いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

An e-mail from the former Camp Crawford

2010年03月28日 12時11分33秒 | 日本事情


An aerial View of the Camp Crawford [1]
現状は最下部のgoogle地図に示す。に走る大きな路を手掛かりに新旧が対比できる。
そして、画像中心部に「ペンタゴン」が見える。

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日米関係の改変を懸念/恐怖する<エリート>?自衛隊員

3/25のニュース、「陸自幹部発言:前連隊長擁護、陸自3佐処分 防衛省、首相の発言「批判」で」
陸上自衛隊第6師団第44普通科連隊(福島市)の前連隊長が、日米同盟に関する首相発言を批判するかのような発言をしたとして処分されたことを巡り、陸自第11旅団(北海道・真駒内駐屯地)の前中隊長(3等陸佐)が先月、榛葉賀津也副防衛相らに「発言は総理の指揮、統率を乱すものではない」などと発言を擁護し、処分を批判するメールを送っていたことが分かった。[2]

属領軍の発足

処分されたと報道されている3等陸佐が所属し札幌の郊外にある陸上自衛隊第11旅団が駐屯する基地の終戦直後の航空写真が上の画像。キャンプ クロフォード 、愚記事群。自衛隊の前身、警察予備隊はマッカーサーの指令で創設された。占領政策の一策である。事実、警察予備隊は米占領軍から装備をもらって主に米占領軍の基地内で発足、訓練を行っている。もちろん自衛隊は占領解除後の国会を通った法律に基づくものではあるが、それは形式的なもので、「自衛隊」の実態的創始者は占領軍将軍マッカーサーに他ならない。

つまり今回の中隊長の3等陸佐がやったことは、"養父"たる日本政府の首相が自衛隊の"実父"の祖国・米国との関係を悪化させていると思い込んだ上での所業と解釈できる。

件の3等陸佐は"親軍隊"が60年前に開いた基地から東京にメールしたのだ。

本軍と属領軍の格差、あるいは、これこそ在日特権

勲章というのがある。その勲章には階位がある。日本ではwiki, 勲一等旭日大綬章というのがすごいらしい。もらっている人が、有栖川宮幟仁親王、岩倉具視、木戸孝允、伊藤博文、大久保利通、大隈重信、山縣有朋・・・

とにかく、えらーい人が貰う最高の勲章らしい。その勲一等旭日大綬章をあの東京大空襲のカーチス・ルメイが貰っていることは以前かいた。そして、最近知って驚いたのが、戦後在日米軍の司令官でこの勲一等旭日大綬章をもらったのが200名を超えているとのこと[3]。そして、何よりびっくりしたのが、自衛隊関係者は誰ももらっていないとのこと。自衛隊関係者が貰うのは、瑞宝章という階位。公務員がこのカテゴリーに入るとの理由で自衛隊関係者は瑞宝章をもらう。でも、瑞宝章は旭日大綬章より「格下」なのだ。

「軍人」というのは名誉だけが何よりのよりどころのはずだと思う。米軍の軍人には日本政府・日本皇室の最高の栄誉が与えられ、一方、自衛隊は格下扱い。

たしかに、西部邁が意地悪く指摘するように、自衛隊なんてのは在日米軍の属軍なのだから、この勲章の位づけはもっともではないか!(下記YouTUbe)ということなのかもしれない。

[1] Chapter 9 Occupation of Japan 1948-1950  現在リンク切れ

[2] 陸自幹部発言:前連隊長擁護、陸自3佐処分 防衛省、首相の発言「批判」で 現在リンク切れ

[3] 西部邁ゼミナール 2010年3月6日放送 現在消去




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