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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.12.28 無事仕事納めを迎えて

2016-12-28 21:54:30 | 日記
 仕事納めの今日は、雲ひとつない澄み切った青空。窓越しに見る陽射しは柔らかいが、外に出てみれば風の冷たいこと。頬を突き刺すようだ。意識的に猫背にならないように胸を開き、背筋を伸ばして深呼吸する。

 今年も無事仕事納めを迎えることが出来た。早々と年末年始休暇に入った職員もそこそこいるので、職場は人口密度が低い。
 仕事のことも家のことも、あれもこれも充分に時間をかけて丁寧に処理することが出来なかった。ひたすら振ってくる課題をこなし、必ずしも満足のいく出来栄えではなかったかもしれない。けれど、少なくとも今の私にとってその時その時出来ることを精一杯やってきた、という自負はある。

 まずは1年間治療を続けながら、入院せず、予定した以外に病気休暇を取らないで済んだ。父の葬儀で慶弔休暇は頂いたが、それ以外は体調を崩して仕事に穴を開けることはなかった。このことについて、自分を労い、及第点を与えたい。もちろんそれを支えてくれた夫をはじめ、周囲の方たち、それを許してくれた沢山のことに改めて感謝したい。

 さて、演奏会を終えた息子。新幹線片道の旅費を送った筈なのだけれど、鉄男よろしくのんびりと青春18切符片手に10時間近くの時間をかけてご帰還(浮いた旅費は色々使い道があるらしい)。
 久しぶりに3人での遅い夕餉を囲んだ。

 明後日からは母も加えて4人で温泉旅行に出かける。喪中だし、父の納骨もまだではあるが、一人でだだっ広い木造の家にじっと篭っているよりも、ということで思い切って連れ出すことにした。当初は体調に不安があったけれど、なんとか同行出来るところまで元気になったのでほっとしている。こうした親子3代、4人での旅行だってこれから先何回出来るかわからない。
 早朝の出発なので、母には明日、こちらに前泊してもらうことになっている。息子には母を迎えに行ってもらうミッションがある。

 そんなわけで母も今日がヘルパーさんの年内最終日。
 思えば、今の団地に越してきてから22年以上経つというのに、母が我が家に泊まるのはこれが2度目。何分、亡くなった父が一人で何も出来なかった(やろうとしなかった)人なので、母が家を空けるというのは我が家の辞書にはなかった。そのたった一度、は息子が赤ちゃんだった頃、夫が仕事で不在、私が研修でどうしても家を空けなくてはならなかったことがあり、義母にも来てもらえなかったときだったかと。

 その後20年近い時を経て、かつて毎年義母が長逗留していた和室に泊まってもらうことになる。義母が泊まらなくなってからこの部屋は殆ど物置状態。本当はもっときちんと綺麗にしておきたかったけれど、いかんせん時間切れで、諦めた。

 出来る時に出来る事を、でこれからもやっていきたいと思う仕事納めの夜である。

コメント (4)
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