いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

子猿をめぐる冒険 :米陸軍第11空挺師団の再興2022と再来;They shall return, again since 1947

2023年08月18日 18時23分09秒 | 日本事情

(愚ブログで They shall return は2度目となります:1度目 シカゴ・アヴェニュウーと呼ばれた日、あるいは、they shall return)


米兵のヘルメットに書かれている 11 A/B は、11th airbone, 第11空挺師師団の意味
マッカーサーと一緒に「厚木」に来たこの子猿はどこへ行った?


左端が第11空挺師師団のスイング少将

第11空挺師師団は1945年夏、マッカーサーと一緒に「厚木」飛行場に来た米軍部隊だ。その後、札幌まで行ったことは上記愚記事にある。先々週は、第11空挺師師団に所属し仙台で1年過ごした兵士の手記をみた話をした。

さて、昨日知った。第11空挺師師団(wikipedia)は1965年に休止したが、2022年に復活したのだと。そして、昨年末、日本に日米共同訓練のために来ていたのだ。知らなかった。

▼ 再興

‘Arctic Angels’ Soar Again: Inside the Rebirth of the 11th Airborne Division 

翻訳 「北極の天使」が再び舞い上がる: 第 11 空挺師団の復活の内部

  記事抜粋

陸軍第11空挺師団が再び飛行中。今回、第11空挺部隊は、第二次世界大戦や朝鮮戦争の太平洋戦域で中心的な役割を果たした同名の空挺部隊やグライダー部隊のようにジャングルで救助を行うのではなく、北極の氷の上で活動することになる。

新たに再活性化された第11空挺師団は、陸軍の第82空挺師団や第101空挺師団と同様に空挺および空襲能力を備えている

アラスカ米陸軍は陸軍の北極部隊となるために大規模な変革を行っている

記事には北極圏でのノルウエー軍との共同訓練の話が出てくる。どうやら、対露牽制戦略の一環ということらしい。

▼ 再来

第11空挺師師団は再興したばかりでなく、かつて駐屯していた千歳にも帰ってきた。かつて千歳に進駐してきたときの様子は千歳市史に見える。7,000人が進駐したとある。

去年は日米共同訓練で千歳の基地に来たが、この基地にとって自衛隊は、第11空挺師師団と比べて、新参者である。

自衛隊web site より

 ソース

1947年のthe 11th Airborne Division ↓

(おそらく)第11空挺師団の札幌入城 昭和21年(1946年)4月7日

この写真は、仙台から来たスイング中将率いる第11空挺師団の札幌入城、昭和21年(1946年)4月7日と思われる(根拠資料 千歳市)。街路樹の葉が生えていないことも4月であることと調和的である。これは、おそらく北一条通り(西4丁目)。今は、「北海道神宮」の石碑となっている。

なお、今回の米陸軍第11空挺師団の再興と再来について調べてみて、子猿の手がかりはなかった。

 

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