<J1:横浜F・マリノス2-3清水エスパルス>◇第12節◇4月16日◇日産スタジアム◇観客1万6785人
2点リードから後半3失点で逆転負けした試合なんて記憶にないかもね。これで6試合白星がなく、11試合を終え1勝5分け5敗で暫定18位。降格が現実味を帯びてきた。
日が長くなったね
トリコロールギャラクシー
オレンジに染まるアウエー。いいね!
ホームゴール裏
アウエーゴール裏
前半は素晴らしいサッカーだった。パスは面白ように繋がり、スルーパスも綺麗に通る。デュエルも負けない。圧倒的に攻め続け、迎えた29分、山根陸のパスを植中朝日が相手DFを背にして落とし、走り込んだ遠野大弥が右足で鮮やかにゴールネットを揺らして先制。前半を1点リードで折り返した。
遠野先制!
さらに後半6分、こぼれ球を植中朝日が蹴り込んでリードを広げた。今季2勝目、久しぶりの勝ち点3は手に入れたも同然だと思われた。
植中追加点!
一方、清水は後半から北川航也、乾貴士、弓場将輝を投入。同時に3バックを4バックに替えてきた。これがはまり、前半とは逆にマリノスが一方的に押し込まれる展開となった。特に乾がまさに縦横無尽の活躍。どこへでも顔を出し、チャンスメークのパスを供給し、ドリブルでマリノス守備陣を翻弄し続けた。乾がボールを持つと何か起こる予感がした。36歳が試合の流れを完ぺきに変えた。
こりゃ、やばいかも。
その心配は杞憂には終わらなかった。後半9分。中原輝に見事なFKを決められて1点差とされた。朴一圭が右手に当てたがはじくことはなかった。
その後も清水の攻勢が続く。しのぎきれるのか。いや、無理だった。
後半26分、乾の左CK。ニアへのボールをジャン・クルードがまさかのオウンゴール。相手と競ってもなくフリーだったんだけどね。
同点となったが、ベンチは動かない。ようやく36分に最初の交代で、井上に替えてエウベルをピッチに送り込む。だが、その直後、右サイドで山根のトラップミスを拾った乾にドリブルで中央へ攻め込まれ、右足のミドルシュートを鮮やかに決められて逆転を許した。これまではシュートチャンスにもパスを選択していた乾だが、ここは思い切りよく振り抜き、マリノスを粉砕し、息の根を止めた。
その直後にヤン・マテウスに替わって天野純を投入したが、交代は枠を3つ残したまま試合は終了した。
試合後のホーランド監督のコメントは意味不明だった。
「キニョーネスの不在は痛手だと思っています」。それを何とかするのが監督じゃないのか。
「(9日の)川崎F戦が30秒早く終わっていれば勝利、今日も前半で終わっていれば勝利という形で、勝ち点6で上位にはいたと思うけど、現実はそうはさせてくれませんでした」。本気で言っているのか。
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