alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

おもいはせの道

2012年05月30日 | フランスへの道

 去年の3月 これから私の人生はどうなるのだろうと
思っていたとき 本当は東京に行こうと考えてはいたけれど
急遽フランスに行くことにした。


 去年の6月 フランスから帰国して この先どうしようと
思ってた。 夏の間さんざん悩んで途方に暮れていたけれど
9月くらいから特にどうなることかと思っていたら
ひょんなことから影山さんに救われて クルミドで働かせてもらうことになり


 今年の6月がやってきて 本当は? ビザをもってフランスに!と
言いたいとこではあったけど それに関して弱い点は
人に指摘されるまでもなく 本当は自分ではわかってた。
夢をちょっと抱いたときに 日本の友達はどうしてなんだか
「いーじゃんやっちゃいなよー なんとかなるよー」と
ちょっと適当?なことを言い 「で?何が不安なの?」とか言ってくる。
それに対してフランス人たちは ちょっとのところで見抜いてる。
あんた、、、それはいいけど ここはちょっと弱いんじゃない?
(この姿勢は原発に対しても似ているような、、、)


 私はそんなフランス的現実主義がけっこう好きで
本当はそれを求めてたのかもしれない。日本を飛び出すのは簡単だ。
本当は 住むだけだったら そこまで難しいものじゃない。
お金と学生ビザさえあったら。だけど私は 留学初日に知ってしまった。
日本でどんなに手続きに苦労をしたって 住むこと自体は簡単なんだ
そこで何をするかが重要。そう そこで何をするのか
かつ どうやって生きて行くのか。


 パリには3万5千人から4万人ほど日本人が住んでるらしい。
そんな中で 日本とちゃんとつながっていて 日本に何かを
還元している そんな人たちなんてほんのごくわずかな人たちだけで
後の人たちは日本料理屋で働いたりとか ものすごい節約をして生きてたり
フランス語の中で苦しんでたり。パリは確かに面白いけど
いろんな苦難が待っている。そこで?子供がいたら?
そう考えると荷は重すぎた。日本でだって荷が重いのに
そもそもこれからどうやって生きていったらいいのだろう、、、


 沢山のことで自分がちょっとパンクしそうになった矢先に
私は不思議な学校に出会ってしまい その学校を創ったフランス人と
なんだかけっこう気があったうえ いろいろと説得されてしまい
うーん なるほど確かに あなたの指摘はおっしゃる通り、、、と
思っていたら 彼にこう言われてしまった。
「人生にはね 逃しちゃいけないチャンスっていうのがあるもんだ。
やってきた電車にちゃんと乗ること。僕は君がその電車だと思うんだ。」


 人生には 逃しちゃいけないチャンスがある、、、


 この学校の話をした時 私のまわりの信頼している人たちは
「それはミキのためにあるような学校だね!!」と言ってくれた。
影山さんはあまりに話がうますぎと思ったのか「大丈夫なの
その学校?ちゃんと調べた方がいいんじゃない?」とまで言っていた。
そう それほど 本当にそんなとこあるの?という
私にとっては宝の山みたいにみえる場所なんだけど
それを私じゃなくって あちらの人が私のことを
「逃しちゃいけないチャンス」だと言ってくれた。
沢山の人が「きっといい出会いだよ いいコラボレーションができるんじゃない?」と
話してくれた。これはお互いにとって いいチャンス なのだろうか
そうして私はそのチャンスを えいやっとつかんでみることにした。



 憧れ 想い おもいはせ


 高校生の時さんざん外人墓地だとか山下町とか
瀬田のインターナショナルスクールに憧れ 関係者でもないというのに
インターナショナルスクールの文化祭にまで行ったりしてた。
さんざん歩いた世田谷の瀬田。そこにはおもいはせの道という道があり
おもいはせ?って何のこと?と思いながらもよく歩いてた。
今になったらわかるけど 私はその道を歩くことで 想いを
はせることを学んだ。この人たちはどんな暮らしをしてるんだろう
どんなご飯を食べてるんだろう? 谷中の町屋から夕暮れ時に香る
お味噌汁はいったいどんな味だろう そこにはどんな家族の顔があるのだろう
憧れたカフェに喫茶店。山小屋に今ではもうなくなってしまった、早稲田の小汚い部室。
1990年代後半 まだ時代が今のようではなかったころ。
フェイスブックも何もなくて まだカセットで語学を学んでいたころ
まだだれかに気持ちを伝えるのに手紙が選択されていた時代。
私はいろんなものに憧れていた。そうしてさんざん街を歩いた。


 いつの日か、、、

 いつの日か 日仏学院であの人たちのようにパラパラと
フランス語が読めるようになれるだろうか


 いつの日か インターナショナルスクールみたいなところとお近づきになれるだろうか

 いつの日か私もインターナショナルになれるだろうか


 いつの日か、、、


 不思議なことに私が行かせてもらうことになった学校は
そんな私が想いをはせていたころからずっと存在していて
しかも私が愛した五島美術館や丸子川という小さな川の近くにあって
なんだか変な縁を感じる。一体どうしてなのだろう?



 想いをはせる 憧れる それは違う世界へのトリップだ。
いま ここになんて 私は意識を集中できてなかった
私の頭は沢山の妄想や想いでいっぱいだったかもしれない。
だけどいつか それらのことが叶うなら 憧れって
ないよりは きっとあった方がいいんじゃないか
それがいつか手に入るなら。ようやく最近 そう思う。

フランスに行くなら

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