お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●BRM407青葉300km(エントリー45人(DNS9人なので出走は36人)、DNF5人、完走31人。ほかに試走での完走1人)
●月日 07年4月7日(土)
●天気 晴れのち雨
●ブルベルート あざみ野~新小倉橋~串川橋~道志みち~牧馬峠~雛鶴峠~大月~甲府~波高島~本栖みち~山中湖~道志みち~串川橋~あざみ野(上り総量は4100m)
07年4月7日 ブルベ青葉300km(A3よりデカイ!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
<その1~笹子まで>
<その2~本栖湖まで>
<その3~ゴールまで>

 天気予報は前日までは曇りだった。少なくとも雨マークはなかった。本栖湖で富士山が見えればいいな。いや、富士山が見られる可能性のある明るいうちに着ければいいなというのが、ささやかな目標だった。
 
 午前5時前に起床。午前6時前、明るい日差しが差してきたころ、あざみ野へ向かって出発する。途中、市が尾の交差点で後ろから「お早うございます」と声をかけられる。続いて「ブルベですか?」とも聞かれる。ランドナー乗りの方だった。「そうッスよ。どちらから?」と聞くと「座間です」。ウチより遠い。実はこの方は何度かPCで姿を見かけたが、その後直接話す機会は残念ながらなかった。
 

 あざみ野のスタート地点。今日はリュックをしょって走る。中にはウインドブレーカー、着替え用のインナー、ネックウオーマー、冬用の手袋など
 
 スタート地点のあざみ野に到着後、受付を終え、あざみ野駅でトイレを済ませてスタート地点に帰ると、おいちゃんさんがちょうど受付をしているところだった。「いい天気になりましたね」なんて、暢気にそのときは話した。
 
 そしてhiroさんが到着。あれ? 今日はホームゲームなのに。何でも奥さんのお許しが出たようなので、急きょ、参加することになったようだ。それにしても重そうなリュック。カッパが入っているらしい。え? 今日は降らないッスよ。と、そのときは思ったのだが、夕方になってhiroさんの先見の明に驚くことになろうとは・・・・。
 
 参加人数は40人ほど。スタート時間の午前7時少し前に全員が受け付けと車検を終わり走り始めた。
 
 前回の青葉200のときのR246は大渋滞だったが、この日は渋滞もなくスムーズに車道を走れた。お、これは幸先いいかなと喜んだのだが、麻生通りを走るころには20人以上の大集団となったためか、ペースは巡航30キロ以下で少し緩やか。300キロだからみんな抑えているのだろうか。私はその集団の最後尾あたりだったので、少し遅いかなと思いながらも、一気に前まで抜ける足もなく後ろを付いていく。
 
 しかし、逆にこれが幸いした。前回と同じコースと思っていたのだが、今回は小田急の鉄橋を渡らず手前で曲がって踏み切りを渡るコースに変わっていたようだ。キューシートが木曜の到着だったので、ちゃんと確認するヒマがあまりなかった。あれ~? と思いながらも、とりあえず前を走るみなさんに付いていく。
 
 津久井道に入り、集団の先頭にいたグループの誰ががパンクしたようで、そのグループごとストップしていた。そのころから4~5人の列車で走るようになり、やがて3人の列車となって塚場から新小倉橋を目指す。その3人のうちのひとりは、前回の青葉200で帰りの道志みちを一緒に走った方だった。
 
 新小倉橋を過ぎ、宮原交差点を右折すると道は上りにさしかかる。ここで先頭の2人にじりじり離される。上り坂はどこでも一人旅だ。
 
 上り基調のアップダウンをこなし、串川橋を右折して少し上ると第1PCだ。
 

 午前9時3分、第1PCセブンイレブン津久井青山店。37.7キロ地点。hiroさん、Vサインで余裕たっぷりッス!
 
 ここでおいちゃんさん、hiroさんと再会。でも、おいちゃんさんは私の後ろにいたような気がするし、hiroさんには「先、行きます」と言って出発したよな、確か。抜かれた覚えもないし、どうも二人とも先着しているらしいけど、なぜ? とちょっと不思議だった。ま、いっか。
 
 ところが、ここの通過時間が「8:07~9:23」。おにぎりを食べているときに、おいちゃんさんに「あと10分しかない」と言われて気が付いた。到着は9時前だったが、レシートの時間が通過時間となるので、のんびり買い物していたらあやうくタイムアウトだった。ちょっとのんびりペースだなとは感じていたが、ここで少し焦り出す。
 
 あわてて第1PCを単独でスタートし、青山から道志みちへ。そして梶野を右折して牧馬峠へ向かう。
 

 Gパンで走る!
 
 ここが最初の難関。時速は10km/hをいったりきたり。坂はこんなもんでしか登れない。
 
 すると、Gパンローディー発見! 彼は、Gパンと普通の靴でこの300キロに挑戦している。背中には重そうなリュックも。スタート地点でも、「え、参加者?」と大いに気になっていたのだが、彼は果敢に走っていた。彼の健闘を祈りながら「頑張りましょう!」と言って先へ行く(彼は見事完走したようです! すげぇ!! ケツは大丈夫なのか?)。


 牧馬峠を登坂中のhiroさん 

 次に発見したのがhiroさん。やはり重そうなリュックをしょって上っている。私と同じようにちょっとふらついているので、親しみが持てる。インを嫌ってアウトを上るのも同じ。hiroさんの跡をトレースしながら上っていき、「もうちょっとですね」と声をかけて先行させてもらう。


 牧馬峠の桜
 
 梶野側からの牧馬峠は、途中で平坦になり下りも現れる。先ほど私を抜いていった人が、その平坦部分でひと休みしているのが見えた。その人には、ピークに着く前に再び抜かれた。「あそこがピークと思ったので休んじゃったよ、あはは」。余裕ッスね、この人。
 
 その人は、大型車が通れないように設置されたゲートの先のホントのピークで再び休んでいたので、「ここがピークですよ」と教えてあげると、「うんうん」と満足そうだった。
 
 ピークからの下りは12%の坂だ。滑り止めのわっかが刻まれた道がしばらく続く。わっかが消えてからも下りはさらに続き、やがてT字路。左手に屋根にとうがらしのオブジェのある「愛ちゃんキムチ」の店が見える。ここを左折し、相模湖カントリー方面へ向かう。
 
 最初は下りだが、やがて上り基調のアップダウンが現れる。相模湖カントリーへの分岐を右へ進路を取ると、強烈な上り。それが右手にやまなみ温泉が見えるT字路にぶつかるまで続く。全体を通じて、傾斜的にはここが一番きつかったような気がする。
 
 T字路を右折し、途中の秋山方面への分岐をUターン気味に曲がる。しばらく下りが続くが、また上りが始まる。この上りの途中で、秋山方面への分岐でストップしていた若いローディーに抜かれる。実は、この方とは一緒に走る機会はなかったが、PCごとに一緒になった。ゴール地点までほぼ同じペースだったようだ。
 

 道志みちとは違った雰囲気のK35秋山付近
 
 奥牧野から秋山へと緩い坂を走る。道志みちは渓谷美だが、この道は回りを山に囲まれた田舎道。人家も途切れることなく点在していた。天気も良く、クルマもほとんど走らないのどかな道を単独で走る。
 

 雛鶴峠への途中で桜ストップ
 
 2組のカップルにパスされた。1組はツーリング中で、私を抜いた後、トンネル手前で大休憩していた。もう1組は参加者(もしかして鈴木家さん?)だったが、女性は二人とも力強くペダルを回していた。坂はダメだな、やっぱ・・・。
 
 道中、あちこちに桜が咲いていた。満開だ。こういう道を走るのは気持ちいい。
 
 桜ストップ後、後ろから一人上ってきていたので、その方に先行する形でスタートしたのだが、しばらくして振り返ると、あれ? いない。上り坂で引き離せるはずもないし、どうしたんだろう?
 
 ここまではそれほどキツイ坂はなかったが、この桜ストップから先は徐々に傾斜が厳しくなっていく。
 

 新雛鶴トンネル
 
 抜かれた参加者カップルに何とか付いていこうとしたのだが、その後ろ姿がだんだんと遠ざかる。時速は10km/h前後。う~~、辛いッス・・・。
 
 ただ、心を折らせるほどの坂はなく、一度のワインディングを乗り切るとトンネルに到着した。
 

 午前11時33分、禾生手前の第2PC。80キロ地点。hiroさん、おいちゃんさんが補給中
 
 新雛鶴トンネルからは気持ちのいい下り。これが次の第2PCまで続く。これまでコツコツとためきた貯金を一気にはき出す感じだ。後にまだまだ上りは待っているが、とりあえず至福の瞬間を少しでも楽しもう。
 
 第2PCに到着し、おにぎりをほおばっていたら、おいちゃんさん、hiroさんが相次いで到着した。
 
 ここのタイムアウトが12時24分だったので、時間的には少し盛り返したようだ。しかし、まだ80km地点。先は気が遠くなるほど長い。平地で貯金をつくり、坂でそれをはき出すという走りの私にとっては、笹子から波高島までの下り&平地で頑張るしかない。補給を済ませると、すぐ出発した。
 

 R20の桜
 
 禾生駅の前を右折して富士みちに入り、大月橋東詰交差点からR20へ。

 この日の大月からのR20は、トラックもそれほど多くなく、走りにくいというほどではなかった。途中からは笹子川も平行して流れるようになり、なかなかいい雰囲気だった。先行する3人ほどの集団に追いついたのだが、写真ストップをしているうち、当然ながらまた離されてしまった。
 

 いよいよ笹子トンネル
 
 笹子トンネル手前から坂がだんだんときつくなる。離された3人の集団がまた視界に入ってきたのだが、追いつけそうで追いつけない。できれば、トンネルは一緒に走ってもらいたい。少し頑張って上っていると、笹子トンネルまで400メートル地点に到着した。この分岐を左に行くと旧道だ。hiroさんによると「20分ぐらい余計にかかる」ということなので、時間に余裕があれば旧道でもいいのだが、今日はそうも言っていられない。
 
 3人の集団はもうトンネルに入っているだろう。仕方ない。単独で突破するか。尾灯を付け、ライトも付け、心も落ち着けて準備万端。いざ、笹子トンネルへ!

 ※その2に続きます

  ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

 にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(10|Trackback()



« 坂と風と雨の3... 今度は中3日 »
 
コメント
 
 
 
完走おめでとうございます (ぴろまろ)
2007-04-11 12:42:16
Greatです。
まるで自分まで走ったかのような感覚になる臨場感あふれるエントリーですね。
じゃあ自分も実際走ってみろって?
もうちょっと短いのありませんか?
 
 
 
完走おめでとうございます (ヒロ@いきなりロードバイク)
2007-04-11 14:47:11
こんにちは、ヒロです

レポートを読ませていただいて
私も伊豆の300のときを思い出してしまいました。

食べたエクレアも同じですし(笑)

本当におめでとうございます。
ゆっくり休んでください。

すみませんが、リンクをはらせていただいていいでしょうか

よろしくお願いします。
 
 
 
ジーンズなんですよ! (おいちゃん)
2007-04-11 20:10:45
若い方は強いです、お尻も。
この区間で休んでいるのを見たときは大丈夫かと思いましたが最後は付き合ってもらって一緒にゴールでした。
人のレポートを見ると自分の見れなかったところがわかって楽しいです。
 
 
 
おかえりなさい!! (TOMOKI)
2007-04-11 20:44:23
境川のmasaさん、無事に帰ってこれて本当に良かったです。何より300kmという行程を走りきったということがリスペクトっす!!

しっかし雨は大変でしたね~。風邪は引いてませんか?気温も山梨はかなり低いみたいですね。


私も山中湖に行ってみようかな~!少しモチベーションが落ちていたのですが、境川のmasaさんのエントリーを見たら急上昇してきましたよ☆

本当におめでとうございます!!
 
 
 
今度はご一緒に! (境川のmasa)
2007-04-12 04:32:35
>ぴろまろさん
脳内トレーニングはOKですね。
後は走るだけです(笑)
来年は青葉200から走りましょう!

>もうちょっと短いのありませんか?
ありますよ。
会津とか美ヶ原とかで10数キロのレースが。
ヒルクライムですけど・・・。
 
 
 
エクレアは (境川のmasa)
2007-04-12 04:33:47
>ヒロさん
おいちゃんさんのお勧めですから(笑)

ゴール後に「伊豆の方を走れば良かった」とスタッフの方に言ったら、「雨が凄くて、あの日も大変でしたよ。あっちも凄かったですよ」なんて言われました。お互いに厳しいブルベを完走しましたね。終わってみれば、いい思い出です。

リンクはもちろんOKです。こちらからも張らせて頂きました。
今後ともよろしくお願い致します。
富士山一周はヤビツ峠という余計なものがありますが
走った後は達成感をたっぷりと味わえると思います。
ご一緒できればいいですね。
 
 
 
ジーンズには (境川のmasa)
2007-04-12 04:34:15
>おいちゃんさん
驚きましたね。おまけにあの靴ですから。
若いってことはいいですねぇ。どんなスタイルでも走ってしまう。
形から入る年寄りは学ぶことが多いです(笑)
 
 
 
無事、帰還しました (境川のmasa)
2007-04-12 04:34:53
>TOMOKIさん
鼻水たらしながら走ってましたが(笑)、風邪は引かずにすみました。でも、日曜と月曜は疲労困憊でした。

道志みちを上って山中湖へ下るというルートはいいッスよ。
晴れていれば富士山がど~んですからね。ぜひ!

なんだが、自転車に乗るようになってから、山梨が身近に感じられるようになりました。
 
 
 
雰囲気良さそう! (yuzito)
2007-04-14 01:10:07
 牧馬峠~雛鶴峠の道、すごく雰囲気が良さそうですね。谷のなかの山伏峠のほうがこちらのほうがなんか僕好きそうです(笑)
 ジーンズ&スニーカーの若者はすごいですね。なんかこんなふうにあまり専用の道具などない人がしっかり走っているのを見ると僕はいつも感動させられちゃいます。
 
 
 
雛鶴峠 (境川のmasa)
2007-04-15 00:09:07
>yuzitoさん
私も初めて走ったのですが、気に入りました。
また行ってみたいのですが、牧馬峠を上らなくてはならないのが困ったものです。

ジーンズの彼は、牧馬峠で抜いたときに挨拶したのですが
その時点でかなりへばっていたようです。
完走は厳しいかなと思ってましたが、やっちゃいましたね。
きっと、凄い精神力の持ち主なんでしょう。
私なんて、ビンディングじゃないと坂が登れる気がしません(笑)
ま、若者は若さで、おじさんは道具で、ということで・・・
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。