私が韓国語の学習を始めたのは35歳の時ですが、当時、私が勤務していた高校が鹿児島で最初に韓国への修学旅行を実施しました。そして、私も2年生の担任をいつかすることになるので、その時は修学旅行で韓国に行ったとき簡単なあいさつ程度は韓国語でしようと思い、NHK出版の「ハングル入門」(梅田博之著)を買って自分で勉強を始めたのが最初です。学習してみたらとても面白く、1・2か月は夜中の2時・3時くらいまで勉強して、挙句の果ては体の抵抗力が弱まっていたせいか、風を引き、風薬を飲んだところその薬にあたってしまい、学校を1週間くらい休むことになってしまいました。なにはともあれ、それ以後25年間継続して「楽しい」「幸せだ」という感覚で学習してきたので、韓国語については努力して学習したという感覚でなく「楽しい」という勢いで学習してきた感じです。ただ、この時の学習方法はとてもへたな学び方をしてしまいました。テープあるいはCDを全然聞かずに、受験勉強のスタイルでただただ、教科書を読み理解するという方法で、外国語の学習としては一番やってはいけない方法でした。ですので、この自分の学習の失敗を基に、現在はコミュニケーションの基本は音だとの信念から、何度も何度もネイティブの発音を聞いて聞いて、そして発音するというスタイルで自分の学習も授業も実践しています。
「鹿児島韓国語教室アンニョンクラブ」代表 今給黎俊伸
「鹿児島韓国語教室アンニョンクラブ」代表 今給黎俊伸