― 直結愚記事; チベタン中共派 ―
8年前に北京に行った時、蔵秘庵を買った。でも、そのままひとへのおみやげとした。だから、この蔵秘庵の缶ケースを開けたことはなかった。缶ケースは密着系ラップで覆われていたので、開けて見てみるだけということもできなかった。
去年、上海に行ったとき、探した。あった。買ってきた。 開けた。
缶を開けると、ひとつぶづつ袋づめ。開けると六角形の飴。味はほんのり琵琶風味。琵琶っていわれなきゃ、わからない。
■ (つづりまちがってたよ。 Yue Yew 。 あー、恥ずかしい)
Lee Kuan Yue Yew (リー クアン ユー、李光耀)さん語録 (Amazon)
愚ブログに現れたるLKYさん。
中国が台頭してきた21世紀の国際情勢の行く末をアジア筆頭の実務的知識人であるLee Kuan Yue Yew(リー クアン ユー)さんに語ってもらおうという企画。実は新規インタビューばかりでなく、これまでのLee Kuan Yue Yew(リー クアン ユー)さんのインタビューでの発言集。先日、愚ブログでも触れた(TIME誌にLKY氏のインタビューが出ているのを見た)。
Lee Kuan Yue Yew(リー クアン ユー、李光耀)さんの尊敬する政治家は、ド・ゴール(関連愚記事)、チャーチル(関連愚記事)、そして小平(関連愚記事)である。特に、小平は買っていて、天安門事件の弾圧処置を支持している。
そんなLee Kuan Yue Yew(リー クアン ユー、李光耀)さんの21世紀の世界情勢の展望に、日本はほとんど出てこない。
この日本の現状世界情勢における存在感のなさというのは、おいらのacross a deatn valley 稼業でも常日頃、感じている。なにより、across a deatn valley 稼業における、中国勢の進出と活躍は世界の注目の的である。
日本が、出てくるところといえば、「今後の10年間の世界情勢で懸念されることはなんですか?」という問いに、Lee Kuan Yue Yew(リー クアン ユー、李光耀)さんは答える部分;
第一にユーロ危機。ギリシャ問題を解決しないと、ポルトガル、スペイン、イタリア、そしてヨーロッパ全体、ひいては、(世界の中心である)米国と中国にまで害が及んでしまう。
第二に、北朝鮮問題。若い三代目の冒険主義は危険だ。
そして、第三に、日本。 日本の停滞(stagnation)が問題だ。老齢化/熟成化(ageing)が経済発展を妨げている。日本は純血主義で(it wants to maintain a pure-blooded population)、移民を受け入れないからな。
第四は中東情勢。イラン問題。
つまりは、ギリシア、北朝鮮、日本、イラン、が世界の問題児だという御認識。
中国の認識は、第二次世界大戦のときの日独のように、世界の体制を転覆させる愚は起こさず、頭をさげてこの先数十年米国とやっていくべし。そうすれば、世界はともかく、(米国にアジアから撤退してもらって)アジアの第一勢力となるであろうとの見通し。
21世紀は米国と中国の世紀である、ということは「定説」であるらしい。ちなみに、中国国内の格差問題とそれに起因するであろう中国内の動乱の可能性には言及していない。
あと、日本に言及する面白い部分がある。、毛沢東と並んで日本が言及されている。さわりを少し;
インタビュアー: あなたの戦略的思考と政策作成を形付けることとなった個人的、政治家としての経験は何か?
Lee Kuan Yue Yew (リー クアン ユー、李光耀)さん; 1942年にシンガポールに日本軍が攻めてこなけりゃ、あと1000年は大英帝国の時代が続いただろろうね。まさか日本が英国を追い出してシンガポールを征服するとは想わなかったよ。日本は私とシンガポール人を残忍な目にあわせたんだ。この時、武断(power)とは何かってわかったさ。私は、毛沢東が「権力(power)は銃口から生まれる」なんて書くずっと前から、そんなことは知ってたよ。大日本帝国のおかげでね。日本はそれを見せつけてくれたんだよ。
詳細は、また後日の記事で。