お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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 BD-1でチャリンコ通勤<11月7日=110>


この日は雲ひとつない青空が広がった

 「成田決心」(古ッ)なんてのがありますよね。海外旅行から帰ってきたときに自分の英語力のなさを痛感し、成田で「次に行くときまでに勉強するぞ」なんて決心するヤツ。

 ブルベが終わった後も同じような思いが沸き起こります。

 もちろん英語じゃなくて、ケイデンスの話。

 普段のツーリングではだいたいが80台。ヘタレですから(笑)。90を越えることもあるのですが、長続きはしない。それが、ブルベを走っているときに前の人を必死で追っていると、おぉ! いつの間にか100越えてるじゃん。こんなに回したら後が続かないぞーーという現象が起こります。

 先日の富士山一周200km走行会でも、上り坂で70なんてケイデンスで回してしまったりして、自分の実力以上が出たようです。でも、そのくらい回さなくちゃいけないんですよね。

 で、「ブルベ決心」。BD-1でのジテツーでもケイデンスを意識して回してみよう! ということになります。

 この日は風もなく青空が広がるいい陽気。BD-1に付けているサイコンはケイデンスは計測できないのですが、頑張って回してみると、平均時速もいつもに比べてアップ。よし、この調子で頑張ってみようか。


 ま、「成田決心」と同様で、3日と続きはしないんですが・・・。

 ケイデンス90は私にとっては大きなカベだなぁ。

  ◆サイコンによる記録
       距離   41.98km
       平均時速 23.8km/h
       走行時間 1時間45分22秒
       最高速度 51.2km/h
       ※07年の通算 10877.17km
              ロード 5640.46km
              BD-1  4776.98km
              MTB  424.73km
           ママチャリ  0035.00km

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●富士山一周200km走行会(参加51人=完走47人 DNF4人)
●月日 07年11月3日(土) 
●天気 曇りときどき晴れ
●ルート 自宅~R246~善波峠~開成~
<富士山一周走行会>開成~R246~名古木~ヤビツ峠~道志みち~山中湖~R138~K71~朝霧高原~K72~R459~十里木~R469~小山~山北~開成
~R246~善波峠~自宅

コース図
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その2 裏ヤビツ~山伏峠
その3 山中湖~上井出
その4 ~自宅

 走行会の当日の土曜は午前1時半に目が覚めた。前夜寝たのが午後9時前だから、年寄りは起きちゃうよねぇ(笑)。それに今年最後のブルベーーといっても認定はないのだが、運営方法はブルベに準じているーーなので気合いも入る。

 自走で行くことにしていたのだが、実は善波峠を回避するコースにしようと考えていた。小田原厚木道路側道から金目川沿いを走り、R246の名古木の先の平沢交差点に出るという、比較的平坦なコースを木曜の夜に見つけ出していたのだ。距離は3キロほど増えるが、登坂車線を上るよりは体力が温存できるだろうと考えた。

 しかし、予定を大幅に上回る早起きに「ゆっくり行けばいいか。遠回りするのも何かイヤだなぁ」と思い始め、結局、R246をひたすら走って開成に行くことにした。
 

午前3時52分。自宅前

 適当にグダグダしながら時間調整し、午前4時前に自宅を発進する。今日の私の「勝手にブルベ300キロ」のスタート&ゴール地点は自宅ッスね。そしていまや私のトレードマークとなった(笑)キャラダイスのサドルバッグをこの日もつけていく。

 中身は、工具、替えチューブ2本、ウインドブレーカー、指ありグローブ、noaphonさんお勧めのイボイボ軍手、ネックウォーマー、チョコパン、カロリーメイトなどで約2キロ強。ボトルはダブル。ウエアは長袖インナーの上にSSRの半袖ジャージ、その上にウインドブレークジャージ。下はレーパンのみ。

 実は寒いのが結構苦手なのだ。逆に暑いのはある程度耐えられる。しかし、後になって、スタート地点での参加者のみなさんの装備の少なさを見ていて、もう少し身軽にしなければと少し反省したもの事実だ。2キロ以上の負荷は登坂の多いコースにはきつかった。

 土曜の朝でもR246は大型トラックがひっきりなしに通り、何度かヒヤリとした場面があった。

 スピードは控えめ。何しろ、この後にヤビツ峠と道志みちが待っている。少しでも足を残して置かなくては・・・。


午前5時20分。新善波トンネルへの上り

 まだ真っ暗な善波峠への登坂車線を上る。いつもはアウターで無理して上るのだが、そんなおバカなことはしてられない。素直にインナーでのんびりのんびりと・・・。


午前5時23分。新善波トンネル

 ここまでで約25キロ。休憩ッスね。コンビニないけど、ここが私の最初のPC。

 名古木を通過した後、ひとつ登坂車線があったがあとは下り基調。ということは、あと1時間半後には上り返すわけだ。

 松田駅前で「おはようございます!」と元気な声がする。振り向くとリュウさんだった。お顔は存じていたので、恐る恐るご挨拶させて頂きました。

 で、「どうぞ、お先に」なんて先に言われちゃって・・・。ここまでまったりモードだったのに、踏切越えたら「回さなきゃ」モードッスよ。


午前6時15分。開成駅前。あ! tictacさんだ

  ◆サイコンによる記録(自宅~スタート地点)
       距離   42.49km
       平均時速 22.2km/h
       走行時間 1時間54分51秒
       最高速度 48.8km/h

 スタート地点の開成駅前につくと、ちょうどAJ神奈川のスタッフの方が受付の準備中。そして、1番乗りのtictacさんがスタンバイしていた。長野600キロのときはご挨拶できなかったのですが、ようやくお話することができました。


午前6時15分


午前6時23分。AJ神奈川のFさんと談笑するリュウさん

 リュウさんは半袖に半パン。見ているこっちが寒そうなんですけど・・・。荷物もほとんど持っていなかったような気がするし、このあたりがヘタレな私と根本的に違うところだ。


午前7時00分。ブリーフィング開始。お! SSRジャージ発見。masa@あぁ、湘南さんだ

 午前7時きっかりにブリーフィングが始まった。ここでこの走行会担当のAJ神奈川のSさんが、「山中湖の平野に14時半までに到着していなければ完走が厳しいので、ショートカットして帰って来て下さい」という説明があった。そのときは「ふむふむ」と聞いていたのだが、後で道志みちを走っているときに14時を12時と勘違いし、思い切り焦った。

 この走行会はブルベではないので認定はない。ブルベカードもAJ神奈川のHPからダウンロードしたものを使う。それでも走りたいと集まった自転車海苔は51人。これまでのブルベやブログで知り合いになった方々も多く参加していた。

 車検が早めだったので、時間は午前7時30分より前だったが、そのままスタートする。どうせ坂は遅いし、のんびりしていても仕方ない。しかし、1番スタートだったtictacさんの残像はすでになく、この日は2度とお会いできませんでした。

 スタート直後、信号待ちで止まってる藤沢のFマサさんに追いつく。今回が初の挑戦なのだが、実は「ホノルルセンチュリーライド」で1800人抜きを演じた実力者だ。だが、車輪行で来たためウオーミングアップ不足のようで、まだスピードが乗っていない。ここは失礼してパスさせもらう。


午前7時57分。最初の難関、ヤビツ峠へ。ここまで15.7km

 アップダウンのR246を乗り切り、ようやく名古木交差点へ。あれ~、信号が青だ。しまった。

 名古木交差点をR246からそのまま曲がったのは、初めてのことだった。足が持たないよ、これじゃ。

 当然ながら後続にどんどん抜かれる。上り始めてすぐに


午前7時59分。まずtanyさん


午前8時03分。続いてmasa@あぁ、湘南さん

 が勢いよく駆け上がって行った。

 そして菜の花台を過ぎたあたりで


午前8時37分。今度はモリさん


午前8時39分。そしていっしーさん

 がスピードアップして消えていった。


午前8時47分

 先の道が見える少し開けたところが、いつも気持ちを萎えさせる。もうちょっとだと思ったのに、まだあんなにあるのかよ~。


午前8時56分。先着していたmasa@あぁ、湘南さん、いっしーさんなどはすでに下山の準備。

 ヤビツ峠ではチームSSRの大将、とらさんが出迎えてくれた。ありがとうございます。また、日産エンデューロに続きご挨拶しそびれたのですが(申し訳ありません)、yoneさんとatsuさんもスタート地点の開成駅からここまで車で駆けつけてくれて待っていてくれました。

   ◆サイコンによる記録(ヤビツ登坂のみ)
       距離   11.81km
       平均時速 12.6km/h
       走行時間 55分51秒

 自己記録より6分ほど遅いタイムだった。自分では結構回したつもりだったのだが、名古木までのトータル67キロがこたえたか? あるいは重いサドルバッグのせいか? それともTT(タイムトライヤル)ではないので、菜の花台からも無理しなかったせいか? と言い訳はいっぱいあるな(笑)。

 ♪たどり着いたら 既に下山の準備
 両足のクリートを外したけど また付けて
 椿ライン(裏ヤビツ)の傾斜を思い出しながら
 終わりかなと思ったら泣けてきた

 こういう替え歌を思い出してしまった(笑)。だって、着いた途端に、私が知っているみなさんは下山の準備完了ッスからね。

 ちょうどバスが着いて登山客が一気に降りてきて、峠は大混雑。シークレットポイントのサインをもらったら、看板の前で写真も撮らず、そのまま下山した。

 ※<その2>へ続く

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<その1>より続く


午前9時17分。裏ヤビツ

 裏ヤビツは濡れているし、落ち葉もあるので全開では飛ばせない。道も細いところがあり、慎重に下りていく。でも、ヤビツの上りでつくった借金は取り戻さなくちゃ。ーーなどと言いながら、しっかり写真ストップなどしてますが・・・。ま、紅葉だから仕方ないということで。

 宮ケ瀬まで下りたところで、参加者として走っているAJ神奈川のKさんにパスされ、しばらく後ろを着いていく。Kさんの走りは迫力満点だった。クランクを回すたびに「ぶん!ぶん!」という音が聞こえそうなほど、すごい勢いだった。

 宮ケ瀬北原の交差点を左折したところで、ガツン! と大きな音がした。パンクか? クランクも回らないぞ。一体どうしたんだ。

 自転車から降りてみると、サドルバッグを止めているバネ式のスライド部分の片方が外れていた。このため、サドルバッグが半分落ちかかり、タイヤと思い切り接触していた。衝撃で外れたのだろうか。原因は不明だが、すぐ直すことができたので再発進する。

 鳥屋支所のところは反対からは来たことがあったので、風景を覚えていた。ところが、先に走っていたブルベライダーが躊躇もせずに直進して行った。不安になり左折した後に地図を出して確認していたら、すぐそばをAJ神奈川のKさんが何かつぶやきながら走り去って行った。Kさん、少し遠回りしたようですね。


午前10時12分。PC1梶野ヤマザキショップ。藤沢のFマサさん、noaphonさんの姿もあった

 午前10時15分(レシートの時間)、PC1の梶野ヤマザキショップに到着。

   ◆サイコンによる記録(PC1まで)
       距離   53.00km
       平均時速 21.0km/h
       走行時間 2時間31分37秒

 ここもヤビツ峠と同様、凄い人。ブルベライダーの他に一般の自転車海苔やモーターバイク乗りであふれていた。肉まんが欲しかったのだが、「次々売れて、今入れたばっかり」だそう。私の定番なのに・・・。

 しばらくしてmasa@あぁ、湘南さんが華麗なダンシングで発進。続いてモリさんもスタートした。私より後に到着した藤沢のFマサさんnoaphonさんも、休憩もそこそこに走り出した。

 
午前10時24分。道志みち

 道志みちを上るのは、今年の1月9日以来3度目。改めて「山中湖42キロ」という看板をみると、やっぱり長いッスね、この道は・・・。


午前10時47分。道志みちの神奈川県側の最高標高地点


午前10時51分。青根の手前でnoaphonさん発見!

 PC1からはひとり旅。ムダなアップダウンをこなしていると、前方にnoaphonさんの姿が見えてきた。反射ベストをたなびかせて下っている。カッコいいねぇ。しばらく後ろを走り、両国橋の手前の上りで前に出た。一気に3人抜く格好になったので、声を掛けようと思ったのだが苦しくて声が出なかった。noaphonさん、すんません。

 両国橋の先の激坂は、下った勢いプラス立ち漕ぎ。こけそうになるのを必死で漕ぎ続けて「富士の国山梨」へ突入する。

 ダラダラと上りが延々と続く道をまたひとり旅。この頃からだろうか。晴れ間がのぞくようになってきた。周りの風景を楽しみながら、マイペースで走る。


午前11時18分


午前11時28分


午前11時40分

 「道の駅どうし」でクレソンうどんを食べて暖まりたかったのだが、車の通行量の多さから大混雑だと思い、手前のヤマザキで補給することにした。

 そう考えた矢先、潮こんぶさんが元気よく追い抜いて行った。サドルバッグとトリコロールのメットで私のことが分かったようでお声をかけて頂きました。栄村でお会いできるはずだったのですが、ここ道志みちでようやく「初めまして」のご挨拶ができました。スタート地点へはぎりぎりの到着だったようですが、普通に到着していたらまたお会いできないところでした。

 潮こんぶさんの後ろをついて行ける足もなかったので、予定通りヤマザキショップへ吸収される。

 待望の肉まんとコーラを補給した後に一服していると、noaphonさんが走り抜けていった。次においちゃんさんが「にゃんジャージ」に身を包み、笑顔で上っていった。さらにリュウさんたちご一行がガシガシ回しながら通り過ぎていく。う~ん、みなさん道の駅へ行くのかな?


午後12時06分。道の駅はスルー

 駐車場へ入る車で大渋滞していた「道の駅どうし」はスルー。そのまま上り続ける。左のヒザが少し痛いが、適度に休憩を入れているので深刻な痛みにはならない。

 しばらく上っているとおいちゃんさんに追いついた。もしかして休憩なしでここまで上ったのかな。凄いなぁ。


午後12時35分

 この直線の上りから、ゆるやかだった坂が一気にきつくなる。カーブを4回曲がり、最後の直線は時速6~7km/h。前方を歩いている人(実はこの方は九十九青春サイクリストさんでした)をなかなか抜けない。ここが一番辛かった。


午後12時47分。山伏トンネル。ここまで88キロ

 最後の平坦部分からカーブするとようやく山伏トンネルが見えた。モリさん、いっしーさんほか、何人かが休憩中の前を通りすぎて、そのまま山中湖へ向かってダウンヒルを開始する。

 ※<その3>へ続く

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<その2>より続く



午後12時59分。山中湖

 開成を出発して5時間半あまり。ようやく山中湖までたどり着いた。ここからが富士山一周の始まりだ。って、富士山、見えないッスよ。


午後1時09分。山中湖湖畔


午後1時10分。富士山や~い。顔をみせておくれよ


午後1時10分。山中湖湖畔のサイクリングロード

 と、ブロガーらしくひと通り写真を撮り、湖畔の平坦ロードをぶっ飛ばして明神前からR138へ。

 R138からR139と続く道は大渋滞。下りなので気持ち良く走りたいところだが、なかなか前へ進めない。「道の駅富士吉田」の吉田うどんもパスか・・・。


午後1時48分。ローソン河口湖バイパス店。モリさん、いっしーさんも補給中だった

 スバルライン入口の先の、青葉200のときのPCだったローソンに入るとモリさん、いっしーさんの姿があった。あれ? さっき山伏峠で抜いたはずなのに、なんでもうここにいるんでしょうね? 不思議ですねぇ(笑)。


午後2時06分。おいちゃんさんも吸収されてきた(右のMTB)

 ここで本日一番の豪華な食事、カップヌードルとつくね棒を食べていたらおいちゃんさんも吸収されてきた。ブルベライダーは、やっぱりなじみのコンビニに寄りますよねぇ。

 下りが続いた道も、コンビニを出て鳴沢へ向かうころには上りとなる。風も強くてスピードも乗らない。少し走るのがイヤになった区間だった。
 

午後2時47分

 ひばりヶ丘交差点でR139からK71へ入ると、いきなりきつい上りが待っていた。だが、上りきった先は比較的緩やか。富士の樹海の紅葉に囲まれた道をのんびりと上っていく。これで路面状態がもっと良ければ気持ちいいんだけど・・・。


午後2時55分。本栖湖のビューポイント

 本栖湖が見渡せるビューポイントが上りのピーク。


午後2時57分。遙かに本栖湖

 残念ながら本栖湖方面は白く霞み、絶景は拝めなかった。

 さあ、ここから20キロの豪快な下りが始まるぞ!


午後3時05分、朝霧高原。富士山は雲の中

 漕がなくて40~50km/hの世界。トップギアで漕いだら60km/h以上が出るだろうが、それは怖いのでやめおく。次の上りに備えて足は休ませなくちゃ。ヘタレ親父ですからねぇ。

 痛快な下りがどこまでも続く。左手を見れば富士山! のはずが雲に隠れてるよ。富士山一周走行会なのに、富士山が見えないなんて・・・。


午後3時37分。PC2ファミリーマート上井出店に到着。ここまで141.2km

 下って下ってR139を抜けたところがPC2の上井出。着いたときは10人ほどのブルベライダーが先着して休憩していた。この方々とはゴール地点まで抜きつ抜かれつしながらも同じようなペースで走ることになる。

 補給を終えてスタートしようとしていると、おいちゃんさんが到着した。結果的においちゃんさんとはヤビツ峠のシークレットポイントを皮切りに、河口湖バイパスのコンビニも含めてすべてのPCでお会いすることができた。各PCで見せてくれるおいちゃんさんの笑顔には、いつも元気づけられる。

 そして、PC2を出た途端、思わず「おぉ!」と叫んでしまった。富士山だよ!

  ※<その4>へ続く

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<その3>より続く


午後3時42分。富士山現る!

 やっとやっと、富士山が雲の上に頭を出してくれた。

 やっぱ、にっぽんいちの山だよ。見ているだけで素直に感動する。


午後3時44分


午後3時47分


午後4時05分

 K72のアップダウンも富士山を眺めながらだと苦にならない。この日、一番気持ちのいいライドだった。


午後4時10分

 そして最後の上り区間、R469へと突入する。
 
 この道は昨年、苦しみながら上った。足つきは3度。本当にきつかった。富士山一周走行会に参加した最大の目的は、実はこのR469のリベンジだったりするのだ。

 緩くアップダウンしていた道が、やがて上り坂だけがまっすぐに延々と続くようになる。傾斜はきついわけではないが、先が見えるだけに余計に辛い。

 だが、前回上ったときよりは快調に上れているような気がする。時速も2ケタをキープし、12km/h前後で推移している。前回、最初に足つきしたところを通過。そして、ピークまでで唯一の自販機のある「○○木材富士工場」の前を余裕を持って通り過ぎる。PC2で先にスタートしたブルベライダーをひとり、またひとりとパスし、結局4人をかわしてピークの富士こどもの国へと上りきる。


午後4時53分。富士山こどもの国入り口より富士山を臨む

 夕暮れが近づいている。これがこの日の富士山の見納めだ。何枚も写真を撮っていると、さきほどパスした4人にまた抜き返された。


午後4時55分。雲の上に浮かぶ富士山

 さらば富士山。また来るよ。

 下り始めるといよいよ暗闇の世界。ヘルメットのヘッドライトを点灯するが、心細い光の量しかない。そういえば、長野600から帰って電池を替えてなかったっけ?

 実はここまでキューシートは見ないで来た。ほとんどが1度は走ったことのある道で、交差点の風景も記憶のなかにあった。しかし、ここからR246に出るまでは知らない交差点をクネクネ曲がらなくてはならない。キューシートをハンドルの前にセットしたのだが、ヘッドライトの光量が少なくてほとんど見えない。困ったな。でも何とかなるだろう。「看板のある交差点」→R496→原里小までをとりあえず覚えて発進する。

 看板のある交差点からの下りは、恐怖の闇夜のジェットコースターだった。路肩にはフタのない側溝が黒々と口を開けて待っている。白線から内側に入って少しでもふらつこうものなら、溝にはまって・・・その後は考えたくない。なので白線から車道にはみ出して下る。それも車の流れに乗るように猛スピードで。右も地獄左も地獄。緊張しっぱなしのダウンヒルだった。

 R496に出てひと安心のはずも、この道も路肩が狭い。原里小前にもなかなか出ないし、疲れた区間だった。

 K150へ合流するT字路手前の自販機で最後の補給。こどもの国の先で補給していた女性を含む3人のブルベライダーに再び抜かれたが、生土への下りでまた抜き返す。

 R246へ出ると、前にお揃いのジャージを着た6人のトレイン。その後ろに私。そして私の後ろには3人のトレインが信号で集結してしまった。何か居心地悪いな。単独は私だけだし。それに、こんなに繋がっていたんじゃ危険だ。

 6人から少し距離を置いて走り、清水橋でその6人が歩道へ渡るために信号待ちに入ったところで、予定通りに直進! ブリーフィングで直進してもいいとか何とか言っていなかったっけ? ま、走行会ということで大目に・・・。

 新鞠子橋からはコース通りに走る。こどもの国で同じように写真ストップして先にスタートしたブルベライダーがここで後ろに付いたので、やっぱり少しショートカットしたことになるのだろうか。

 キューシートが見えず交差点名も見えない状態なので、岸入口を探して交差点に出るたびに青でもスローダウンしていると、「もっと先ですよ」と後ろから神の声。ということで、ゴールまでナビゲートしてもらいました。この方にはPC2の先で富士山とのツーショットも撮って頂くなど、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 ライト類は出発前にちゃんとチェックしなくちゃいけないッスね。特にメットに付けるヘッドライトの重要性を再認識した。これがなくちゃナイトランは走れない。反省反省。
 

午後7時19分

 帰還したのは午後7時15分。11時間45分かけてヤビツ峠~道志みち~富士山を走り抜いた。


午後7時19分

   ◆サイコンによる記録(富士山一周)
       到着時間 19時15分(11時間45分)
       距離   211.98km
       平均時速 21.6km/h
       走行時間 9時間47分16秒
       最高速度 55.6km/h

 200キロだから楽に走れるかと思ったが、とんでもない。厳しいコースだった。ただ、終盤はそれほど苦しまないでも上れたし、予想では12時間以上かかると思っていたのだが11時間台で走ることができた。少しは成長したかな。富士山も最後に見ることが出来たし、楽しい走行会だった。

 でもまだ終わりじゃない。

 ウチへ帰らなきゃ。自走で・・・。

 この走行会を運営して頂いたAJ神奈川のスタッフの皆さんにお礼を言い、「自走で帰ります」というと、「家に帰るまでがブルベですよ」と暖かい励ましの声が。あと40キロあるんですがねぇ。

 最後のPC(自宅ッスね)へスタートを切った途端、noaphonさんが帰還してきた! お疲れ様、また来年ブルベで会いましょう。そういえば、noaphonさんも自走ッスね。

 朝走ったコースをそのままトレースしてR246へ。再び登坂車線を上り、アップダウンをこなして名古木へ。そして善波の登坂車線。もう緊張感もないし気は抜けているので、ヘロヘロで上る。

 自宅までが遠かった。厚木で自販機補給しているときに決心した。「もう自走で開成へは行かない」。行きはまだルンルン気分だからいいが、帰りは心が折れる。40キロはやっぱりきつかった。

  ◆サイコンによる記録(ゴール地点~自宅)
       距離   42.52km
       平均時速 19.2km/h
       走行時間 2時間12分59秒
       最高速度 46.7km/h

 自宅到着は午後10時半ごろ。トータル距離が296.99kmと300kmに3kmほど足りない。じゃあ、ってあと3キロ走る気力はもうない。風呂入って、ビール! は2本しか飲めずあっという間に昇天ッス・・・。

  ◆サイコンによる記録(3日のトータル)
       距離   296.99km
       ※07年の通算 10835.19km
              ロード 5640.46km
              BD-1  4735.00km
              MTB  424.73km
           ママチャリ  0035.00km

 これで初挑戦した今年のブルベは終了。参加したブルベはそれぞれに自分なりのドラマがあったが、なんとかすべて完走することができた。来年はもっともっと楽しみながら走れるといいな。神奈川以外に遠征するかもね(笑)。

<07年に参加したブルベ> ※富士山一周は走行会
        時間      グロス    (ネット)
伊 豆200  09時間52分  20.2km/h  (24.6km/h)
青 葉200  10時間40分  19.5km/h  (23.9km/h)
青 葉300  18時間10分  16.5km/h  (20.5km/h)
沼 津400  21時間27分  18.6km/h  (23.7km/h)
長 野600  39時間00分  15.8km/h  (20.7km/h)
富士山200  11時間45分  18.0km/h  (21.6km/h)
※ネットはサイコンをオートモードにしたときの時速、グロスは信号待ち、休憩時間を入れて計算した時速。ブルベ完走の条件はグロスで15km/h以上

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