ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2017.2.11-12 治療再開直前の土日はどこまでも貪欲に

2017-02-12 21:22:51 | 日記
 土曜日。建国記念日。
 気づけば朝の連続テレビ小説を見損なうほどの朝寝坊。夫が朝食を用意してくれて極楽の朝。ようやく体調が復調し、久しぶりに快食・快眠・快便の三拍子そろっている。我ながら単純だが、こうなるといきなりポジティブかつ貪欲になる。

 週が明けてまた治療が始まれば当分好きに動けなくなる。そう思うと、健気に復活してくれたこの身体、骨髄機能に感謝で一杯だ。まあ、実際の数値は採血結果を見なければわからないけれど、疲れやすさ、だるさがなくなって食欲旺盛だということは回復している証拠だろう。

 朝食後は久しぶりにYさんのリラックスヨガのクラスに参加。さすがにハードなクラスに参加する元気はないけれど、胸と肩を開いて寝ポーズと座りポーズが殆どのこのクラスは、心と身体のメンテナンスにはぴったりだ。
 クラス後はシャワーを浴びてさっぱりしてから、夫と待ち合わせてバスに乗って隣町のショッピングモールまで買い物に。夫がサイクリングの時に良く寄るという、隠れ家のような一軒家レストランで遅いお昼を摂ることに。満席のため30分くらいお待たせしますが、ということだったが、納得して待つ。

 隣の赤ちゃん連れのお母さんを見ながら待つこと小一時間。出来立てアツアツのドリアを頂いてからショッピングモールへ。回転部分がギコギコしてずっと気になっていたダイニングの椅子を4脚購入。お届けは大分先になってしまったが、とりあえず気になっていたことをクリア。5年間保証付きだから生きている間はこのままでまず大丈夫だろう。

 その後、夫のチノパン等を購入し、丈詰めの待ち時間にお茶。買い物を済ませたらあっという間に真っ暗。いったん帰宅して簡単に夕食を摂ってから、今度はレイトショーに繰り出した。封切り初日の邦画「サバイバルファミリー」を観てきた。コメディと思いきや、なかなか考えさせられるシビアに凄い映画だった。

 患者仲間のお友達が明日退院予定だとLINEがあった。ずっと心配だったのだが、とりあえず良かった。体調が落ち着かれ、私も治療のペースが掴めたらまたお顔を見に出向きたいと思う。

 日曜日。
 今日は朝から青空のいいお天気。またしてものんびり寝坊をした後、洗濯とさぼっていた掃除を済ませてから、昨日封切りの洋画「マリアンヌ」を観に出かけた。夫婦のどちらかが50歳以上だと、同じ映画を観なければいけないという縛りはあっても、この値引き率は捨て難い。

 夫は実はブラピが好きらしいことを初めて知った。今回の映画はもっとドンパチが見られると勘違いしていたようだが、ラストではまたしても涙腺を緩ませていた。1940年代のロンドンの暮らしぶり等、時代考証が素晴らしく、モロッコの砂漠も美しかった。

 映画鑑賞の後は、お昼を摂ってから各種買い物を済ませる。夫と別れて、これまたうんと久しぶりにヨガベーシックのクラスに参加した。このクラスはゆったりしたペースで全身を無理なくくまなく動かせる。とてもうまく組み立てられていると思う。
 夕方にはお友達から無事退院して家に戻ってきましたというLINEの連絡があり、本当にほっとした。今日は久しぶりにご自身のベッドでゆっくりお休みになれますように。

 「投与後の体調不良で、仕事から戻って平日5日連続で夕食の支度をすると、もうグッタリ、仕事は辞めたくないけれど、炊事は負担だ」と愚痴ってみたら、土日は夫の夕食当番が復活した。有難いことである。

 明日からまた新しい1週間が始まる。水曜日に治療が出来たら、また週末にかけてそーっと仕事をしながら土日は籠城蟄居の生活になるだろう。それに備えて、今を精一杯愉しまなくては。
コメント
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