いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

1980年代初頭の日本で、ガウディーは知られていなかったという説

2013年08月04日 22時17分19秒 | 欧州紀行、事情


 ― スペイン、バルセロナのガウディー設計のカサミラの中の展示室で見学する幼いカタルーニアン ―

今年の春に出た、田澤耕、『カタルーニャを知る辞典』 (Amazon)に書いてあった;

一九八〇年前半には私を含め、ガウディーの名を知る人さえほとんどいなかった。八四年に放送された「スペイン、バルセロナ。ここは建築家アントニオ・ガウディーに会える街・・・・・・」で始まる、世紀末の雰囲気ただようサントリー・ローヤルのCMが彼を一気に有名にしたが、それでカタルーニャが注目を浴びたわけでもなかった。

ということは、epo の Goodiesは、日本であまり知られていなかったガウディーに触れた詩なんだ。 今調べたら、1980年発売だ。


http://www.kasi-time.com/item-12603.html                 Amazon

もっとも、大貫妙子の『果てしなき旅情』 (1980年発売 wiki)では、~♪~ エクスプレス 揺られていく Le Mistral ~♪~ 国境超えれば Barcelona Valencia ~♪~ と唄っている。

その頃、彼女たちの間で、バルセロナ―カタロニア ブームがあったのだろうか?

ところで、樺山紘一の 『カタロニアへの眼』 が刀水書房から出たのが、1979年だ。 "バルセロナの町  ガウディのある街"と、こってり書いてある。

それらには、何か関係があるのだろうか?

それにしても、やはり、樺山紘一が、サントリー(愚ブログの天敵である)CMの黒幕であったことは、邪推できる。

なお、、田澤耕、『カタルーニャを知る辞典』 の巻末には、「本書では数多くの参考文献を用いた。ここでは、日本語で手軽に読めるものだけを挙げておく」と但し書きで、日本語参考文献が23点挙げられている。 樺山紘一、『カタロニアへの眼』はない。 中公文庫にもなっていたし、最近、刀水書房から再販されたのに。

気づいた; ガウディー ⇔ ガウディ 、 カタルーニャ ⇔ カタロニア、 表記が違う。



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