いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

岡本喜八 日本のいちばん長い日

2005年02月23日 07時18分35秒 | その他

映画監督、岡本喜八が死んだとウェッブのニュースで知った。映画に興味は薄いのだが、レンタルビデオ屋でへんてこなパッケージを見た。海へがらくたのような魚雷のような潜水艦ようなものでひとり出航するような映像の写真。アングラ系。その時、岡本喜八の名を知った。さっきまでアングラ映画監督と思っていた。


ウェッブニュースをクリックし経歴を見たら、なんと『日本のいちばん長い日』の監督だった。『日本のいちばん長い日』は、昭和20年8月14日から15日までの終戦イベント、具体的には玉音放送(天皇の肉声で停戦を宣言する録音盤の放送)を遂行する、を描いた映画。



このポスターをみると、カラーのようであるが、映画は白黒だったと記憶している。最初に見たのはガキンチョの時で、テレビ。2週に分けて、放映。後半が見られず、とてもくやしかった。当時はビデオなんてものはなく、もう見る機会はないのであった。長じて、30歳まじかでレンタルビデオでみた。



それで、畑中少佐を演じていたのが黒沢年男。畑中少佐は終戦に反対。映画では、阿南陸相にポツダム宣言をめぐって、文章に 「subject toとあります!」と叫んでいたシーンが印象的。しかし、別の本によれば、「畑中少佐はあの黒沢年男のように熱情的な男ではなく、冷静・知的な軍人だった」とのこと。畑中は終戦に反対し、最後はビラをつくって、市井に撒いて、最後の最後は自決。ビラを撒く軍人というのもなにか皮肉なものだ。

投稿後期:昨晩、踊るさんま御殿に黒沢が出てたのでデジカメでとって、ネタにしますた。


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