ落して削ぎ落して1分にまとめて発表するようにとの指示。M先生がアトランダムに名前を呼んでいくので、終始気が抜けない。各々が1か月の気づきについて披露。1人目のAさんからの発表が終わったタイミングで、M先生からは「後半を迎え、残り12月までにマスターしましょうというアーサナを一人一人にプレゼントします。」とのお話に、皆がわーっと歓声を上げる。ハンドスタンド、ダウンドッグ、バックベント、パドマアーサナ(スカーサナ)、プランク等々それぞれの方に適したアーサナが、各人の気づきの発表後に明らかにされる。チャレンジングポーズから基本のポーズまで様々なアーサナを想い、ドキドキしながら、自分の名前が呼ばれたのは15人目。

 健やかでいないと、目に見えないものはなかなか見えにくいし、安定したポーズも取れない。心も身体も繋がっているという気づきをシェアした私に与えられたアーサナは太陽礼拝最初のポーズ、タダアーサナ(山のポーズ)。ただ間直ぐに“立つ”というポーズだ。
 来月でヨガを始めて11年になるが、基本のキであるこの姿勢、本当に美しくグラウンディングして立つことは難しい。ようやくそのこと-自分はきちんと立つことさえ出来ていない-と気づいたのもここSさんのスタジオを訪れてから、まだ2年ほど前のことである。

 途中M先生から、今回の課題を出したその心は、というお話。目に見えないものも特別扱いしないでほしい、ヨガを学ぶときに身体のことが分かってから次に心のことに、という学び方をするとロスタイムも大きい。意図的に区別しないで、統合して学ぶ方が良いのではないか。目に見えないものも見えるものも同じステージのものとして扱う方が進化が早いのではというコメントがあった。なるほどな、と思う。

 こうして、21名全員のポーズが発表され、M先生から補足説明。セルフプラクティスの質をアップさせるために、自分でこのアーサナをどう練習するか、自分に与えられたお題だと思って、考える作業をしていくのが今後の課題とのこと。次回以降のために、グルーピングが発表される。5人ないしは6人のグループが4つ。チームの名称はそれぞれ、タパス、ディアーナ、ダルマ、アーナンダと全てサンスクリット語だ。
 私はAさん、Hさん、2人のYさんとご一緒で、チーム・アーナンダ(幸福、至福という意味)だ。まずはチームの顔合わせ、グループごとに集まって自己紹介、自分が与えられたアーサナを披露する。

 再び元の場所に戻って、まずは自分で与えられたアーサナをより行い易くするための練習プランを考える。実際に動きながら、それぞれのマットの上で準備を始める。思いつくままメモしながら実際に動いてみる。
 20分の持ち時間の後は、チームに戻って各々のポーズを繋げてクラスに組み立てるという作業だ。アーサナの順番を決め、流れを考える。私たちに与えられたポーズはどれも身体の軸が大切なものばかり。まずはHさんのローランジ、私のタダアーサナ、続いてAさんのパドマアーサナ(スカーサナ)、Ykさんのマツヤアーサナ(魚のポーズ)、3人目のお子さんのおめでたが分かって先月は体調不良で欠席されたYuさんのシャヴァアーサナ(屍のポーズ)で終了という流れに決定。

 各自が自分でが考えた練習ポーズをお披露目し、ダブったところを削ったり、別のアイディアを加えたりして、動きの流れを作っていく。実際にインストラクターをされているAさんが、どんどんご自身で動きながら色々なアイディアを取り入れてくださる。Hさんと私は考えた練習ポーズがかなりダブっており、M先生から「さすが同じ(S)先生だから、なんと仲がいいのでしょう」と言われる。こうしてブレストの形であれこれ試行錯誤しながらあっという間に3時間が経ち、なんとか無事流れが決まった。

 次回までの宿題は、今日作った組み立てを自分の練習に置き換えて行うこと。統合しなくても自分流にアレンジして練習しても良い。自分のシークエンスとして検証すること。それらの動きを次回までに熟成させて、その結果を棒人間レベルでいいのでわかりやすく図にしてコピーして提出するように、とのこと。
 これまでは、クラスとクラスの間には4週間あったのだが、来月、再来月は3週間しかない。いよいよ佳境に入ってきたという感じか。

 それでも楽しくて、ワクワク。充実した3時間だった。朝の8分ヨガプラスアルファでもなかなか毎日出来ないし、体調の悪い日が何日もあるので、いつどうやって捻出するか、不安で一杯だけれど、とにかく私に出来ることを精一杯。そうすればきっとうまくいく、そう信じて1か月を過ごしたい。M先生には「とても楽しかったです!」とお礼を言って、いつものようにHさんと駅までご一緒した。

 帰宅は、出かけていた息子と同じくらいの時間になった。明日は息子もまた関西に戻る。夫も私も仕事再開の火曜日である。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2017.10.27-.29 週末のあれこ... | トップ | 2017.11.1 腫瘍内科診察後、... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。