こんにちは。今日からまたブログを再開しようと思っています。本日は160929(2769)をお届けします。
・おひとり様のガンの厳しさ――社会で支え合う仕組みがほしい
ボクのハラの中に居座っているのは、食道と胃の合併症による悪性ガンでした。医者によると「手術ではとれない。リンパ腺による飛び火もしているようだ。抗がん剤治療をするしかない」となりました。
しかし、抗がん剤治療にしたところで、治るわけではなく、できるだけ小さくするようにするもので、その間は抗がん剤治療も痛みは変わりません。
結局、ボクは「緩和ケア」に入ることにしました。つまり、痛くなったら、緩和ケアで少し痛みを取ってもらい、静かに「お迎え」を待つものです。
ボクの妻は、昨年亡くなりましたので、この夏に初盆でした。息子は長男と次男ですが、いずれも千葉(仕事は東京)やフランスです。だから、ほぼひとりでやるほかありません。その「緩和ケア」病棟で、先日からお世話になることになりました。その病院で、くる年を待つのです。
この年まで、社会にあまり負担をかけてはすまないな、という気持ちがありました。しかし、ひとりで過ごさないといけなくなる場合、自分が動けなくなったら、どうするか。息子たちに世話を懸けるのも、なかなか難しい。
支援センターにはいろんな人がおり、さまざまな世話になる場合もあります。それでもやはり、一人でやるほかはないのかもしれない。ただ、人間はやはり一人では生きていけないのかもしれない。多くの人と交わって、生きていくものらしい。これからは、誰かもいっていたけれどもっと社会で支え合う仕組みがほしい。