昨夜、ブログアップが日付が変わってからになってしまい、ベッドに入ったのは1時近くのこと。そのタイミングで「打ち上げを終えて、今、無事帰宅しました」との息子からのLINE。OB・OGや顧問の先生方、保護者たちの前では緊張の連続だった若者たちは、すっかりリラックスして大いに盛り上がった模様。皆にお礼を言いながら一度出始めた涙は止まらなかったようだ。ああ、いいなあ、青春。羨ましいことよ。
私も疲れ過ぎたのか、興奮したのか、なかなか寝付けず、ようやく寝付いたと思ったら3時間ほどで目が覚める。夫は気持ちよさそうに寝ている。その後も眠れず、結局、そのまま朝を迎えた。
昨年は、友人が午後出勤するため朝早く新幹線に乗るということで、前の晩のうちに別れたのだった。今回は一緒の新幹線で帰京出来るということで、足湯を済ませ、ゆるゆるとパッキングをしてからともにチェックアウトした。
今日はあいにく曇り空。夕方からは雨が降り出すという予報だ。荷物を預け身軽になってホテルを出発すると、早くもポチポチと雨が落ち始めている。ここで風邪をひいたらたまらない、とホテルに戻ってお守り代わりにビニール傘を借りる。駅ナカの落ち着けるお気に入りのカフェでモーニングセットを頂く。
昨夜撤収作業中だったクリスマスツリーは影も形もない。駅ナカの商店街には門松が飾られ、迎春のタペストリーが。いまだ全く実感がないが、今年も余すところあと5日なのだ。ホテルも百貨店のショーウインドーも、昨日までのクリスマス飾りは姿を消し、お正月へ準備万端である。
まずはタクシーで秀吉公とねねの寺、鷲峰山高台寺に向かった。幸い人影はまばらで、タクシーの運転手さんからは「独り占めでお楽しみください」と送り出される。
入口には恋愛成就祈願のピンクのハートの形の絵馬が沢山連なっており、びっくり。実際には一歩入ると全く別の渋く落ち着いた佇まいである。小堀遠州作という庭園の石組みがとても見事。桃山時代を代表する庭園だそうだ。方丈前庭の砂盛りが素晴らしい。
秀吉の没後、その菩提を弔うために北政所(ねね)が開創したこの寺は、度々の火事にあって多くの堂宇を喪ったという。今日残っているのは、高台寺第一世の住持を祀る開山堂、秀吉とねねを祀る霊屋(おたまや)。厨子内左右には2人の木像が安置されているが、ねね自身は実際その木像の下に眠っておられるという。須弥壇や厨子に施された高台寺蒔絵と称される漆工芸の素晴らしさに目を見張る。そのほか、利休の意匠による茶席と言われ、伏見から移建した茶室の傘亭と時雨亭、楼舟廊の中央に位置する観月台など、見所が満載。国の重要文化財に指定されているのにも頷ける。
茶室の上の展望台まで息を切らして石段を登りつめると、八坂の塔や京都タワーまでが見渡せて絶景。帰路の石段を下りながら膝がだんだん笑ってくる。竹林を抜ければもう出口は間近。すっかり満足して、ねねの道をぶらぶら歩いて八坂神社を抜け、祇園方面へ。
四条大橋を渡って新京極を超えれば、お目当ての錦市場である。ここは夫のお気に入りの場所で毎回訪れている。お正月準備の珍しい食材やお花など、活気溢れる市場は沢山の人たちで大賑わい。友人とあれやこれやと立ち止まりつつゆっくり時間をかけて楽しんだ。ここで再びポツポツと雨粒が落ちてきた。傘を持っていてよかった、と思う。
四条から地下鉄に乗って京都駅まで戻り、駅ビルでお土産を調達したら、ホテルに戻ってランチタイム。
ちょっとずつ色々の中華レディスランチコースを楽しんでいるうちに、新幹線の時間が迫る。フロントで荷物をピックアップし、信号を渡ればすぐ京都駅。新幹線の構内で買い残したお土産を調達し、無事に新幹線に乗り込んだ。
夫が気を利かせて友人と隣の席を譲ってくれて、2時間の間、殆ど喋りっぱなし。さすがに昨日3時間睡眠で、もう眠くて眠くてたまらなかったのだけれど、次にまたいつ会うことが叶うかもわからず、意識が飛びそうになりながら必死に応答する。あっという間に私たち夫婦が降りる駅に到着した。ドアまで友人が見送りに来てくれて、定刻通り発車し、3日間の3人旅は終了。
明日の夜遅くには息子も久しぶりに帰宅する。あと2日、働いたら晴れてお正月休みである。今日はぐっすり眠れますように。
私も疲れ過ぎたのか、興奮したのか、なかなか寝付けず、ようやく寝付いたと思ったら3時間ほどで目が覚める。夫は気持ちよさそうに寝ている。その後も眠れず、結局、そのまま朝を迎えた。
昨年は、友人が午後出勤するため朝早く新幹線に乗るということで、前の晩のうちに別れたのだった。今回は一緒の新幹線で帰京出来るということで、足湯を済ませ、ゆるゆるとパッキングをしてからともにチェックアウトした。
今日はあいにく曇り空。夕方からは雨が降り出すという予報だ。荷物を預け身軽になってホテルを出発すると、早くもポチポチと雨が落ち始めている。ここで風邪をひいたらたまらない、とホテルに戻ってお守り代わりにビニール傘を借りる。駅ナカの落ち着けるお気に入りのカフェでモーニングセットを頂く。
昨夜撤収作業中だったクリスマスツリーは影も形もない。駅ナカの商店街には門松が飾られ、迎春のタペストリーが。いまだ全く実感がないが、今年も余すところあと5日なのだ。ホテルも百貨店のショーウインドーも、昨日までのクリスマス飾りは姿を消し、お正月へ準備万端である。
まずはタクシーで秀吉公とねねの寺、鷲峰山高台寺に向かった。幸い人影はまばらで、タクシーの運転手さんからは「独り占めでお楽しみください」と送り出される。
入口には恋愛成就祈願のピンクのハートの形の絵馬が沢山連なっており、びっくり。実際には一歩入ると全く別の渋く落ち着いた佇まいである。小堀遠州作という庭園の石組みがとても見事。桃山時代を代表する庭園だそうだ。方丈前庭の砂盛りが素晴らしい。
秀吉の没後、その菩提を弔うために北政所(ねね)が開創したこの寺は、度々の火事にあって多くの堂宇を喪ったという。今日残っているのは、高台寺第一世の住持を祀る開山堂、秀吉とねねを祀る霊屋(おたまや)。厨子内左右には2人の木像が安置されているが、ねね自身は実際その木像の下に眠っておられるという。須弥壇や厨子に施された高台寺蒔絵と称される漆工芸の素晴らしさに目を見張る。そのほか、利休の意匠による茶席と言われ、伏見から移建した茶室の傘亭と時雨亭、楼舟廊の中央に位置する観月台など、見所が満載。国の重要文化財に指定されているのにも頷ける。
茶室の上の展望台まで息を切らして石段を登りつめると、八坂の塔や京都タワーまでが見渡せて絶景。帰路の石段を下りながら膝がだんだん笑ってくる。竹林を抜ければもう出口は間近。すっかり満足して、ねねの道をぶらぶら歩いて八坂神社を抜け、祇園方面へ。
四条大橋を渡って新京極を超えれば、お目当ての錦市場である。ここは夫のお気に入りの場所で毎回訪れている。お正月準備の珍しい食材やお花など、活気溢れる市場は沢山の人たちで大賑わい。友人とあれやこれやと立ち止まりつつゆっくり時間をかけて楽しんだ。ここで再びポツポツと雨粒が落ちてきた。傘を持っていてよかった、と思う。
四条から地下鉄に乗って京都駅まで戻り、駅ビルでお土産を調達したら、ホテルに戻ってランチタイム。
ちょっとずつ色々の中華レディスランチコースを楽しんでいるうちに、新幹線の時間が迫る。フロントで荷物をピックアップし、信号を渡ればすぐ京都駅。新幹線の構内で買い残したお土産を調達し、無事に新幹線に乗り込んだ。
夫が気を利かせて友人と隣の席を譲ってくれて、2時間の間、殆ど喋りっぱなし。さすがに昨日3時間睡眠で、もう眠くて眠くてたまらなかったのだけれど、次にまたいつ会うことが叶うかもわからず、意識が飛びそうになりながら必死に応答する。あっという間に私たち夫婦が降りる駅に到着した。ドアまで友人が見送りに来てくれて、定刻通り発車し、3日間の3人旅は終了。
明日の夜遅くには息子も久しぶりに帰宅する。あと2日、働いたら晴れてお正月休みである。今日はぐっすり眠れますように。