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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2016.12.18 今日も終日出ずっぱり・・・

2016-12-18 21:44:54 | 日記
 今朝は少しだけ寝坊。朝一番で、月に一度のそして今年最後のリフレクソロジーへ向かった。いつもの症状別下半身すっきりコースに、ヘッド、ハンドリフレをオプションでお願いする。アロマオイルはジュニパー、フェンネル、ゼラニウムのリラックス系をチョイス。施術中はほぼずっと爆睡。どこも凝っていて、左足は腰のあたりが張っていたそうだが、終わった後は、流れがよくなり、スッキリして履いていたブーツもゆるゆるになった。
 今月のプレゼントは手作り石鹸が入ったクリスマス柄の匂い袋。可愛らしくて早速バッグに忍ばせた。

 昼は駅ナカカフェで簡単に済ませ、隣の駅に移動して美容院へ向かった。これまた今年最後のシャンプーカットブロー。年内押し詰まらないうちに綺麗にしておきましょう、という方が多い様子。スタッフもフル稼働、空いている席もない混雑ぶりで人口密度が高い。この後にも予定が控えているので「出来れば〇時には出たいのですが」と担当Gさんにお話ししたところ、「大丈夫です」とのお答え。

 ヘルプで入っていた初めてお目にかかる女性のシャンプーがあまりにお上手で、最初の手さばきで、これは、と思わず声をかけた所、実は自分はヘッドスパ専門で、いつもは本社で研修をしています、とのこと。本当に大当たりで、頭が軽くなった。

 時間があれば是非次回ヘッドスパも、と言ったところ、繁忙期だけあちこちの店舗にヘルプで入るので、来月はこちらには来ないそうだ。うーん、残念。続くマッサージも素晴らしかったし、Gさんのカットも殆ど何も言わないままパッパと希望通りに仕上げてくださり、所要時間は全部で1時間もかからず。あっという間にサロンを後に出来た。

 待ち合わせの時間にはやや早かったので、店内を少しぶらついて時間調整後、駅前で母と合流。母の乗ったバスがとてもスムーズだったそうで、いつもより10分ほど短い乗車時間だったとのこと。さすがにまだ到着していないだろう、と早めに改札口に出向いたつもりが、既に来ていたのでびっくり。時間調整などするのではなかった、と思う。

 そして今日3つ目のミッションは墓地の引き渡しだ。8月に注文した父の墓が、予定より1か月ほど遅れてようやく完成したとの連絡があったのが今月初め。土日ギッシリの私が今日まで立ち会えなかったので、引き渡しはさらに遅くなってしまった。最寄り駅前までSさんにお迎えに来て頂き、夫も合流。現場を確認して、サインを済ませたら、無事引き渡し完了だ。私たちが7年前に用意した墓地から直線距離にして15mくらい。本当に近く、お互いに向かい合った位置なので、母も満足した様子。
 来年の一周忌法要で納骨の予定だが、あらあらの日程等を決めて出来る段取りをしてきた。一つ一つ片付けていかなければ、来月治療変更して以降はこんなにも精力的には動けなくなるだろうから。

 駅前まで担当Sさんに送って頂き、お礼を言ってお別れ。ひとまずカフェでお茶をして、一息つく。それでは、とアウトレットモールに繰り出して母や夫の買い物をし、美しいクリスマスイルミネーションを楽しみながらイタリアンレストランで夕食を共にした。

 先月末、代休を使って実家を訪れ税理士さんとの打ち合わせ等を済ませて以来、今月は瞑想ヨーガ指導者養成コースで土日を全て取られてなかなか行けずじまいだったので、毎日電話でご機嫌伺いをするだけで気になってはいたが、母はまあまあ元気に過ごせていた模様。駅前でバスに乗るのを見送ってからさきほど帰宅した。

 ということで、今日もまた朝から出ずっぱりの日曜日になった。明日からまた新しい1週間が始まる。今週は週末に祝日があるが、この日は実家に出向く予定だ。そして土曜日からは息子のコンサートのため、京都行きが控えている。

 来月末からの治療変更はもう逃げられない。抗がん剤治療を続けながらウィークデーに仕事をすれば、それだけでかなり体力を使ってしまうだろうから、父の他界以降続けてきた毎週母のご機嫌伺いに出向くのも厳しくなりそうだ。

 それでも、冬至を過ぎれば、寒さはまだ続くにせよ、一日一日と日が長くなっていくから、少しは気分も上向きになるだろう。母には、こちらがペースを掴んで体調管理がうまく出来るようになるまで、お友達やヘルパーさんたちを巻き込んでなんとか踏ん張ってほしいものである。
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2016.12.17 朝湯、酒蔵、川下り・・・大忙しの旅、無事帰京

2016-12-18 00:11:31 | 
 昨夜、シャトルバスで連れて行ってもらった川沿いの露天風呂。そもそもここの写真を見て、夫が「こういうところに泊まってみたい」とこのツアーを選んだことを思い出す。実に風情があり、ここに来ずして「5つ星の宿なんて名前ばかりでとんでもない」と文句を言ってはいけないと反省。大自然の中の別世界よろしく、木の香りがする階段を行燈が仄暗く照らしている。下へ下へと降りていくと、そこには湯煙に囲まれたヒノキ風呂、岩風呂、丸太風呂、溶岩風呂、ともう露天風呂三昧。

 かなり混雑していたし、中国語しか聞こえてこなかったので、孤立無援感は否めなかったけれど、いいお湯であったのは間違いなく、堪能した。男性風呂も同じだった模様。台湾からの団体客だったようだ。ふやけるくらいお湯に浸かった後、お肌はつるつるピカピカのゆで卵状態。湯上りの瓶のジュースが体に染み込み、美味しかったこと。

 再び部屋に戻ってキューバタンと5時間以上熟睡した。お手洗いに目覚めたのはまだ4時半。少し早いかと布団で少しぐずぐずした後、そっと部屋を出て、熊本県側の大浴場に行ってみた。オールナイトで入れるとはいえ、さすがにまだ早かったとみえて、先客は3人のみ。日本語が聞こえてちょっとほっとする。こちらも内湯の大風呂に露天のヒノキ風呂と岩風呂が1つずつあり、すべて制覇して朝湯もコンプリート。温泉マークの教え通り3回の入浴を達成した。

 この温泉は、恥ずかしながら今回訪れるまで存在自体知らなかったのだけれど、「湯に入りて 病治りて すがりてし 杖立ておいて 帰る諸人」という弘法大師の歌が起源だそう。同じツアーでやってきたという年配の方と少しお話したところ、シャトルバスで行った露天風呂は階段で延々と下まで降りていくので、膝がしんどいと思ったけれど、お湯の効能のせいか帰りはスイスイと登れたとのこと。

 本当に杖が要らなくなるほど病気が治って元気になるなら、私もそれにあやかれたらいいな、と思った。湯舟を上がる頃には、さすがに幾つかのグループがやってきて、空いているうちに愉しめて早起きは三文の得を実感。

 部屋に戻っても夫はまだ気持ちよさそうに寝ている。そろそろ起きてほしいな、と思っていると目覚ましが鳴るかならないかですんなり起きてくれた。自分は2回入ったのでもう十分とのこと。

 朝食会場のレストランでバイキング。起きてから2時間経過、朝風呂にも入っているのでお腹はペコペコ。品数が豊富でとてもすべて味見することは出来なかったけれど、今朝はドンペリドンのお世話にならずと食事が出来てほっとした。
 チェックアウト後、時間通り出発。ホテル正面入り口には大きな“くまモン”がお見送り。ツーショットで写真を撮って、バスに指定された席に腰を下ろした。

 朝一番で目指す先は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている天領の街、日田の豆田町散策と酒造見学。天気予報ではお天気は良く、最高気温は13度ということだったが、まだ雲が厚い。山々は煙っていて、深い谷を川沿いに進むとなんだか昨夏訪れたノルウェーのフィヨルドを彷彿とさせる。

 1時間ほどバスに揺られ、熊本県から大分県に入り、日田に到着。薫りが長く続きますようにと命名されたという薫長酒造で試飲と酒蔵見学。足の下から深々と冷えてくる。杜氏が4人だけで酒造りをしているため、とても全国に流通するほどの沢山のお酒は造れないそうで、観光客用に用意するのが精一杯とのこと。せっかく訪れたので、とお正月に夫と息子が飲む分だけちょっぴりお土産にする。

 まだ朝早いのでお店は開いていないかもしれませんが、どうぞ自由散策へ、と送り出される。それにしても寒い。昨日より薄着の夫はがたがた震えている。せっかく持ってきたマフラーもキャリーケースの中だというのだから、おまぬけである。通りには江戸時代から昭和初期までのレトロな建物が軒を連ねている。

 国の指定重要文化財、九州最古の真宗寺院である長福寺はまだ門が閉ざされている。手漉き和紙のお店で、草花を散らしたタペストリーを信じられない安価でゲット。大福に目がない夫は、道を戻ってお買い求め。文久3年建築の蔵を店舗にしているお店で素敵な水彩画の絵葉書を買い求める。どこもかしこも気になって仕方がない。それほど素敵な街並みで、すっかり気に入ってしまった。
 国指定史跡の廣瀬資料館を見学する時間もなく、ただただ急ぎ足で写真を撮って、後ろ髪惹かれる思いで通り過ぎる。集合場所である薫長酒造脇のパン工房に入り、焼き立ての酒粕あんぱんもお土産にして、バスは次なる目的地へ。

 再び高速に乗って、福岡県入り。水郷の街・柳川を目指す。柳川の川下りもこの時期こたつ舟になるという。日田の街ですっかり冷えた身体に、火鉢がしのばせてあるこたつは有り難い。昭和36年創業、私と同い年の川下りである。船頭さんはアンパンマンにそっくりな底抜けに面白いおじさんだ。演歌調の童謡や脱線気味のお喋りなど、とにかく楽しませてくれる。柳川鍋は柳川発祥ではない、との船頭さんの話には、その理由を聞いて頷いた。

 冬でもまだ緑の柳を愛でつつ、松岡修造さんの母校を眺め、北原白秋の“まちぼうけ”のモデルになった子供のブロンズ像を通り過ぎ、頭上注意の橋をくぐり、伝統的な漁法だという“くもで網”を見れば、およそ30分の旅もあっという間に終了である。舟を降りる頃にはすっかり青空になり、大分暖かくなってきた。

 川下りの後は旧柳川藩主立花家別邸「御花」のレストランで、柳川名物のウナギや和牛のせいろ蒸しの昼食を愉しむ。迎賓館としての西洋館と和館の大広間、という当時流行の様式の邸宅と、黒松に囲まれた池庭である「松濤園」を散策。帰りの飛行機の時間が早いため、本当に残念な悔しいくらい時間が足りない。あちこちに連れて行ってくれながらもこれこそツアーの哀しいところである。
 ちょうど西洋館ではお雛様飾りの特別展示中。“さげもん”という吊るし雛が実に華やかで見事だった。鶴や亀、色とりどりの兔があしらわれたものを記念に一つだけお土産にする。史料館は時間切れで通り過ぎただけで泣く泣くバスに集合。

 早くも空港を目指し、帰途へ。渋滞もなく順調に到着し、チケットを手にしてその場で実質解散。搭乗まではカフェでお茶をしてのんびり過ごす。定刻より少し遅れて離陸したが、予定時刻に無事羽田到着。
 帰路のリムジンバスも大渋滞。迂回して本当は通らないはずの首都高臨海路線で帰ってきたが、こちらもやはり渋滞、ということで最寄り駅に到着したのは見込みより1時間も遅れてのことだった。福岡・羽田間より羽田・自宅最寄り駅間の方がよほど遠いとは・・・。

 駅前のレストランで簡単に食事を済ませ、洗濯を済ませたら、もうこんな時間だ。
 明日(もう今日であるが・・・)は明日とてトリプルヘッダーの予定。ああ、とっとと寝なくては。
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