ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.7.23 エンハーツ投与後8日目のこと

2020-07-23 19:56:29 | 日記

 木曜日。4連休初日。
 いつものように、目覚ましが鳴る30分前に腹痛で目覚める。投与後1週間近く、吐き気止めとコデインの相乗作用であれほど酷かった下痢が、便秘にすっかりとって代わった。昨日までは腹痛になるだけでお通じはなかったのだけれど、開通したらとたんに朝からお腹が緩い。
 1時間ほど眠れなかったが、目覚ましを消して寝直したらあっという間に3時間以上眠ってしまったらしい。

 夫が起こしに来て、「朝食はどうする?」と。昨夜は寝る前にずっと酷い気持ち悪さが続き、寝つきが悪かったこともあり、そこからまたしつこくベッドに張り付くこと小一時間。ようやく起き出したのはまたしてもお昼近かった。
 それにしても怠惰の極みのような生活。雨降りだし、なんの予定もないし(もしかしたら行けるかも、と思っていたWさんサロンのマッサージは日曜日に延期して頂き、ネイチャーヨガのクラスもキャンセルした。)、とにかく体力回復のために一日何にもしないことに決めた。

 進歩といえば、久しぶりに普段と同じくらいの朝食を頂けたこと。ナウゼリンの力は借りたけれど、昨日生協から届いたくるみとベリーの丸いパンを2個たいらげた。パンを2個お腹に入れられたのは投与日以来のこと。初物の梨とネクタリンと、ゴールデンキウイを少しずつにヨーグルトもスムージーも。相変わらず青汁だけはまだパスだけれど、シークワーサーを炭酸水で割ったら少し飲みやすかった。

 が、食事が終わるか終わらないかのうちに腹痛。またしても脂汗をかきつつお手洗いから出られなくなる。下痢である。それにしても極端なことだ。うまいこと中和してもらえないものだろうか。
 ぐったりして、もう何もする気がなく、リビングのソファと一体化。

 午後からは、夫がテレビで映画をリアルタイム鑑賞。最初あるシーンを観ただけで、これは一緒に映画館で観た筈、と言うのだけれど、「いや、そんなことはない。」と言い張る夫。調べてみたら2013年の大晦日に、間違いなく2人で映画館に行っていた。そもそも、私が一人だったら決して観に行くことのない時代劇である。夫は最後まで全然覚えていないと言っていたけれど、2時間ちょっとの映画が延々と、長いコマーシャルに挟まれて3時間近くかかったので、こちらは辟易。ソファで不貞寝である。

 映画でもドラマでもCMが入るのは嫌なので、私はWOWOW以外で映画やドラマを観る時は必ず録画してCMを飛ばして観るのだ。その後リベンジで1時間半ほどの邦画を一人で観たけれど、かなり重たくてちょっと暗くなった。
 そんなわけであっという間に夕方。母にご機嫌伺いの電話をしたら、今日は予定通りデイサービスで1日過ごしてきたという。お昼も美味しかったので今晩はどうしようか考えているところだ、とのことだった。有難いことである。

 東京では366人の感染者数。過去最大だ。区部だけでなく市部の数もどんどん増加している。大阪でも104人。それでもニュースではGoToキャンペーンで各地に旅行する人の姿が映し出されている。
 何だかGoToキャンペーン感染拡大の実験台にされているような気分だ。
 
 何もしない日。夫に夕食も作ってもらった。
 今日やったことといえば、郵便ポストを見に行ったことと、洗い物を引き受けただけ。ちょっと外の空気を吸ったら、昨日に比べてひんやりと涼しかった。

 今は、薄紙を剥ぐように少しずつ元気になってくる筈だと信じて、息を潜めて痛めつけてしまった細胞たちが回復するのを待っている状態といえるだろうか。本当に具合が悪かった時は本を読むのはおろか、ビデオを見るのも、テレビの音さえ受け付けなかったのだから、眠らずに映画を観られるようになったというのは大きな進歩の連休初日の夜である。

コメント
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