いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

実、 小と大。

2006年01月08日 19時59分44秒 | 草花野菜


行政系(?)フェミニズム実践化の方のブログ。

↓コピペ。
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いばらき男女共同参画ネット
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束ねられれば気持ちがいい
<< 作成日時 : 2005/06/23 19:11

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立ち寄った書店の「学校教育」コーナーに,産経新聞社の「国民の思想」「国民の道徳」「愛国教育を考える」といったアレ系の書籍が平積みになっていました。
なぜ一般書コーナーではなく,教育関係の書籍に置いてあるのか??とかんぐってみたくなったりして。

和田英樹氏と長谷川三千子氏の対談など, 気分が悪くなって破り捨てたくなるのを我慢しながら立ち読みしましたが,結局彼らの思想原理は「家庭」(→すなわち国家)なのですね。
記述の中にも男・女と表現すべきところを,夫・妻とか父親・母親とかの役割表現にうまくすりかえています。
読者(国民?)誰もが「経験的」かつ「感覚的」に反応するところを狙って,思考を停止させようとしています。
そうすれば考えるわずらわしさを捨てられ,これまでの価値観に依存する安心感が提供される仕組み。みんなと一緒,大きなものに束ねられていると気持ちがいいんだろうな,とは思いますが。

まさに,癒しのナショナリズム。

対談の中の「批判してはいけないこともある」という章で,明確にそのことが出ています。
「親が子どもに夜8時に寝ろといったら,それを批判してはいけない。親が寝ろといったら寝ろ!これで良いんです。」
(↑なんか,水戸黄門が印籠を掲げるシーンを思い出しちゃいました。)

説得と合意ではなく,強制と従属の関係で成り立つ社会。
その先には一体どんな未来が待っているのでしょうか???

帰り際に『婦人公論』最新号の姜 尚中「あなたの知性を呼び覚まそう」を,これまた立ち読み(買うお金がないのがツライ!)して,少し解毒しました。


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[上記、赤太字加工は、いか@]

なんか、大変そうですね。

同ブログの、【師走に考える】2004年「私の壁」 には、フェミ実践の苦労と徒労と絶望と希望が直裁に書いてある。極めて率直。こんな報告はみたことがない。この人はとても純粋でnaiveなんだと思う。茨城北部などというとんでもない「保守」的なところでフェミ説法をするとは。それは無理というもの。そういう無理をするから、ストレスたまって、論敵の本を破りたくなっちゃうのね。

それにしても、ストレスたまっていても、論敵の本を破りたくるというのは変。論敵の本こそ、読んで勉強しなきゃ。

▼で、 束ねられれば気持ちがいい ですが、ファシズムはイタリア語の<束ねる>fasicoのイズムです。ご参考まで。